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動天

  • どうてん
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  • 平均評点

    57.6点(15人)

  • 観たひと

    21

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1991
公開年月日 1991/1/26
上映時間 123分
製作会社 トーメン
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビー
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督舛田利雄 
脚本芦沢俊郎 
笠原和夫 
舛田利雄 
原作なかにし礼 
企画なかにし礼 
渡邊亮徳 
太刀川恒夫 
製作北村恒夫 
岡田茂 
プロデューサー二橋進吾 
佐藤雅夫 
中山正久 
撮影北坂清 
美術井川徳道 
音楽池辺晋一郎 
主題歌谷村新司:(「動天」)
録音芝氏章 
照明金子凱美 
編集市田勇 
助監督西垣吉春 
スチール中山健司 
製作協力東映京都撮影所 
NRコーポレーション 

キャスト

出演北大路欣也 中居屋重兵衛
黒木瞳 おその
島田陽子 おらん
西郷輝彦 勝海舟
三浦浩一 松田玄仲
江守徹 伊井掃部頭直弼
芦田伸介 水戸斉昭
堤大二郎 大場新八郎
佐藤忍 お春
高橋悦史 岩瀬肥後守忠震
辻沢杏子 君香
太宰由美子 ポン太
磯部勉 赤松左衛門尉範忠
平泉成 三枝勘兵衛
内藤剛志 関鉄之介
下川辰平 和泉屋善兵衛
下絛アトム 佐助

解説

江戸末期の横浜を舞台に時代の先駆者として日本の開国に大きな貢献をした一人の商人の姿を描く時代劇。脚本・監督は「社葬」の舛田利雄。共同脚本は芦沢俊郎と「浪人街(1990)」の笠原和夫。撮影は「社葬」の北坂清がそれぞれ担当。

あらすじ

安政五年(一八五八)、徳川幕府は日米通商条約を結び、横浜開港を決めた。上州郷士出身の重兵衛は、商人の道を歩みながら佐久間象山の門に学び、火薬、砲術、医学、語学等の学問に秀いで、その秀才ぶりは同門の旗本・勝海舟も一目置くほどであった。世界を相手に貿易することを目標とする重兵衛は、日本橋の店をたたんで横浜進出を決意する。幸い勝の取り計らいで、外国奉行・岩瀬肥後守が便宜を図り、広大な土地を借り受けることが出来た。重兵衛はここに外国商館に引けを取らない豪壮な館を建築中であった。そんなある日、重兵衛はやはり横浜に店を移して来た品川遊郭『春月楼』の女将・おらんに妻のおそのを店に預けて客商売のイロハを仕込んでほしいと頼む。それはやがて完成する館を世界の貿易商の社交場にし、おそのを華やかに会場を取り仕切る女主人にしようという構想からだった。そして館は完成し、銅瓦がまぶしい豪華な二階建てのその建物は早くも『銅御殿』という呼び名で親しまれた。だがそんな時、岩瀬肥後守が封建的な幕府の政策を批判したために外国の奉行職を剥奪、家禄没収の処分を受ける。さらに重兵衛も御禁制の銅瓦で屋根を茸いたことによって突然奉行所に呼び出され、“大獄”は益々猛威をふるい、世情の不安も増大した。そんな折、『中居屋』の表でイギリス水兵三名の斬殺事件が起こる。このことは国際協定により厳しく処理するとカピタンは激怒したが、死体を丁重にあつかった重兵衛とは友情の誼が結ばれた。安政六年12月、勝が遣米使節護衛艦々長としてアメリカへ渡ることになった。再会を喜ぶ重兵衛は豪胆にも三千両の金を寄贈し、立派な商船を作り、海の向こうでのびのびと貿易してみるつもりだという将来の夢を勝に語る。だが、幕府の横浜への弾圧は益々厳しくなり、商人たちが大打撃を受ける日は目前に迫っていた。やがて起こる万延元年三月三日、桜田門外の井伊大老襲撃事件。水戸烈士たちに陰から支援を送る決意に出たのも、開国日本と自由貿易を信じ続けた中居屋重兵衛の天命による行動だった。

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