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金色夜叉(1954)

  • こんじきやしゃ
  • Demon of Gold
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  • 平均評点

    53.3点(3人)

  • 観たひと

    10

  • 観たいひと

    6

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル 文芸
製作国 日本
製作年 1954
公開年月日 1954/3/21
上映時間 93分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督島耕二 
脚本島耕二 
劇化川口松太郎 
原作尾崎紅葉 
企画根岸省三 
製作永田雅一 
撮影高橋通夫 
美術仲美喜雄 
音楽斎藤一郎 
録音西井憲一 
照明久保田行一 
色彩技術横田達之 

キャスト

出演山本富士子 
根上淳 貫一
信欣三 鴫沢隆三
細川ちか子 鴫沢たか
水戸光子 赤極満枝
船越英二 富山唯継
菅原謙二 荒尾譲介
早川雄二 風早
宮崎準 蒲田
武江義雄 遊佐
目黒幸子 遊佐妻
浦辺粂子 老婆とせ
遠藤哲平 箕輪
夏川静江 箕輪夫人
真杉美智子 愛子
斎藤紫香 鰐淵
山田禅二 男A
中條静夫 男B

解説

永田雅一製作になる大映第二回天然色映画(イーストマン・カラー)。尾崎紅葉の原作を川口松太郎が劇化し、「にっぽん製」の島耕二が脚本・監督を担当している。撮影は高橋通夫、色彩技術は横田達之の担当。出演者は「花の三度笠」の山本富士子、「落花の門」の根上淳、「心の日月」の菅原謙二、「鯉名の銀平(1954)」の浦辺粂子、などである。

あらすじ

箕輪邸での歌留多会で宮を見そめた富豪の富山唯継は、早速好条件で宮の両親の鴫沢夫妻に結婚を申込むが、欲に目が眩んだ夫妻は宮の許婚である貫一をそっちのけにして、いやがる宮を富山と一緒に熱海へやった。学友荒尾譲介、蒲田、風早にはげまされて貫一は慌てて熱海へ駈けつけ、宮に詰問する。宮は既に諦めていた。怒った貫一は「今月今夜のこの月を一生忘れない」という言葉を最後に去った。それから幾月--金を呪って残酷な高利貸鰐淵の手代となった貫一は、昔の学友達迄苦しめる金色夜叉の姿に変っていた。女高利貸の赤樫満枝はそうした貫一に惹かれていったが、貫一は満枝にも再会した宮にも、見向きもせず、遂に暴漢に襲われる程の非道さであった。誤った結婚をした宮も不幸だった。貫一に苦しめられて狂婆とせが、貫一の事務所に放火した晩、宮は貫一の許に駈けつけ、気を失った彼にすがりつくが、息を吹き返した貫一は宮を払いのけた。絶望した宮は火事場に残った池へ身を投げた。始めて貫一は自分が金の為に大切なものを失った事を悟り、失神している宮の名を呼んで許しを乞うた。

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