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赤穗浪士 天の巻・地の巻

  • あこうろうしてんのまきちのまき
  • 47 Loyal Samurai
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  • 平均評点

    65.0点(44人)

  • 観たひと

    55

  • 観たいひと

    6

  • レビューの数

    17

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1956
公開年月日 1956/1/15
上映時間 150分
製作会社 東映京都
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

出演片岡千恵蔵 立花左近
月形龍之介 吉良上野介
薄田研二 堀部弥兵衛
堀雄二 堀部安兵機
原健策 片岡源五右衛門
片岡栄三郎 毛利小平太
植木基晴 吉千代
清川荘司 渋江伝蔵
百々木直 梶川与惣兵衛
神田隆 小平太の兄
月形哲之介 武林唯七
河部五郎 権太夫
加藤嘉 小野寺十内
河野秋武 目玉の金助
龍崎一郎 脇坂淡路守
進藤英太郎 蜘蛛の陣十郎
中村錦之助 小山田庄左衛門
大友柳太朗 堀田隼人
東千代之介 浅野内匠頭
小杉勇 千坂兵部
宇佐美諄 柳沢出羽守
三島雅夫 丸岡朴庵
三条雅也 大高源吾
高木二朗 片田勇之進
高松錦之助 穂積惣右衛門
明石潮 安井彦右衛門
葛木香一 牟岐平右衛門
香川良介 大野九郎兵衛
沢田清 将軍綱吉
山口勇 石屋の源六
吉田義夫 清水一学
杉狂児 松原多仲
加賀邦男 小林平七
東宮秀樹 上杉綱憲
三浦光子 大右妻りく
高千穂ひづる お仙
田代百合子 さち
浦里はるみ お柳
植木千恵 おくう
吉井待子 しのぶの女中
毛利菊枝 宗偏の妻
松浦築枝 十内の妻丹
八汐路恵子 仲居お菊
星美智子 安兵衛の妻幸
千原しのぶ 夕露太夫
喜多川千鶴 お千賀
伏見扇太郎 大石主税
市川右太衛門 大石内蔵助

解説

大佛次郎の小説を「母なき子」の共同脚色者の一人、新藤兼人が脚色、「復讐の七仮面」の松田定次が監督、「弥太郎笠(1955)」の川崎新太郎が撮影を担当した。主なる出演者は、「荒獅子判官」の片岡千恵蔵、喜多川千鶴、千原しのぶ、「あばれ振袖」の中村錦之助、「笛吹若武者」の大友柳太朗、「ふり袖小天狗」の東千代之介、「続・薩摩飛脚」の市川右太衛門、その他東映の男優陣、女優陣の大部分が出演する。

あらすじ

元禄十三年、勅使饗応役浅野内匠頭は生来の一徹さから、江戸城内で吉良上野介に斬りつけたが果さず、即刻切腹、お家断絶の処分をうけた。上野介の子綱憲の養子先、上杉家の家老千坂兵部は家臣小林平七を通して知った浪人堀田隼人と大泥棒の蜘蛛の陣十郎を、隠密として赤穂に放った。浅野家の城代家老大石内蔵助は赤穂城明け渡しを済ませると、妻子と別居し、京の遊里で放蕩三昧の明けくれを送った。浪士たちは或は江戸に、或は他藩に、それぞれの生活を求めて離散したようだが、お家の安泰を願う千坂は気を許さず、小林平七を吉良家に付け人として送るほどの用心深さだった。ひそかに大石の蹶起を待つ五十余名の同志の中にも、昼行灯の噂そのままの大石の行状に不信を抱いて脱落する者も尠くない。それでも、江戸市中では町人に身をやつして仇敵吉良家の動静を探る浪士もあった。やがて舎弟大学の取り立ての儀は許されず、主家再興の望みも全く断たれたと知って、大石は江戸に向うが、名古屋本陣での立花左近の情けほど、大石の心をうったものはなかった。一方、早くも大石の動きを察知した千坂は、隼人に大石を斬らせて将来の禍根を断とうと図った。だが隼人ほどの腕も大石には刃が立たなかった。そして隠密の仕事に懐疑を抱き始めた隼人は、師走十四日夜半、山鹿流の陣太鼓が突如、凍てついた厳冬の町に鳴り響いたとき、寝返りを打った。上杉家へ走ろうとする目明し金助を斬り伏せたのだ。かくて四十七士は首尾よく本懐をとげろことができた。もはや生きる望みを見失った隼人は、女間者お仙と姿を消した。その朝、泉岳寺に向う浪士たちを、深編笠の武家が見送っていた。それは千坂兵部であった。

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