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大番 完結篇

  • おおばんかんけつへん
  • Mister Fortune-Maker
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  • 平均評点

    66.6点(24人)

  • 観たひと

    49

  • 観たいひと

    8

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル コメディ
製作国 日本
製作年 1958
公開年月日 1958/7/1
上映時間 103分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 疑似ステレオ
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督千葉泰樹 
脚色笠原良三 
原作獅子文六 
製作藤本真澄 
撮影西垣六郎 
美術中古智 
清水喜代志 
音楽佐藤勝 
録音小沼渡 
照明金子光男 
編集大井英史 
製作担当者川上勝太郎 
助監督小松幹雄 

キャスト

出演加東大介 赤羽丑之助
淡島千景 おまきさん
仲代達矢 新どん
原節子 有島可奈子
一の宮あつ子 老女お辰
団令子 長谷部マリ子
青山京子 梅香
中田康子 小花
塩沢登代路 テルミ
東野英治郎 チャップリンさん
有島一郎 武林
山村聡 川田
坪内美詠子 早乙女さん
伊豆肇 福島部長
清水一郎 重役A
中村哲 重役B
三原秀夫 ゴルフ仲間A
松尾文人 ゴルフ仲間B
中山豊 地場の男A
加藤茂雄 地場の男B
伊藤久哉 地場の男C
立花暎子 女給A
園田あゆみ 女給B
江島和子 女給C
生方壮児 ゴルフ場役員A
大友伸 ゴルフ場役員B
宮田羊容 水原
ロイ・ジェームス MP
大川平八郎 通訳A
南道郎 通訳B
岡豊 社員A
小杉義男 医学博士
馬野都留子 家政婦
三田照子 「揚巻」の女中
加藤春哉 社長車の運転手

解説

週間朝日に連載され話題をよんだ獅子文六の小説「大番」の映画化の第四作で、完結編である。「ぶっつけ本番」の笠原良三の脚色、「弥次喜多道中記」の千葉泰樹の監督、同じく「弥次喜多道中記」の西垣六郎の撮影、と前作と同様のスタッフ。出演者もギューちゃんの加東大介をはじめ、淡島千景・原節子・青山京子らのお馴染みの顔ぶれに、団令子・山村聡が新たに加わる。Perspecta Stereophonic Sound。

あらすじ

昭和二十四年、東京証券取引所再開。かつて兜町から旗をまいて故郷に逃げ返ったギューちゃんは、野望に燃えて再び上京。新どんの喫茶店を根城に細々と株の売買をしながら機会をねらっている。昔の仲間も集った。チャップリンさんも店に来て、パルプ株の有望性を説いた。ギューちゃんは揚巻のおまきさんを通じて伝手を求める皇国パルプの重役川田氏を訪れた。二人はたちまち意気投合、パルプ株はぐんぐん上昇した。つづいて買ったガラス株も暴騰。この勝負に全財産をつぎ込んだギューちゃんは、一億の儲けと取引所正会員証をかちとった。社屋を新築し、新どんを専務に据え、売りの角政の向うを張ったギューちゃんは、いまや兜町で押しも押されもせぬ存在だ。ゴルフもはじめた。ゴルフ場での立話から買った株が朝鮮事変の特需景気にのって、なんと十四億も儲った。ここにおいて本来の女好きも頭をもたげ、秘書のマリ子に手を出して振られるやら、キャバレーの女に入揚げるやら、おまきさんを心配させる。そのうち、夢の女性、可奈子未亡人に求婚するという挙に出た。ギューちゃんにしてみれば莫大な財産をもつ独身男という立派な理由がある。だが不幸にも彼女は結核にたおれ、ギューちゃんのあらゆる努力も甲斐なく死んでしまった。可奈子さんの死を境に、ギューちゃんの運もどうやら下向きになった。朝鮮休戦と政情不安定から株式は暴落、彼の会社も大損害をうけた。ギューちゃんの生気はとみに衰え、会社の方も放りぱなし。ゴルフ熱もさめてしまった。そんなある日、新聞でチャップリンさんの死亡記事を見つけたギューちゃんは、かつてチャップリンさんから教えられたことなど思い出した。若い日のサイトリの不撓不屈の精神を思い出した。わしの運命は相場以外にはないんだ! ギューちゃんは再びふるい立った。

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