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にせ刑事

  • にせけいじ
  • The Bogus Policeman
  • The Bogus Policeman


  • 平均評点

    65.9点(35人)

  • 観たひと

    54

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    7

基本情報

ジャンル 社会派
製作国 日本
製作年 1967
公開年月日 1967/4/29
上映時間 92分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督山本薩夫 
脚色高岩肇 
企画伊藤武郎 
宮古とく子 
撮影小林節雄 
美術間野重雄 
音楽日暮雅信 
録音須田武雄 
照明泉正蔵 
編集中静達治 
スチル薫森良民 

キャスト

出演勝新太郎 千田寅松
加東大介 千田辰蔵
吉村実子 千田酉子
姿美千子 山口美恵子
仁木多鶴子 小川雪江
伊藤雄之助 鶴見留次郎
山本学 岸鉄郎
大坂志郎 川上三郎
木村俊恵 川上富子
出川純 川上隆
北城寿太郎 梶源太郎
小山内淳 村木
工藤堅太郎 小沼
水島直哉 吉沢
高見国一 大庭
大川修 北島
丸山修 駅助役
見明凡太朗 警察署長
夏木章 主任警部
杉森麟 刑事A
喜多大八 刑事B
佐伯勇 刑事C
中条静夫 所轄署署長
北原義郎 高木警部
杉田康 泊巡査
山根圭一郎 巡査
池上綾子 看護婦
赤沢未知子 病院会計係
岡崎夏子 下宿の小母さん
目黒幸子 信夫の母
武江義雄 テレビ局員
松山新一 別のテレビ局員
森矢雄二 アナウンサー
石黒三郎 新聞記者A
河島尚真 新聞記者B
佐山真次 新聞記者C
木島進介 新聞記者D
遠藤哲平 魚屋組合役員A
隅田一男 魚屋組合役員B
滝瑛子 ルリ子
南方伸夫 結婚式の世話役
耕田久鯉子 溺れる子の母
河原侃二 タクシーを待つ老人
原田該 パトロールの警官A
岡郁二 パトロールの警官B
竹内哲郎 通行人
小杉光史 男A
石田俊介 男B
村田扶実子 ミルクプラントのおばさん
高村栄一 西門徳三郎
中原健 タクシー運転手
井上大吾 電気屋
三角八郎 チンピラ矢部
三島愛子 デパートの客

解説

「兵隊やくざ 俺にまかせろ」の高岩肇がシナリオを執筆し、「白い巨塔」の山本薩夫が監督した社会派喜劇。撮影は「女の賭場」の小林節雄。

あらすじ

下町で何代か続いた魚屋魚辰の伜、千田寅松は生一本の性格に加えて人一倍強い正義感の持主だった。子供の時からの夢であった刑事になれて数カ月のところで、彼は拳銃を紛失してしまった。それを拾ったチンピラが恐喝を働いたことから、寅松はせっかくの刑事をクビになった。これまで家業に精を出さない息子に業を煮やしていた父辰造はこのことをかえって喜んだ。だが寅松はいっこうに家業に身をいれる風もなく、相変らず街に出ては、チンピラと渡り合って正義感を発散させていた。ある日国電のホームで若い女性がグレン隊に囲まれて困っているのを見た寅松は例によって飛び出していった。彼が悪漢をはね飛ばしたはずみで、女性はちょうどホームに入ってきた電車に触れ怪我をしてしまった。彼女は山口美恵子といって幼稚園の保母をしていた。美恵子の入院中に教え子の隆が誘拐されるという事件が起った。責任を感じた寅松は、警察の動きとは別に、刑事生活のカンを活かし独自で犯人を探し出そうと決意した。数日が経って、某銀行の支店長代理である隆の父川上三郎の所に電話がかかってきた。川上がさる土建会社に五億円の不正融資をしている事実をつかんでいる犯人側は、隆の身代金を五億円とふっかけてきた。狼狽した川上は子供の生命か、銀行の名誉かと悩んだ。一方寅松は偶然、街のタクシー乗場で、いつか駅のホームで乱暴をした男、吉沢に出っくわした。ふと寅松が吉沢のポケットに目をやると、手がかりの一つである隆の愛読書「大魔神」がのぞいていた。勇みたった寅松の大奮闘の甲斐あって、ついに犯人の居どころはあばかれ、隆も救出された。この事件は融資を受けていた土建会社のライバル会社が、吉沢らを手先に使って仕組んだものだと判明した。“ニセ刑事”寅松のあっぱれな快挙をマスコミは華々しく報道し、寅松は一躍、街の英雄になった。

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