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女の中にいる他人

  • おんなのなかにいるたにん
  • The Thin Line
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  • 平均評点

    74.2点(74人)

  • 観たひと

    120

  • 観たいひと

    15

  • レビューの数

    15

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1966
公開年月日 1966/1/25
上映時間 101分
製作会社 東宝
配給 東宝
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督成瀬巳喜男 
脚色井手俊郎 
原作エドワード・アタイヤ 
製作藤本真澄 
金子正且 
撮影福沢康道 
美術中古智 
音楽林光 
録音斎藤昭 
照明石井長四郎 
編集大井英史 
スチール石月美徳 

キャスト

出演小林桂樹 田代勲
新珠三千代 田代雅子
稲吉千春 田代広志
塩崎景子 田代まり子
長岡輝子 田代栄子
三橋達也 杉本隆吉
若林映子 杉本さゆり
草笛光子 加藤弓子
稲葉義男 友田警部
加東大介 酒場のマスター
黒沢年男 バーテン
十朱久雄 平井
藤木悠 黒岩
中北千枝子 千代子
田辺和佳子 野村和子
河美智子 小原雪子
伊藤久哉 記者A
小川安三 記者B
一の宮あつ子 生花の先生
佐田豊 旅館の番頭
河辺昌義 旅館の客A
鈴木治夫 旅館の客B
関千恵子 川崎夫人
毛利幸子 女中A
矢野陽子 女中B
中山豊 男A
二瓶正也 男B
浦山珠実 女A
内山みどり 女B
宮田芳子 看護婦長
庄司一郎 刑事
大塚秀男 田代に似た男
坂本晴哉 運転手
小野松枝 家政婦

解説

エドワード・アタイヤの「細い線」を「肉体の学校」の井手俊郎が脚色、「乱れる」の成瀬巳喜男が監督した心理ドラマ。撮影は「けものみち」の福沢康道。

あらすじ

梅雨がまだ明けない頃、田代勲、杉本隆吉は夕刻の赤坂で出会った。同じ鎌倉で隣り合わせに住む二人だが、田代は東京の雑誌社に勤め、杉本は横浜に建築事務所をもち、東京で顔を合わせるのは珍らしいことであった。その日杉本はたまたま東京に勤める妻のさゆりを訪ねたのだ。だが、さゆりは不在であった。その夜田代と飲んで帰宅した杉本に、さゆりの友人加藤弓子から、妻さゆりの死が伝えられた。赤坂の弓子のアパートで絞殺されたというのだ。赤坂、それは田代と杉本が偶然出会った場所である。さゆりの死は杉本家と親しいつきあいをする田代家にとっても大きなショックであった。しかもその死に方が情事の末の絞殺とあっては。さゆりの葬式の日、田代は始終誰かの視線を感じていた。弓子は田代をみつめながら記憶をたどっていた。三月頃さゆりと一緒に出て来た男は確かに田代であった。弓子は疑惑を深めていった。犯人が挙がらぬまま事件も忘れられた頃、田代は妻の雅子にさゆりと関係があったと告白した。雅子は夫の神経を餌んでいた原因をやっとのみこんだ。さゆりは情事に首を絞められて喜ぶ女であった。悌惚と頭を閉じたさゆりの細い首に田代の指が喰いこんでいった。恐ろしい出来事であった。田代は雅子に全てを話した。雅子は殺人犯のレッテルを粘られる家族のことを思い、自首することを必死にとめた。だが田代の心は再び良心の呵責にせめられた。田代はいたたまれず杉本に告白した。瞬間、事の重大さに動揺した杉本だったが、やはり杉本も家庭の平和を主張して自首をとめた。しかし田代の決心は日に日に固まっていった。“罪を隠して生きるよりも自首した父の方が人間として立派なことを子供もわかってくれるはずだ”。夫の決心を知った雅子は夫のグラスに白い薬を落した。妻として、母としての雅子にはこれ以外方策はない。女の中にいる恐ろしい他人の心が犯した冷酷な殺人であった。

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