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すべてが狂ってる

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  • 平均評点

    64.6点(68人)

  • 観たひと

    105

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    14

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1960
公開年月日 1960/10/8
上映時間 72分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督鈴木清順 
脚色星川清司 
原作一条明 
企画浅田健三 
撮影萩原泉 
美術千葉一彦 
音楽三保敬太郎 
前田憲男 
録音島信雅 
照明三尾三郎 
編集鈴木晄 
製作主任栗橋正敏 
助監督藤浦敦 
記録桑原みどり 

キャスト

出演川地民夫 杉田次郎
禰津良子 谷敏美
奈良岡朋子 杉田昌代
芦田伸介 南原圭吾
中川姿子 下条悦子
伊藤孝雄 小野安夫
上野功一 中島保
山本勝 久保功一
初井言栄 母律子
沢井杏介 布目豊
吉永小百合 妹典子
市村博 江田
坂下文夫 城島
藤井昭雄 加東
仙頭哲 ヤマ
森原武範 サンちゃん
秋山忠夫 西
花柳礼奈 珠江
水野祚子 令子
石丘伸吾 渡辺
穂積隆信 飛島浩介
宮城千賀子 雪江
八代康二 温泉マークの男
夏今日子 温泉マークの女
高田栄子 遊園地の女

解説

一条明の「ハイティーン情婦」を、「俺の涙は甘くない」の星川清司が脚色し、「密航0ライン」の鈴木清順が監督した高校生もの。撮影は「爆破命令」の萩原泉。

あらすじ

今日も盛り場の暑さにうだる通りを、宮本信久をリーダーとする高校生不良グループがのし歩いていた。グループの一人杉田次郎は、昌代という母一人の家庭に育った少年である。グループにひろわれたみつるという少女に乱暴するみんなと別れて、彼は一人家に帰った。次郎にとっては家庭も冷たい場所だった。母の昌代は南原という男の世話をうけていた。そんな母が次郎には耐えられなかった。家をとびだした彼はアベックを襲って金をまきあげ、暴れた。彼等のグループの一人に敏美という次郎を愛している少女がいた。しかし彼女の愛にも次郎はこたえる気がしなかった。昌代から次郎の荒れた生活を聞いた南原は、自分たちが決して不純な関係で結ばれているのではないことを話すため、次郎をさがした。そして不良少女の一人悦子から次郎が逗子海岸に行くときき、そこに出かけた。が、その日逗子海岸にいたのは当の悦子だった。悦子は南原を誘惑した。その時、敏美から事情を聞いた次郎が母をつれて逗子にやってき、ベッドのそばで下着一つでいる悦子と南原の姿を見てしまった。南原のあとを追う母の姿に、次郎は絶望した。オープンカーを盗んだ次郎は敏美とともにスピードに狂った。途中南原が二人の姿をみてとめた。次郎は南原をスパナで殴り倒した。次郎と敏美がトラックと車を衝突させて死んだのはそれから間もなくしてだった。狂って次郎の姿をさがす母の昌代の姿をみて、誰かがつぶやいた。「現代では、人間の間に善意の通じる場所がない。すべてが狂っているんだ」と。

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1960年10月上旬秋の特別号

日本映画紹介:すべてが狂ってる