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捨てうり勘兵衛

  • すてうりかんべえ
  • A Rough and Love
  • ----


  • 平均評点

    74.3点(8人)

  • 観たひと

    10

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1958
公開年月日 1958/11/5
上映時間 94分
製作会社 東映京都
配給
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督マキノ雅弘 
脚色大和久守正 
原作村上浪六 
企画中村有隣 
撮影藤井晴美 
美術塚本隆治 
音楽鈴木静一 
録音藤本尚武 
照明中山治雄 
編集宮本信太郎 

キャスト

出演大友柳太朗 田島勘兵衛
大川恵子 中村鶴吉
大川恵子 志乃
里見浩太朗 松太郎
花園ひろみ 小袖
星十郎 屑屋
山形勲 川口周蔵
堀雄二 青山伊織
加賀邦男 宮永紋十郎
進藤英太郎 鬼熊
堺駿二 幸助
富久井一朗 茂公
時田一男 辰三
赤木春恵 屋台の女将
五条恵子 女中
泉春子 お松
太田優子 お竹
岡島艶子 お粂
沢田清 ならず者(イ)
楠本健二 ならず者(ロ)
吉田義夫 ならず者(ハ)
浅野光男 侍(イ)
若井緑郎 侍(ロ)
岸田一夫 鬼熊の乾分
吉井鏡子 百姓女
堀広太郎 医者

解説

村上浪六の原作を、「伊那の勘太郎」の共同脚本執筆者の一人、大和久守正が脚色、「清水港の名物男 遠州森の石松」のマキノ雅弘が監督した明朗浪人もの。撮影は「少年三国志 (二部作)」の藤井晴美。主演は「柳生旅ごよみ 女難一刀流」の大友柳太朗、「濡れ燕 くれない権八」の大川恵子、それに里見浩太郎・花園ひろみ・山形勲・堀雄二などが出演。

あらすじ

屑屋長吉の家に居候する勘兵衛という浪人、“喧嘩買入れ命安売り”と背中に看板ぶらさげて盛り場を濶歩するという、風変りな商売を開業。店開きの客となったのは、ならず者にからまれた娘歌舞伎の花形中村鶴吉。勘兵衛の剣はならず者を苦もなく追い散らし、礼金を貰うとそのまま立去った。この勘兵衛、かつては小祿ながられっきとした某藩士。相愛の女志乃が好色の藩主の目にとまり、二人の仲を裂かれて脱藩した。自害しても操を守るといった女の言葉を胸に秘め、世を捨て武士を捨てた身である。初客の鶴吉は偶然にも志乃にそっくりだった。その鶴吉は座長鬼熊の計略で旗本青山伊織の好色の犠牲にされかけたが、危いところを再び勘兵衛に救われ、彼の長屋へ匿まわれる。鶴吉は勘兵衛に惹かれていくが、勘兵衛には志乃の面影が忘れられない。一方、鬼熊は鶴吉の一番弟子小袖を再び青山に取持とうとし、小袖と相愛の松太郎を手下に斬らせる。危く逃れた松太郎は勘兵衛の長屋へ。勘兵衛は鬼熊を斬り青山一味を追払って小袖を救った。ある日勘兵衛は昔の親友川口に会い、自害したと思った志乃が生きていて藩主の寵愛を受けていることを聞く。血相変えた勘兵衛は藩主の江戸屋敷に乗込み、裏切った初恋の女の姿を自分の目で見た。「……売った……武士の意地も……何もかも……」屋敷からとび出して茫然とつぶやく勘兵衛。その勘兵衛の傍に、いまは離れまいと心にきめた鶴吉が寄りそった。

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