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夜霧の慕情

  • よぎりのぼじょう
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  • 平均評点

    62.9点(19人)

  • 観たひと

    24

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル アクション
製作国 日本
製作年 1966
公開年月日 1966/6/1
上映時間 92分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督松尾昭典 
脚本野上龍雄 
原案植田吾郎 
企画岩井金男 
撮影岩佐一泉 
美術中村公彦 
音楽池田正義 
録音神保小四郎 
照明藤林甲 
編集井上親弥 
スチール井本俊康 

キャスト

出演石原裕次郎 堀部良郎
桑野みゆき 宮沢亜紀
芦田伸介 中根修蔵
宍戸錠 相良潤吉
太田雅子 須藤奈美
河上信夫 須藤菊造
藤竜也 矢島耕一
二本柳寛 三村宗司
深江章喜 黒木市郎
金子信雄 久保好雄
桂小金治 国松明
鏑木はるな 国松初美
東恵美子 上田陽子
バーブ佐竹 佐田
江角英明 貝津
吉田毅 杉山
郷えい治 花輪
野呂圭介 売人野呂
山田禅二 岡本弁護士

解説

「真実の愛情を求めて 何処へ」の野上龍雄がシナリオを執筆、「二人の世界」の松尾昭典が監督したアクションもの。撮影はコンビの岩佐一泉。

あらすじ

堀部良郎は東陽会の大幹部だったが、堅気の人には親切で花売娘の奈美の面倒を見ていた。ある日、会長の中根が逮捕された。中根はその時、自分の女亜紀の面倒を見ることと、また、相良と共に組を守るようにと良郎に言い残した。だが、相良と良郎は昔から犬猿の仲だった。二人は度々衝突し、ついに良郎は、組の仕事から手を引けと、相良に言った。すると相良は旭会と組んで良郎を邪魔し始めた。良郎は亜紀に会った時から、秘かな慕情を抱くようになっていた。そんな良郎に亜紀は、中根の世話になっているのは嫌だから、一緒に逃げようと言うのだった。その頃、旭会の安価なヤクが出廻って良郎の仕事が行きづまった。探ってみると、旭会は東西製藤の久保から流してもらった睡眠薬スパMをヤクに混ぜていた。良郎もスパMを手に入れようとしたが、久保は頑強に良郎の申入れを拒んだ。このままでは旭会の勢力下におかれてしまうので良郎はあせった。ところが、間もなくあれ程頑強に拒んだ久保がOKの返事をよこした。良郎はその理由が何であるか思い当った。亜紀が久保に頼んだのだ、久保は前から亜紀に惚れていた、恐らくその代償に……。良郎は急いで亜紀に会った。その夜、二人は越えてはならない一線を越えてしまった。良郎は中根に対する悔恨に悩んだ。そんな二人の関係を感ずいたのが相良だった。会長の女に手を出した良郎を激しくなじった。そして俺が眼をつぶっていれば、誰にもわからないから、二人で逃げろと良郎に命じた。だが、良郎は自分のことは自分で仕未するからと、相良の申し出をつっぱねた。相良が邪魔な自分を、追っぱらって組を一人占めにしようとしてるのがわかっているからだ。その頃、花屋の奈美は良郎の心配をしながらも、耕一に魅かれてゆく自分の気持をいつはることができず、二人は結婚することになった。良郎はその話を聞いて喜んだ。そして子分の貝津にお祝いに行かせ、自分は亜紀の止めるのをふり切って、刑務所へ中根を迎えに出かけるのだった。そして出所した中根に打明けると、中根は怒ったが、結局二人を許してやるのだった。良郎が亜紀と旅立とうとしている時、中根が相良に殺された。良郎は亜紀を残して旭会に乗り込み、相良を倒した。だが自分もすでに深手を負っていた。亜紀のもとへとハンドルを握りながら、良郎は次第に薄れてくる意識の中で亜紀の顔を思い浮べるのだった。

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