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こだまは呼んでいる

  • こだまはよんでいる
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  • 平均評点

    71.6点(15人)

  • 観たひと

    27

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1959
公開年月日 1959/1/23
上映時間 86分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督本多猪四郎 
脚本棚田吾郎 
製作市川久夫 
撮影芦田勇 
美術北辰雄 
音楽斎藤一郎 
録音伴利也 
照明高島利雄 
編集平一二 

キャスト

出演池部良 鍋山精造
雪村いづみ 三好タマ子
伊東隆 三好富雄
沢村いき雄 三好菊三
千石規子 三好おせん
沢村貞子 平沢孝子
藤木悠 平沢健一
左卜全 籠屋の爺さん
飯田蝶子 籠屋の姿さん
内海突破 諸田
小柳久子 瀬戸信江
横山道代 京子
由利徹 為さん
南利明 勝ちゃん
若水ヤエ子 姙婦
瀬良明 姙婦の夫
出雲八重子 夫の母親
藤尾純 バス営業所主任
八波むと志 神主
小桜京子 村の娘A
笹るみ子 村の娘B
河美智子 村の娘C
三浦敏男 書店の小店員
加藤春哉 ハイカーA
重信安宏 ハイカーB
大村千吉 ハイカーC
馬野都留子 農婦
家田佳子 花嫁
中山豊 運転手

解説

棚田吾郎のオリジナルシナリオを「東洋の怪物 大怪獣バラン」の本多猪四郎が監督したローカル色豊かな明朗篇。撮影は芦田勇。

あらすじ

山にかこまれたとある盆地を一台の古ぼけた小型バスが毎日お客さんを運んで走っている。沢をこえ峠をこえて、九十九折の狭い道を走るには熟練した車掌の誘導がものを言う。車掌は三好タマ子、明るく朗らかな村の理髪店の娘である。運転手の鍋山は村の籠屋に下宿している復員の男やもめ、ぶっきらぼうでよくタマ子をどなるが根は善良な男である。タマ子が村人に頼まれて買物をする町の店の一つ、平沢書店の息子健一はタマ子に好意をもっている。村の竜神様の祭がやって来た。竜神に扮した村の若い衆に噛まれた者は縁づくと言う。鍋山や東京の工場から帰郷していた京子が竜神に噛まれるのをタマ子は羨しく思った。突然驚くべき事が起った。この地方きって素封家である町の平沢書店がタマ子に結婚を申しこんだのである。いつの間にかタマ子を愛していた鍋山も驚いた。しかし両親に説得されて承諾したこの結婚はタマ子にとって少しも幸福ではなかった。息子にせがまれて許したものの健一の母親は身分違いのタマ子のすべてが気に入らず、辛く当った。平沢家に足入れしてから数日たった或る日、思わずタマ子の足はなつかしい村のわが家に向った。折しも村では怒って新しい車掌を途中で降してしまった鍋山が難所の峠で困っている。やがてタマ子の誘導でバスは動いた。しかし町に戻った彼女を待っていたものは平沢家の人々の冷い堪えがたい仕打ちであった。平沢家をとび出したタマ子の背後にやがて、なつかしい鍋山のバスのエンジンの響きが聞えて来た。

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日本映画紹介:こだまは呼んでいる