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桃太郎侍(1957)

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  • 平均評点

    61.7点(44人)

  • 観たひと

    62

  • 観たいひと

    0

  • レビューの数

    15

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1957
公開年月日 1957/12/16
上映時間 86分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ カラー
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督三隅研次 
脚色八尋不二 
原作山手樹一郎 
企画高桑義生 
製作酒井箴 
撮影杉山公平 
美術神田孝一郎 
音楽斎藤一郎 
録音林土太郎 
照明岡本健一 
編集西田重雄 

キャスト

出演市川雷蔵 桃太郎
市川雷蔵 若木新之介
浦路洋子 百合
河津清三郎 伊賀半九郎
木暮実千代 花房小鈴
堺駿二 伊之助
杉山昌三九 鷲塚主膳
香川良介 右田外記
清水元 神島伊織
細川俊夫 大滝鉄心斎
植村謙二郎 高垣勘兵衛
荒木忍 慈海和尚
浜世津子 千代
若杉曜子 お梅の方
南条新太郎 杉田助之進
水原浩一 小川新兵衛
原聖四郎 鷲塚大学
葛木香一 医師
高倉一郎 藤井佐次馬
郷登志彦 大西虎之助
志摩靖彦 進藤儀十郎
浅尾奥山 若水讃岐守
橘公子 繁乃
小柳圭子 神島家の腰元
小松みどり 小鈴家の老婆
玉置一恵 船番所の役人
堀北幸夫 橋本五郎太
岩田正 金比羅船の乗客
山本順太 万太郎

解説

山手樹一郎の同名小説の再映画化。(前回は昭和二十七年に衣笠貞之助監督、長谷川一夫主演で製作された)今回は「鬼火駕篭」の八尋不二が脚本を書き、「三日月秘文」の三隅研次が監督、「鳴門秘帖(1957)」の杉山公平が撮影した。主演は「鬼火駕篭」の市川雷蔵、「不知火頭巾」の浦路洋子、「その夜のひめごと」の木暮実千代、「夕凪」の河津清三郎。色彩は大映カラー。

あらすじ

浅草蔵前通りを着流しの雪駄ばきで歩いて行く浪人者--桃太郎と名乗る無類の剣の使い手である。桃太郎は若木家若殿新之助と双生児だったが、双児を忌む武家の風習から里子に出され、成人してもそんな武家のならわしを蔑すみ何人にも仕官しようとはしなかった。若木家では大殿の病気をよいことに、次席家老の鷲塚が新之助を退け妾腹の子万太郎を擁して藩の実権を握ろうと企み、陰謀家伊賀半九郎に策を練らしていた。それを知った江戸家老の伊織は若殿が菩提寺に参詣するその足で帰国を願おうと考え、娘の百合を通じて桃太郎に若殿の道中の護衛を依頼した。桃太郎の正体を知らない半九郎もまた、女スリ小鈴を使って彼を味方に引き入れようとしていた。一度は百合の頼みを断った桃太郎も、若殿が毒を飲まされたことを聞くと、生家の一大事とばかり若殿の身替りとなって敵に立ち向かうことを決意した。舞台は東海道へ移った。若木家の行列を狙って叢の中から銃口が火を吹いた。だが駕篭の中で絶命していたのは若殿に毒を盛った裏切者だった。桃太郎は敵の計略を見破り少数の供とともに先行していたのだ。若殿になりすました桃太郎たちはいくたびか窮地を脱して漸く城代屋敷へ着いたが、大殿は陰謀派の掌中に取りこめられ、重態と称して会うことさえ出来なかった。半九郎からの果し状を受取った桃太郎は、敵の本拠鷲塚屋敷へ乗込んで行った。やがて半九郎が現われ短筒で彼を狙ったが、桃太郎に惚れていた小鈴が、彼をかばい、弾丸は小鈴にあたった。遂に二人は縄をかけられ離れ屋敷にくくられたまま放火されたが、小鈴は縛られた手を火中に入れて綱を焼ききり桃太郎を助け、自らはこと切れた。毒殺を計られたものの辛うじて一命はとりとめた若殿も回復し、桃太郎と初めて兄弟の名乗りを交した。ここに陰謀は水泡に帰し、新之助は世継に、桃太郎は百合を伴って素浪人にかえり江戸への帰路についた。

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