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かげろう絵図

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  • 平均評点

    62.4点(31人)

  • 観たひと

    49

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    14

基本情報

ジャンル 時代劇 / サスペンス・ミステリー
製作国 日本
製作年 1959
公開年月日 1959/9/27
上映時間 84分
製作会社 大映京都
配給
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督衣笠貞之助 
脚色衣笠貞之助 
犬塚稔 
原作松本清張 
企画財前定生 
製作三浦信夫 
撮影渡辺公夫 
美術西岡善信 
音楽斎藤一郎 
録音大谷厳 
照明加藤博也 

キャスト

出演市川雷蔵 島田新之助
山本富士子 登美
山本富士子 豊春
滝沢修 中野石翁
柳永二郎 大御所家斉
木暮実千代 お美代の方
河津清三郎 水野美濃守
志村喬 良庵
黒川弥太郎 島田又左衛門
阿井美千子 中年寄菊川
三田登喜子 女中霜
矢島ひろ子 お多喜の方
南左斗子 小屋頭の娘お民
千葉敏郎 沼田十三郎
伊沢一郎 将軍家慶
須賀不二夫 奥村大膳
山路義人 落合久蔵
永田靖 下村孫九郎
松本克平 瓦師六兵衛
大和七海路 火の番お蝶
加茂良子 大奥女中富佐
香川良介 美濃部筑前守
坂東簑助 脇坂淡路守
綾英美子 大奥女中須賀
浜世津子 大奥女中信乃
若杉曜子 佐島付お女中二
賀原夏子 おふみ
小林加奈枝 隣家のおせき
橘公子 表使い与根
近江輝子 表使い八重
荒木忍 林肥後守
春本富士夫 弥助
南部彰三 加藤飛騨守
光岡龍三郎 土方大治郎
水原浩一 酒井方之助
原聖四郎 水野越前守
寺島貢 大貫友次郎
市川謹也 浅田与市
伊達三郎 井関宗六
尾上栄五郎 勝見賛四郎
寺島雄作 橋番の清六
南条新太郎 竹本若狭守
葛木香一 法印中川常春院
志摩靖彦 岡部因幡守
石原須磨男 西之丸足軽
浅尾奥山 法眼栗本瑞見
横山文彦 西之丸番侍三
玉置一恵 用人結城左内
堀北幸夫 秋田玄治
福井隆次 西之丸番侍一
三浦志郎 橋上の群衆の内甲
滝川潔 橋上の群衆の内乙
越川一 橋上の群衆の内丙
沖時男 西之丸侍二
浜田雄史 石翁邸仲間風の男
小柳圭子 年輩のお女中
高原朝子 若いお女中
堀佐和子 御坊主円喜
戸村昌子 お次ぎの女中
種井信子 佐島付お女中三
谷口和子 佐島付お女中一
目黒幸子 中薩田毎
瀬古佐智子 佐島付き瑠璃

解説

東京新聞に連載中の松本清張の同名小説を映画化したもので、徳川十三代将軍跡目相続をめぐる陰謀事件を中心にした時代推理劇。「お役者鮫」のコンビ衣笠貞之助と犬塚稔が脚色し、「情炎(1959)」のコンビ衣笠貞之助が監督し、渡辺公夫が撮影した。

あらすじ

徳川十三代の家慶は将軍とは名ばかりで、実権は大御所家斉が握っていた。更に勢力をはっていたのは、家斉の愛妾お美代の方の養父中野石翁であった。一時家斉の寵を奪ったお多喜の方はお美代の方のさしがねで葬られた。その時お美代の方を助けたのがお末女中の登美であった。登美はお美代の方の庇護のもとに大奥に仕えることになった。登美は幕政の改革に大志を抱く旗本島田又左衛門の意を体して大奥に潜入すべく、お美代の方に近づいたのだ。石翁の鋭い目は登美を注目し始めた。登美には瓜二つの顔をした豊春という町娘の姉がいた。豊春は又左衛門の甥新之助とくらしていた。宿下りを許された登美には早くも尾行者があった。新之助の隣に住む町医者良庵が、ある夜、極秘の使いで呼ばれてみごもった女を診察した。女は不義を犯したお美代の方附きの中年寄菊川だった。大奥紊乱の洩れることをおそれた石翁は、菊川を殺させ、姿を変えさせて水死人よろしく隅田川に流した。良庵は往診の途上何者かに誘拐された。これを知った新之助は石翁邸に忍び込み、女の衣類を土に埋める女中たちの姿を目撃した。菊川が宿下りしたまま城に戻らないという登美の手紙をみて、新之助、又左衛門らは水死人が菊川であることを認めた。家斉が卒中で倒れた。かねてよりお美代の方の孫にあたる前田家の若君を将軍の世継ぎに立てるべく画策する石翁一味は、家斉を陥れ、家斉のお墨附きを得て喜んだ。祝盃をあげる石翁に新之助は菊川の着物をみせ、顎然とする石翁の悪事を痛烈に罵った。激怒した石翁は侍を向けたが、新之助は身軽に邸をぬけ出し、捕えられたのは新之助の身を案じて邸に忍び込んだ豊春だった。折柄、家斉危篤の報があった。救い出した豊春からこのことを聞いた新之助は邸にひき返し、今しも登城寸前の石翁の手からお墨附きの箱を奪った。警備の侍が新之助を囲んだ。江戸城は夜に入っても、総登城の行列が延々とつづいた。

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