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濡れた二人

  • ぬれたふたり
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  • 平均評点

    63.4点(46人)

  • 観たひと

    73

  • 観たいひと

    9

  • レビューの数

    10

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1968
公開年月日 1968/11/30
上映時間 88分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督増村保造 
脚色山田信夫 
重森孝子 
原作笹沢左保 
企画川崎治直 
撮影小林節雄 
美術下河原友雄 
音楽林光 
録音須田武雄 
照明渡辺長治 
編集中静達治 
スチル大葉博一 

キャスト

出演若尾文子 野崎万里子
北大路欣也 鵜狩繁男
高橋悦史 野崎哲也
渚まゆみ 京江
平泉征 昌夫
町田博子 勝江
小山内淳 勝江の夫
小坂直美 チヨ子
高橋信人 チヨ子の兄
早川雄三 繁男の父
須藤恒子 繁男の祖母

解説

笹沢左操の原作『喪失の女』を「君が青春のとき」の山田信夫と重森孝子が共同で脚色し、「積木の箱」の増村保造か監督した。撮影は同じく「積木の箱」を担当した小林節夫。

あらすじ

哲也と万里子は、お互の会社勤めに忙しい日々を送っていた。そんな毎日に不満を覚える万里子は、毎年夫婦二人だけの旅行を計画して来たが、未だ実現したことはなかった。今年もまた哲也が、仕事の都合で旅行の中止を口にする始末だった。そんな夫に対する不満は、万里子をひとり旅に駆りたてた。小さな港町に降りたった万里子は、夕陽を浴びて行きかう漁船や黙々と働く若ものたちの姿を清々しい気分で眺めた。以前、万里子の実家で働いていた勝江の一家は、暖かく万里子を迎えた。だが、その歓待にもかかわらず、万里子は心の寂しさを隠すことが出来なかった。勝江に勧められるまま、万里子は哲也に電話をかけた。しかし、哲也の声は仕事の多忙を告げるのみで、万里子の最後の期待ははかなく崩れ去っていた。憤然と立ちつくす万里子に、明るい声をかけたのは繁男だった。その晩、繁男が友人の昌夫を伴って万里子を訪れた。万里子は繁男の無遠慮な態度に驚いたが話合ううちに彼の素直さに好感を抱くのだった。そこへ哲也から明日行くとの電報が届いた。繁男はいたたまれず万里子に愛を告白し、哲也は来ないと断言した。万里子は、うわべではそれを否定したものの、繁男の直情的な言動に動かされた。そして哲也との結びつきを翌日の到着に賭けるのだった。翌日、繁男と万里子、昌夫と繁男の婚約者京江の四人は駅に哲也を迎えに行った。だが、降りる乗客の中に哲也の姿はなかった。その夜、万里子は哲也に訣別の手紙を書き、翌日繁男と小船の上で結ばれた。だが、万里子が戻った時、勝江の家を哲也が訪れていた。万里子は全てを哲也に告白しそれを許した哲也は会社に帰っていった。万里子が、繁男からののしられ、哲也から離縁の知らせを受けたのは、その翌日だった。

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