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なつかしい風来坊

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  • The Lovable Tramp
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  • 平均評点

    74.1点(64人)

  • 観たひと

    92

  • 観たいひと

    8

  • レビューの数

    13

基本情報

ジャンル コメディ
製作国 日本
製作年 1966
公開年月日 1966/11/12
上映時間 90分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督山田洋次 
脚本山田洋次 
森崎東 
製作脇田茂 
撮影高羽哲夫 
美術重田重盛 
音楽木下忠司 
録音飯島陸夫 
照明青木好文 
編集浦岡敬一 
スチル堺謙一 

キャスト

出演ハナ肇 伴源五郎
倍賞千恵子 風見愛子
有島一郎 早乙女良吉
中北千枝子 妻絹子
真山知子 娘房子
山尾哲彦 息子学
山口崇 伊達一郎
久里千春 隣の奥さん
松村達雄 林局長
市村俊幸 吉川課長補佐
鈴木瑞穂 課長
水科慶子 課員A
川村禾門 局長秘書
武智豊子 湘南電車の女
犬塚弘 押売りの男
桜井センリ 中年の巡査

解説

「おはなはん」で脚色に参加した山田洋次と、森崎東がシナリオを執筆、山田洋次が監督した人情喜劇。撮影は「男の顔は履歴書」の高羽哲夫。

あらすじ

衛生局防疫課の課長早乙女良吉と、土方の源五郎と知り合ったのは酒が取り持ったのである。同僚の送別会でしたたかに酔った良吉が、茅ケ崎の駅でタクシーを待つ間、屋台のオデン屋で一杯やっているうち、隣に座った源五郎とすっかり意気投合、あげくには家に泊めてしまったのだ。妻の絹子、娘の房子は土方の源五郎を気味わるがり、翌朝、源五郎を追い返してしまった。だが、源五郎は茅ケ崎海岸で道路工事をやっているため、ちょくちょく良吉の家にやって来た。良吉の家の前をローラ車に乗ってやってきて道路直しをしたり、押売りを追っばらったり、今ではすっかり良吉の家庭に入りこんでいた。或る日、良吉の息子の学に、土産だといって純血種の洋犬を連れて来た。知り合いの犬殺しに頼んで、保健所から薬殺寸前の犬を連れて来たのだった。学は大喜びだったが、この犬には引取人が現われた。伊達財閥で名高い伊達家の飼犬だったのだ。これが縁で房子と伊達家の長男一郎とが恋人同士になった。秋も近づいた頃、源五郎はこんど、身投娘を良吉の家にかつぎこんできた。娘は愛子といい、自殺する程の境遇ながら、性格の明るい控えめないい子だった。愛子は良吉の家にお手伝いさんとして、働くことになった。それからというもの源五郎は足繁く、良吉の家に来るようになった。どうやら愛子に惚れたらしいと睨んだ良吉は、愛子と源五郎を映画に出してやるのだった。その帰り、源五郎が愛子の手を握ろうとし、びっくりした愛子が道路下に落ちこみ、泥んこになったことからおかしくなった。絹子は、源五郎が乱暴したのではないかと言い、愛子は沈黙を守り源五郎は失踪した。暫くして愛子も良吉の家を出ていった。それから一年が過ぎた或る日、汽車の中で良吉はばったりと源五郎と逢った。そこには生れたばかりの赤ん坊を抱いた愛子の姿があった。

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