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若き日の信長

  • わかきひののぶなが
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  • 平均評点

    65.3点(25人)

  • 観たひと

    35

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    11

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1959
公開年月日 1959/3/17
上映時間 97分
製作会社 大映京都
配給
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督森一生 
脚色八尋不二 
原作大佛次郎 
企画辻久一 
製作三浦信夫 
撮影相坂操一 
美術内藤昭 
音楽斎藤一郎 
録音林土太郎 
照明岡本健一 

キャスト

出演市川雷蔵 上総介信長
金田一敦子 弥生
青山京子 小萩
高松英郎 林美作守
北原義郎 平手五郎右衛門
舟木洋一 勘十郎信行
月田昌也 木下藤吉郎
市川染五郎 平手甚三郎
小沢栄太郎 平手中務政秀
伊沢一郎 山口九郎二郎
佐々木孝丸 大石寺覚円
清水元 岩室長門守
荒木忍 林佐渡守
香川良介 山口左馬之助
松岡良樹 平手監物
太田誠之 少年時代の信長

解説

大佛次郎の歌舞伎劇から、「遊太郎巷談」の八尋不二が脚本をものし、「人肌牡丹」の森一生が監督した時代劇。撮影は「人肌牡丹」の相坂操一。

あらすじ

戦国時代。若き織田信長は、尾張八カ郷を収め、清洲城により、駿遠三カ国の領主、今川義元と対していた。日高城主、山口左馬之助は歴代織田家に仕えていたが、今川方の優勢に屈し、内応の約束をした。娘の弥生を人質として清洲城に送ったのは、これを隠すためである。彼女を林美作守と平手五郎右衛門が出迎えた。美作守は名古屋の老臣林佐渡守の伜であり、五郎右衛門は信長の守役平手中務の長子である。信長は奇行で知られていたが、実は遠謀深慮の武将であった。林佐渡守が信長の弟信行を擁して、今川勢に降り、尾張の安全を計ろうとしていることも見抜いていたし、山口左馬之助の内通も承知していた。さらに、今度、弥生の世話係にされた腰元、小萩が織田に亡された一族の遺児であり、左渡守と通じて信長を仇とねらっていることも。諸国に、間者たちを放ったのだ。この権謀術策には足軽頭の木下藤吉郎が一役買っていた。--信長は信行をむりやり馬に乗せ、ケガをさせた。弟の体の弱さを憂えてのことであったが、いつもの乱暴とされた。先殿の三回忌法要に、信長は姿を見せなかった。--美作守は弥生に恋を打ち明けたが、彼女は信長を慕っていた。小萩は平手中務の三男、甚三郎をあやつり、信長を刺させようとする。--平手中務が自害した。信長の行動をいさめるためである。信長は遺書をつかんで男泣きに泣いた。今川の大軍が越境してきた。城門を開いた山口左馬之助は今川勢の手で斬殺された。そうなるように信長が手をうったのだ。前線の城は次々とおちた。甚三郎は盃をくむ信長のスキを狙ったが、果せなかった。中務の次男、監物はこれを知ると、小萩を斬ろうとする。そのとき、美作守などが救いに現れるが、五郎右衛門の槍に刺され、--裏切者は彼ら三兄弟に成敗されたのである。信長は弥生からその慕情を告げられた。彼は彼女のうつ鼓に合せて謡をうたい出陣の舞を一さし舞った。豪雨の中を、数十騎を連れ、桶狭間をめざして馬を駆った。今川勢は敗走し、信長は義元の首級をかかげた。

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