男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

兄弟仁義

  • きょうだいじんぎ
  • ----
  • ----

amazon


  • 平均評点

    61.9点(33人)

  • 観たひと

    51

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    7

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1966
公開年月日 1966/4/23
上映時間 87分
製作会社 東映京都
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督山下耕作 
脚本村尾昭 
鈴木則文 
企画西川幸男 
俊藤浩滋 
橋本慶一 
撮影わし尾元也 
美術吉村晟 
音楽菊池俊輔 
録音野津裕男 
照明井上耕二 
編集神田忠男 
スチル深野隆 

キャスト

出演北島三郎 貴島勝次
松方弘樹 清滝勇吉
村田英雄 鳴子治三郎
宮園純子 くに
人見きよし 岩木五郎
安部徹 鬼頭鉄五郎
曽根晴美 神田儀市
佐藤京一 武井唐助
阿波地大輔 赤蟹の寅七
近江雄二郎 源太
鷹司譲紀 留吉
待田京介 黒江元三
香川良介 大岩喜之助
新川二郎 小関次郎
二宮ゆき子 おゆき
鶴田浩二 藤上栄次郎

解説

「やくざGメン 明治暗黒街」でコンビの鈴木則文と村尾昭が共同でシナリオを執筆、「花と竜 洞海湾の決闘」の山下耕作が監督した仁侠もの。撮影は「日本侠客伝 血斗神田祭」のわし尾元也。

あらすじ

時は大正時代。草間温泉は湯元の縄張りをめぐって鳴子組と鬼頭組が対立していた。通称壺振りの勝、貴島勝次と岩木五郎の二人組が鳴子組に草鞋をぬいだのはこんな時であった。勝次は生き別れの母を捜して、北海道から上州までイカサマ旅を続けているのだ。ある日、勝次のイカサマを鳴子組の代貸清滝勇吉が見破った。しかし勇吉は勝次が母を慕う気持を知ると責めるのをやめた。勇吉は鳴子組の親分治三郎に拾われ代貸しにまで育った身であった。勇吉が勝次を身内の反対にもかかわらず救えたのは、鳴子組の客分藤上栄次郎の後だてがあったからであった。勝次は勇吉のはからいで母を捜して東京に発った。だが夢にまで見た母は、立派な呉服屋の内儀におさまり、勝次を冷たく追い返した。一方湯元を卑劣な手段で手に入れようとする鬼頭組々長鉄五郎にとって、一徹な治三郎は目の上の瘤であった。こんな時に勝次のイカサマを聞き、鉄五郎は勝次の弟分五郎を強引に身内に入れて、渡世の明しを立てよと治三郎に迫まった。その頃勝次は母の仕打ちを見るにつけ、勇吉、栄次郎に肉身以上のつながりを感じ、急ぎ草間に帰った。しかし勝次をむかえたのは、鬼頭組の兇刃であった。どうせ斬られるなら鳴子組の者にと、勇吉・栄次郎の懐にころがりこんだ、血だるまになった勝次を抱いた勇吉の目に涙が、光かった。治三郎は勝次を許し、勇吉、栄次郎は兄弟分の盃を交わした。怒った鬼頭組は殺し屋黒江に治三郎を斬らせた。勇吉は、単身鬼頭組に殴り込み、警察の手に逮捕された。勝次はさびれゆく鳴子組を守り、勇吉の許婚者くにを守った。やがて勇吉が出所した。だが勇吉は、鬼頭組にのりこむため、組の解散を命じた。勝次は鬼頭組の手に入ったくにの借用書を賭けて、鉄五郎とさしの勝負を挑んだ。だが鉄五郎のイカサマを見破った勝次は、鬼頭組の手で斬られた。はやる勇吉に、栄次郎はとめに入ったが遂に、治三郎・勝次の恨みのこもったドスで鉄五郎を叩き斬った。自首する栄次郎の顔は晴ればれと冴えていた。

関連するキネマ旬報の記事

1971年8月下旬号

日本映画紹介:関東兄弟仁義・任侠

1966年5月上旬号

日本映画紹介:兄弟仁義