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河内カルメン

  • かわちかるめん
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  • 平均評点

    72.3点(81人)

  • 観たひと

    141

  • 観たいひと

    10

  • レビューの数

    19

基本情報

ジャンル ドラマ / エロス
製作国 日本
製作年 1966
公開年月日 1966/2/5
上映時間 89分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督鈴木清順 
脚色三木克巳 
原作今東光 
企画坂上静翁 
撮影峰重義 
美術木村威夫 
音楽小杉太一郎 
録音片桐登司美 
照明河野愛三 
編集鈴木晄 
スチル荻野昇 

キャスト

出演野川由美子 武田露子
伊藤るり子 武田仙子
宮城千賀子 武田きく
日野道夫 武田勇吉
和田浩治 坂由彰
大辻伺郎 勘造
川地民夫 高野誠二
桑山正一 不動院の良厳坊
嵯峨善兵 斎藤長兵衛
松尾嘉代 雪江
和田悦子 稲代
加藤洋美 和子
楠侑子 鹿島洋子
柳瀬志郎 「ダダ」のマネージャー
横田陽子 女秘書
島村謙次 課長
深町真喜子 アパートの隣の女
若葉めぐみ 女給A
森みどり 女給B
西原泰江 女給C

解説

今東光の原作を、「四つの恋の物語(1966)」の三木克巳が脚色、「刺青一代」の鈴木清順が監督した風俗もの。撮影は「三匹の野良犬」の峰重義。

あらすじ

河内のドン百姓勇造の娘麗子は、美しく豊かな肉体で村中の男を悩殺していた。中でも刷毛工場の息子で大学生の彰は、露子に夢中であったが、露子もまた彰に強く魅かれていた。が、村祭の夜、悪童らに処女を奪われ、母のきくが悪坊主良巌坊と関係するのを見た露子は、家出同然に大阪にとび出した。さて大阪に出た露子は同級生雪江の世話でバーに勤めた。いやらしい沢山の男の中で、同郷人だという勘造は露子に惣れこみ、露子のアパートに同居した。そのうち露子は鹿島洋子の誘いでフアッションモデルとして生計をたてることになった。鹿島洋子の家に移って、コーチを受ける露子は、洋子のセックスフレンドである経理士誠二から、洋子はすごい同性愛で露子は狙われていると聞かされ驚愕した。そしてある夜寝室を襲われた露子は、とうとう洋子のもとを逃げ出して、誠二の家にころがりこんだ。デパートのマネキンになった露子は、偶然彰にめぐり会い、誠二と別れて彰のアパートに移った。生駒山に温泉を掘ろうと野心を抱く彰のため、露子は誠二の力を借りて金貸斎藤長兵衛のメカケとなった。長兵衛に気に入られた露子を縁に、彰は長兵衛に借金を頼んだが断わられ、あげくに、長兵衛の趣味とするブルーフィルム製作のスターにかり出される始末。露子はそんな彰に半ば呆れ果てるのだった。そして数日後、長兵衛は事故死した。露子はマンションの権利をもらいうけ、一躍金持ちになった。彰が金のことでやくざに殺されたあと、露子は河内に着飾って帰って来た。だが母のきく、妹の仙子が良厳坊と寝る仲なのを知った露子は、良巌坊を滝のうえに、呼び出し、詰問する間、良巌坊は足をすべらして谷底に落ちた。家のゴタゴタを片づけた露子は、再び都へととび出していった。

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1966年3月上旬号

日本映画紹介:河内カルメン