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馬鹿が戦車でやって来る

  • ばかがたんくでやってくる
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  • 平均評点

    65.6点(85人)

  • 観たひと

    148

  • 観たいひと

    9

  • レビューの数

    16

基本情報

ジャンル コメディ / ドラマ
製作国 日本
製作年 1964
公開年月日 1964/12/26
上映時間 93分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督山田洋次 
脚色山田洋次 
原案団伊玖磨 
企画市川喜一 
製作脇田茂 
撮影高羽哲夫 
美術佐藤公信 
音楽団伊玖磨 
録音小尾幸魚 
照明戸井田康国 
編集浦岡敬一 
スチル堺謙一 

キャスト

出演松村達雄 中年の男
谷啓 若い男
東野英治郎 船頭
ハナ肇 サブ
犬塚弘 兵六
飯田蝶子 とみ
花澤徳衛 仁右衛門
菅井一郎 市之進
田武謙三 赤八
小桜京子 たね
常田富士男 九作
天草四郎 茂十
小沢昭一 郵便配達夫
渡辺篤 床屋の親爺
穂積隆信 百田巡査
岩下志麻 紀子
高橋幸治 新吾

解説

団伊玖磨の原案を「いいかげん馬鹿」の山田洋次が脚色・監督した“馬鹿シリーズ”第三作目。撮影もコンビの高羽哲夫。

あらすじ

海釣りに来た中年の男と若い男は、船頭から海辺にある“タンク根”のいわれを聞かされた。その昔日永村は変った人間ばかりが住んでいた。この村はずれに貧しい一家が住んでいた。家族は、少年戦車兵あがりで農器具の修理をしているサブと、オシで頭のよわい兵六、それにツンボの母親とみの三人暮しだ。この“汚れの一家々”といわれているサブたちは村中からのけものにされていた。村には、業つくばりの長者仁右衛門をはじめ、村会議員の市之進、セックスに明けくれる赤八、たねの夫婦。それに最近村に赴任したばかりの百田巡査などだ。なかでも仁右衛門とサブは、寄るとさわると喧嘩ばかりしていた。というのも、戦後農地解放で小作人のサブに分けてやった農地を、欲のつっぱった仁右衛門が取返そうとしているからだ。だが仁右衛門の娘紀子だけはサブ一家の味方だった。紀子は長い間病床にあったが、秋祭りが近づくころには、若い医者新吾の看病で起きあがれるようになった。やがて秋祭り。紀子は二年ぶりで村を歩いた。そんな紀子の姿を何よりも喜んだのはサブであった。紀子に誘われて全快祝いにかけつけたサブだったが、仁右衛門はにべなくサブを追い出した。腹のおさまらないサブは村中を暴れまわり、警察送りとなった。その弱みにつけこんだ市之進は、親切めかしにとみに金を貸しつけ盲判でサブの土地を抵当としてまきあげてしまった。それから数日サブの家から突然旧陸軍のタンクがとび出し、仁右衛門、市之進をはじめとして村中を踏みつぶしていった。が、その時兵六が火の見櫓で鳥の真似をして、櫓から落ちて死んだ。暴れまわったサブは、兵六の死体をタンクに乗せると、いずこともなく去っていったというのだ。--船頭の話はここで終った。

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