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東京の人さようなら

  • とうきょうのひとさようなら
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  • 平均評点

    60.3点(8人)

  • 観たひと

    10

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル ミュージカル
製作国 日本
製作年 1956
公開年月日 1956/6/28
上映時間 60分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督本多猪四郎 
脚本本多猪四郎 
製作竹井諒 
撮影芦田勇 
美術小川一夫 
音楽竹岡信幸 
録音長岡憲治 
照明猪原一郎 

キャスト

出演島倉千代子 島の娘千代
山田真二 大野信一
上田吉二郎 千代の父源助
本間文子 母なつ
東郷晴子 信一の母のぶ子
八島恵子 妹敏子
香川悠子 親戚の娘幸子
大山健二 漁師元村竜吉
三田照子 妻かね
伊東隆 息子良吉
石原忠 船員甚太郎
佐田豊 巡査大崎
河美智子 アンコお咲
河崎堅男 千代の叔父泰造
榊田敬二 監視人
成田孝 漁師
鈴川二郎 漁師
草間璋夫 漁師
勝本圭一郎 神官

解説

コロムビアの歌手島倉千代子が始めて映画に主演する歌謡メロドラマ。大島の風物を背景に東京の学生と島のアンコの悲恋を描く。脚本・監督は「夜間中学」の本多猪四郎、撮影は「お嬢さん登場」の芦田勇。主な出演者は島倉千代子(乙女心の十三夜)「青い芽」の山田真二「極楽大一座 アチャラカ誕生」の石原忠、他に東郷晴子、八島恵子など。

あらすじ

東京の大問屋の息子信一は体が弱いため、大学の受験を一年延して、椿が美しく咲き乱れる大島へ静養に来た。小学生時代の幼友達である島の娘千代は、ふと砂丘に寝ている信一の姿を見つけた折、胸の動悸を押えることが出来なかった。その夜の歓迎会にも千代は出席しなかった。会いたいのは山々だが、千代には勧められた縁談があり、会えば自分の気持を押えることが出来ないと知っていたからである。或る日、千代は小学生時代の唱歌を口笛で吹いている信一に出逢い、楽しい昔話に時を遇した。だが信一との仲を心配した両親によって、やがて土地の青年甚太郎と千代の婚約披露が行われた。居たたまれずに席を外した千代は、砂丘で本に読み耽る信一の姿を眺めながら思いきり泣くのだった。甚太郎が乗組む筈である竜吉の新造船も、信一の父が出した資本で進水したが、千代は町の叔父の椿油工場へ手伝いに行ってしまう。村祭りの日、千代は家に戻ると直ぐ、竜吉の家に信一を訪ねた。だが、そこにいたのは東京から信一を迎えに来た妹の敏子と、信一の許婚幸子だった。絶望の果て、砂浜にたたずむ千代の後に信一が立った。「僕が好きなのは千代ちゃんだけだ。だけど若い僕達は今すぐ結婚できない。僕が立派な社会人になるまで、きっと待っていてくれ」という信一の言葉に、千代は思わず彼の胸に顔をうづめた。やがて信一の乗った船は大島を去ってゆく。彼の手から放たれたテープの端を握った千代は、信一との誓いを心の中で叫んでいた。

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