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噂の女(1954)

  • うわさのおんな
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  • 平均評点

    73.8点(94人)

  • 観たひと

    153

  • 観たいひと

    12

  • レビューの数

    23

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1954
公開年月日 1954/6/20
上映時間 83分
製作会社 大映京都
配給
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダ-ド
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督溝口健二 
脚本依田義賢 
成澤昌茂 
企画辻久一 
撮影宮川一夫 
美術水谷浩 
音楽黛敏郎 
録音大谷巌 
照明岡本健一 

キャスト

出演久我美子 馬淵雪子
大谷友右衛門 的場謙二
田中絹代 馬淵初子
進藤英太郎 原田安市
見明凡太朗 小林
田中春男 川本
十朱久雄 山田
阿井三千子 桐生太夫
峰幸子 千代
大美輝子 尾上太夫
若杉曜子 玉琴太夫
浪花千栄子 お咲
橘公子 薄雲太夫
長谷川照容 如月太夫
小柳圭子 美車太夫
前田和子 八千代太夫
上田寛 竹下
伊達三郎 中内
石原須磨男 呉服屋
河田好太郎 竹次郎
小松みどり お兼
小林加奈枝 お春
仲上小夜子 お照
久松京子 お梅

解説

「山椒大夫」の依田義賢と「花のいのちを」の成澤昌茂が脚本を書き、「山椒大夫」に次ぎ溝口健二が監督、同じく宮川一夫が撮影を担当、音楽は「昨日と明日の間」の黛敏郎が当っている。主演は「女の園」の久我美子、「股旅わらじ 恋慕笠」の大谷友右衛門、「女の暦」の田中絹代、「昨日と明日の間」の進藤英太郎、「殴り込み孫悟空」の峰幸子、阿井三千子等である。

あらすじ

京都島原の廓でただ一軒太夫の置屋とお茶屋を兼ねた、井筒屋の女将初子は、夫亡き後女手一つで太夫、仲居、女中達を切廻して商売しているが、東京の音楽学校でピアノの勉強をしていた一人娘雪子が、愛人と婚約するばかりになっていたのに突然自殺を計ったので、東京へかけつけて彼女を家へ連れ戻した。帰宅した初子は廊の若い医師的場に雪子の診察を頼んだが、彼女は頑なにそれを拒むのだった。しかし物分りのよい的場と雪子は親しく語り合った。その夜遅く太夫の一人薄雲が胃ケイレンをおこし、的場が手当てをしたが、その後で彼と二人切りになった雪子は、母の商売に疑問を持って居り、それは自分の恋の破れたのも相手が家の職業を知って破談にしたためだからだと打明けた。的場からこのことを伝えきいた初子は先祖代々の職業が娘の幸福の妨げになったという事実に大きな衝撃をうけた。初子は的場に対して恋を覚え、彼のための病院を買ってやり、彼と結婚しようとする希望であった。一方組合役員の原田は、初子との結婚を迫っていたが、彼女は勿論断っていた。ところが的場と雪子との心はその間相寄って、ある日能の見物に行った二人は接吻した。これを知った初子の心は嫉妬に燃え、逆上して雪子に辛く当るが、やがて的場に病院設立の費用を与えて身を引こうとした。だがアプレの的場の正体を知った雪子は、汚らわしいこの家の商売から離れることを諦め、的場に捨てられた衝撃から病床に着いた母に代って女将となり井筒屋の切廻しに乗り出した。

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