男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

柿の木のある家

  • かきのきのあるいえ
  • We Never Let You Go
  • We Never Let You Go


  • 平均評点

    54.4点(5人)

  • 観たひと

    14

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1955
公開年月日 1955/11/15
上映時間 95分
製作会社 芸研プロ
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督古賀聖人 
監修内田吐夢 
脚色浄明寺花子 
原作壷井栄 
企画倉田文人 
北川辰幸 
製作熊谷久虎 
中田博二 
撮影岸寛身 
美術高木芳男 
音楽佐藤勝 
録音安部恒雄 
照明伴野功 

キャスト

出演上原謙 新川浩三
高峰三枝子 新川松子
小杉義雄 小松仙太郎
村瀬幸子 小松せい
丸山一夫 小松朝一
桑野みゆき 小松ナミ子
石井秀明 小松茂
中村のり子 小松ヒサノ
神代具子 小松雪江
日野めぐみ 小松鈴子
秋元富彦 小松洋
高堂国典 おじいさん
松井博子 女中ヤス
小川みな子 学友道子
小西なほみ 学友久子
盤城吉二郎 道子の父
忍節子 道子の母
春日芳子 久子の母
三島通弘 洗濯屋
滝田裕介 先生
小林十九二 獣医
山北満寿子 医者

解説

壷井栄の小説「柿の木のある家」「ともしび」「坂道」から「飛燕空手打ち」の浄明寺花子が脚色、「虹の谷」の古賀聖人が監督、撮影は岸寛身が担当した。主なる出演者は「くちづけ(1955)」第三話の上原謙、「絵島生島」の高峰三枝子、「旅路(1955)」の小杉義男、「幼きものは訴える」の村瀬幸子、「ノンちゃん雲にのる」の石井秀明、他に劇団キュウピッドの中村のり子など。

あらすじ

美しい瀬戸内海--小豆島の小高い丘に柿の木のある家が見える。ヒサノはその家で、七人きょうだいの真ン中に生れた。東京の金持ちの家に養子に行った浩三叔父夫婦には子供がないので、ヒサノが貰われて行くことになった。東京に着いたヒサノは、母の松子や女中のヤスから大事にされて幸福だった。学校で仲よしになった道子からヒサノは野良犬のテルを貰ったが、犬の嫌いな松子は捨てて来いと命じた。しかしヤスが内緒で物置に飼ってくれると約束したので、ヒサノはやっと安心した。数日後、ヒサノは姉のナミ子が近所の呉服屋へ女中にきていることを知った。浩三夫婦は自分たちの養子の姉が女中だということを近所に知られたくないので、ヒサノにかくしていたのである。その悲しみを綴り方に書いたことで、ヒサノは浩三から叱られた。テルが五匹も仔犬を産み、秋の運動会が終ったころ、易に凝っている浩三は事業の失敗をヒサノの所為にして、松子の反対するのも構わず、小豆島に帰してしまった。新しい友達と別れて、ヒサノは悲しかったが、もっと悲しかったのはいつも可愛がってくれたおじいさんが死んだことだった。一方、東京では子供ができないと諦めていた松子が姙娠していると判った。貰い子をすると子供ができるという話を思い出し、松子はヒサノのおかげだと喜んだ。まもなく夕ぐれの浜辺で、ヒサノは自分を迎えに来た浩三夫婦をめがけて、小犬のように駈け出すのであった。

関連するキネマ旬報の記事

1955年12月上旬号

日本映画批評:柿の木のある家

1955年11月上旬号

新作グラフィック:柿の木のある家

日本映画紹介:柿の木のある家