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海の野郎ども

  • うみのやろうども
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  • 平均評点

    63.0点(15人)

  • 観たひと

    26

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル アクション
製作国 日本
製作年 1957
公開年月日 1957/8/20
上映時間 86分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督新藤兼人 
脚本新藤兼人 
製作山田典吾 
絲屋寿雄 
撮影宮島義勇 
美術丸茂孝 
音楽伊福部昭 
録音古山恒夫 
照明安藤真之助 
編集近藤光雄 

キャスト

出演石原裕次郎 千鳥松
松本染升 菊浦
草薙幸二郎 
殿山泰司 どんかめ
西村晃 めっかち
ジェリー伊藤 アラブ人A
露木清 アラブ人B
鈴木国夫 アラブ人C
エディ住吉 アラブ人D
S・H・タハハ アラブ人E
フランソワ・ボーター 黒人A
弥島享 黒人B
ウォルター・ロフリン 黒人C
何長金 中国人A
申錠秀 中国人B
バンド・ライト イタリヤ人
ザバック・コレイシュ スペイン人
エドゥィン・M・キーン コック長
マリオガボーネ コックA
ダリオ コックB
ユフス・トルコ 水夫長
ハロルド・コンウェイ 船長
ロバート・S・テイタム 一等運転士
ジヨージ・ワイマン 一等機関士
ジェイス・ロビンス 二等運転士
ジョージ・テネンチェフ 二等機関士
マックラーメン 三等運転士
ウィリアム・J・ロス 三等機関士
ジョージ・A・ファーネス 船大工
J・R・テンパイ 事務長
ベルナールワーレー 無電機士
パセリ ボーイA
ムルリン ボーイB
木室郁子 パン助A
多摩桂子 パン助B
竹内洋子 パン助エミ子
梅野泰靖 デッキ・マンA
榎木兵衛 デッキ・マンB
河瀬正敏 デッキ・マンC
宇部信吉 デッキ・マンD
仲島豊 デッキ・マンE
古田祥 デッキ・マンF
伊藤康二 デッキ・マンG
荒谷甫水 デッキ・マンH
冨田浩太郎 デッキ・マンI
桜井貞治 ウインチ・マンA
山田福孝 ウインチ・マンB
川上博久 ウインチ・マンC
菅井一郎 監督A
安部徹 監督B
三浜元 監督C
武田正憲 土産物商A
小笠原章二郎 土産物商B
鶴丸睦彦 土産物商C
加納桂 理髪屋A
番場義稚 理髪屋B
池田生二 靴屋
織田政雄 診察所の医師
高瀬将敏 菊浦の乾分A
木島一郎 菊浦の乾分B
柳瀬志郎 菊浦の乾分C
深江章喜 菊浦の乾分D
重盛輝江 物売りの女
島田文子 物売りの女B
澄川透 税関吏A
長弘 税関吏B
中原啓七 税関吏C
千代京二 税関吏D
神山勝 税関吏E
水谷謙二 税関吏F
夏川大二郎 代理店長
ジョージ・E・ローリヤ 長身の紳士
ラルフ・ストーム 青年紳士
青木富夫 ぽん引きA
瀬山孝二 ぽん引きB
白井鋭 ぽん引きC
水木京一 ぽん引きD
小寺幸夫 ぽん引きE
渡のり子 代理店長の秘書
安井昌二 十一人中一人の労働者
衣笠一夫 荷粉屋(二号屋)A
藤原いし渚 荷粉屋(二号屋)B
五十嵐康雄 荷粉屋(二号屋)C
光沢でんすけ 荷粉屋(二号屋)D
柴田新 運転手
戸田春子 女人夫A
三船明子 女人夫B
佐川明子 女人夫C
鈴木益代 女人夫D
志賀夏江 マダム

解説

「殺したのは誰だ」の新藤兼人が自ら脚本・監督し、「異母兄弟」の宮島義勇が撮影したアクション・ドラマ。主演は「幕末太陽伝」の石原裕次郎、「殺したのは誰だ」の菅井一郎、「狂った関係」の安井昌二、「白夜の妖女」の木室郁子、「十七才の抵抗」の安部徹。ほかに織田政雄、殿山泰司、夏川大二郎、西村晃、多摩桂子など。それに十二カ国人が参加。

あらすじ

鉄屑を満載して東京港に錨を下ろした老朽船モンロヴィア号の甲板。アラブ人、黒人、中国人、スペイン人等の下級船員の上陸のざわめきを破って、船上起重機が唸り、荷役会社の小頭千鳥松の鉄屑荷揚げ作業員を叱咤する怒号が響く……。一方船長室には廃品回収業者のどんがめや、めっかちが船長に酒と女で取り入って真鍮部品などの闇取引をたくらんでいた。そんな或る日、彼等はずっしりと重い荷物を舷側から運び出そうとした。これを千鳥松が見とがめて、そのシートを引っぱがすと、これが真鍮の部品ばかり、しかも船長室にはパン助まで寝ころんでいる始末。これを見て黒人も、アラブ人も、中国人もついに勘忍袋の緒を切って激昂した。そして彼等は報復手段として起重機のスチームをとめてしまった。そして彼らは船長の非行を罵り、その結束をかためた。そこへ世話役の菊浦がやって来た。そして菊浦の命令で千鳥松らは、水夫長や下級船員を襲い、その間に凄じい格闘が行われた後、スチームは再び通され、作業は開始された。しかし乱闘の結果、下級船員の中には重傷者も出た。やがて千鳥松は上陸して、港湾診療所の医師を連れて帰って来た。報復を恐れる下級船員達の安緒と、信頼の微笑に迎えられて千鳥松が船室に帰って見ると、船長が医療費や食糧を水夫たちに支給するのを拒んでいるという。千鳥松は怒った。そして船長が水夫長に謝るまで作業中止を作業員達に命令した。急を知った菊浦は猛烈に怒ってやって来た。やがて水夫長らの抵抗も空しくスチームのハンドルは菊浦たちに握られてしまった。そこへ代理店長一行がやって来て、船長と一等運転士の契約解除を申渡した。数日後、岸壁で菊浦が罷業の責任をなじって千鳥松を叩きのめして去った後、商売を邪魔されて怨み骨髄の廃品回収業者が現われ、千鳥松を海中に抛り込んでしまった。しかし、彼がかつてはひどいめに遭わせたアラブ人達の小舟に彼は闇の海の中から救われた。その翌朝、モンロヴィア号は民族の垣根を越えた友愛と涙をのせて去って行った。それを見送る千鳥松の眼にも熱い涙がこみあげて来るのだった。

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