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座頭市牢破り

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  • 平均評点

    67.0点(54人)

  • 観たひと

    105

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    17

基本情報

ジャンル 時代劇 / アクション
製作国 日本
製作年 1967
公開年月日 1967/8/12
上映時間 95分
製作会社 勝プロ=大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督山本薩夫 
脚色中島丈博 
松本孝二 
猿若清方 
原作子母沢寛 
企画伊藤武郎 
宮古とく子 
製作永田雅一 
撮影宮川一夫 
美術西岡善信 
音楽池野成 
録音林土太郎 
照明中岡源権 
編集菅沼完二 
スチル藤岡輝夫 

キャスト

出演勝新太郎 座頭市
三國連太郎 清滝の朝五郎
西村晃 須賀畝四郎
浜田ゆう子 志乃
藤岡琢也 座頭三次
石山健二郎 口入屋辰五郎
鈴木瑞穂 大原秋穂
遠藤辰雄 岩井の富蔵
細川俊之 洲の崎の仁三郎
松下達夫 山源
酒井修 貞松
三木本賀代 ゆき
早川雄三 斎藤兵庫
玉川良一 仙右衛門
古川緑九 座頭金作
鳳啓助 座頭甚助
京唄子 
守田学 羽闘の鉄
矢野宣 百姓善八
水島真哉 百姓又七
水原浩一 百姓伍平
伊達三郎 山源の番頭
木村玄 百姓房次郎
毛利郁子 せい

解説

子母沢寛の原作を、「花を喰う蟲」の中島丈博、新人の松本孝二と猿若清方の三人が共同で脚色にあたり、「にせ刑事」の山本薩夫が監督した“座頭市”シリーズ第十六作目。撮影は「ある殺し屋」の宮川一夫で、勝プロ第一回作品である。

あらすじ

一宿一飯の恩義から富蔵親分の使いに立った座頭市は、相手の朝五郎親分の気っぷのいい態度に難題をまとめることができたのだが、朝五郎を追い落す機会だと、もめごとが起るのを待っていた富蔵の反感を買った。おまけに市が、百姓を大切にする朝五郎に惚れて頼まれもしないのにインチキ賭博の人質にとられていた百姓を富蔵の手から助け出したことから、頭にきた富蔵は子分の貞松や仁三郎らに市を襲わせた。彼らが市の居合にかなうはずもなかった。市はその夜、千葉周作直伝の腕を持ちながら、国の大本は農にありと剣を捨てて土地の百姓たちと農業に励む大原秋穂を知った。大原は剣の道は虚しいと、暗に市をさとした。しかし翌日、再び市を狙う富蔵たちに、市は手向わずにはおれなかった。富蔵を斬った市は再び旅に出た。アンマ仲間に入って安らかな日々を得たいと願った市だったが、成金にへつらう盲人の世界もいやらしいものだった。そんなある日、市の前に仁三郎が現われ、関八州出役の須賀から十手を預った朝五郎が百姓を痛めつけ、仁三郎の恋人志乃を須賀の妾にされたと語った。朝五郎の人柄を知る市は耳をかさなかった。ところが数カ月後、市は女郎屋で会った志乃から彼の言葉が正しかったことを知った。百姓をたぶらかし一揆を企てたとの理由で大原が縛についているとも知った市は、急ぎ村に戻った。村は荒れはて、須賀や新興商人の山源と結託した朝五郎一家に、百姓たちは惨めな生活をしていた。朝五郎を信頼していた市にとって、これは意外なことだった。そんな市を朝五郎はせせら笑っていた。市は大原を助けようと朝五郎一家に殴り込んだが、一足ちがいに大原は江戸に送られた。その後を追った市は峠で一行に追いつき、須賀や朝五郎らと悽惨な闘いをまじえ、彼らを倒して峠を一面の血の海に染めた。市は大原を助けることができたものの、朝五郎に裏切られた。彼の心は、何か虚しく、またひとり、何処ともなく旅だっていくのだった。

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