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人間の條件 第3・4部

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  • 平均評点

    78.2点(130人)

  • 観たひと

    200

  • 観たいひと

    18

  • レビューの数

    23

基本情報

ジャンル 文芸
製作国 日本
製作年 1959
公開年月日 1959/11/20
上映時間 180分
製作会社 人間プロダクション=松竹
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督小林正樹 
脚色松山善三 
小林正樹 
原作五味川純平 
企画若槻繁 
製作細谷辰雄 
製作補小梶正治 
撮影宮島義勇 
美術平高主計 
音楽木下忠司 
録音西崎英雄 
照明青松明 
編集浦岡敬一 

キャスト

出演仲代達矢 
新珠三千代 美千子
佐田啓二 影山少尉
城所英夫 工藤大尉
多々良純 日野准尉
織田政雄 舟田中尉
松本克平 土肥中尉
内田良平 橋谷軍曹
青木義朗 曽我軍曹
諸角啓二郎 弘中伍長
千秋実 小野寺兵長
阿部希郎 柴田兵長
南道郎 吉田上等兵
植村謙二郎 板内上等兵
佐藤慶 新城一等兵
内藤武敏 丹下一等兵
田村保 石井一等兵
川津祐介 寺田二等兵
藤田進 鳴戸二等兵
田中邦衛 小原二等兵
柳谷寛 田ノ上二等兵
桂小金治 佐々二等兵
小瀬朗 久保二等兵
倉田マユミ 小原の女房
岩崎加根子 徳永看護婦
原泉 沢村婦長
木村天竜 大隊長
安井昌二 見習士官
重富孝男 鈴木伍長
北見治一 松島伍長
福村幸雄 河村上等兵
清村耕次 乾上等兵
井上昭文 赤星上等兵

解説

第一部・第二部に続く五味川純平の同名小説の映画化。軍隊における主人公・梶の行動を描く。脚色・松山善三、小林正樹、監督・小林正樹、撮影・宮島義勇といずれも前編と同じスタッフ。

あらすじ

◇第三部--厳寒の北満。関東軍の一部隊では、梶たち初年兵が連日厳しい訓練を受けていた。板内と吉田の上等兵は、なにかというと初年兵を殴った。美千子から、中隊長に、特殊工人斬首事件での梶の無罪を訴える手紙が来た。が、かえってそれは梶を不利な立場に追いこんだ。新城一等兵もにらまれていた。彼の兄が思想犯であったからだ。梶と新城は親しくなった。美千子が、老虎嶺から三十キロの道をやって来た。その夜、美千子は消燈ラッパを梶の胸の中で聞いた。行軍が行われ、梶の属する第三班からは、小原と佐々の二人の落伍者を出した。小原は、女郎の客引の真似を吉田から強制され、その後便所の中で自らの命を絶った。部隊は、ソ満国境に近い湿地帯に移動した。新城は板内と夜間動哨に出、板内が満人を射殺したため、新城は営倉入りを命ぜられた。その時、野火が起った。この騒ぎを見て、新城は脱走した。吉田がその後を追った。これを見てさらに梶が追った。梶と吉田は組み合い、二人は泥水の中にはまりこんだ。梶の耳には、戦友の呼ぶ声がかすかに聞えた--。◇第四部--梶が意識を取り戻したところは病院だった。吉田は病院に運ばれてから死んだ。やがて梶は、ソ連の山々を前方にひかえる国境線の青雲台地へ行った。そこで、梶は影山に再会した。彼は少尉に進級していた。梶は上等兵になった。彼が受持った初年兵の中には、二十歳そこそこの寺田二等兵がい、軍人の家庭で育った寺田は梶の言動に反抗した。梶はあい変らず古兵といざこざを演じ、これを心配した影山の計いで、土肥作業中隊に配属された。間もなく、青葉陣地は玉砕し、影山は戦死した。梶は前線に戻った。終日、台地に戦車壕を掘った。ソ連軍の戦車群が近づいた。迫る戦車に、梶は半身をのばして寺田を自分の穴にひきずりこんだ。一瞬、その背にキャタピラが地響いて通りすぎた。やがて、死んだ暗闇になった。「生きている者は出て来い、負傷者は助けてやる。答がなければ捨ててゆくぞ」と梶は叫んだ。答はなかった。梶は戦友を求めて暗闇の中へ消えて行った。

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