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兵隊やくざ強奪

  • へいたいやくざごうだつ
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  • 平均評点

    65.5点(36人)

  • 観たひと

    64

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    10

基本情報

ジャンル 戦争
製作国 日本
製作年 1968
公開年月日 1968/10/5
上映時間 80分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督田中徳三 
脚色舟橋和郎 
吉田哲郎 
原作有馬頼義 
企画奥田久司 
撮影森田富士郎 
美術内藤昭 
音楽鏑木創 
録音海原幸夫 
照明伊藤貞一 
編集菅沼完二 
スチル小山田輝男 

キャスト

出演勝新太郎 大宮貴三郎
田村高廣 有田上等兵
佐藤友美 楊秋蘭
夏八木勲 松川大尉
江守徹 権藤兵長
千波丈太郎 田辺上等兵
金内吉男 張隊長
須賀不二男 加藤中尉
伊達三郎 梁班長
平田守 郭伝燿
川崎裕之 石井上等兵
堀北幸夫 解放軍兵士(一)
木村玄 軍曹
薮内武司 花岡上等兵
西岡弘善 大谷上等兵
小林直美 王朱令
毛利郁子 マダム
勝村淳 衛兵
山岡鋭二郎 解放軍兵士(二)
伴勇太郎 解放軍兵士(三)
黒木現 満人の若者A
森内一夫 満人の若者B

解説

有馬頼義の原作を「盛り場ブルース」の舟橋和郎と、「妖怪百物語」の青田哲郎が共同脚色し、「怪談雪女郎」の田中徳三が監督した“兵隊やくざ”シリーズ第八作。撮影は「続やくざ坊主」の森田富士郎が担当した。

あらすじ

終戦直後の満州。上官を殴り部隊を飛出した大宮と有田はゲリラに襲われた、五人の日本兵を救った。だが、その五人が上官松川大尉の十万ドルの金貨を狙う極悪兵隊とは知る由もなかった。逃亡の途中二人は、敗戦を信じぬ加藤中隊に出会った。が、そのガンコ頭を罵ったため、食糧倉庫に放り込まれてしまった。そこへ、権藤兵長ら五人組が盗みに来た。だが、食料を盗むと彼らは、さっさと引上げてしまった。心頭に怒りを発する二人を、荒縄から解放したのは野鼠だった。二人は早速加藤中尉にお礼参りをすると、銃殺寸前の美人ゲリラを救った。大宮は久しぶりに女に接して悦に入ったが、それも束の間の出来ごとだった。大宮は逃げた女を追跡したが、彼女を発見できず、捨児を拾い帰る始末だった。有田は、足手まといの赤ん坊を嫌ったが、天性子供好きの大宮は、赤ん坊を置捨てることができなかった。有田が、金貨の所在を追及している解放軍に連れ去られたのは、大宮が山羊を盗みに出掛けた時だった。大宮は、赤ん坊と山羊を連れて、有田を探した。その頃、有田は拷問を逃れ、解放軍の追跡を受けていた。大宮がその一隊に出くわして、草むらに身をひそめた時、五人組に遭遇した。解放軍に脅える五人組は、泣きじゃくる赤ん坊に刃を突きつけた。怒り狂った大宮は、五人組を一気に殴り倒した。その光景を眺めていた郭は、大宮の腕にほれこみ彼のボスに紹介した。ボスは、賭場で勝ちつづける三人を片付けた時、有田の探索を引受けようと約束した。だが、大宮が相手にした三人は解放軍だった。金貨の行方を厳しく尋問する解放軍にさすがの大宮も死を覚悟した。この窮地を助けたのは、大宮が救けた女ゲリラの秋蘭だった。大宮は秋蘭から、解放軍が松川大尉に奪われた金貨を探していることを聞くと、松川に挑み無事金貨を解放軍に届けた。やがて、有田が戻って来た。だが、内地送還最終便が去った後だった。その後に、赤ん坊を抱いて見送る二人の姿が夕陽に映えて美しかった。

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