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幕末残酷物語

  • ばくまつざんこくものがたり
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  • 平均評点

    71.8点(58人)

  • 観たひと

    91

  • 観たいひと

    8

  • レビューの数

    11

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1964
公開年月日 1964/11/11
上映時間 99分
製作会社 東映京都
配給 東映
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督加藤泰 
脚本国弘威雄 
企画岡田茂 
玉木潤一郎 
天尾完次 
製作大川博 
撮影鈴木重平 
美術富田治郎 
音楽林光 
録音中山茂二 
照明井上善一 
編集河合勝巳 
スチール中山健司 

キャスト

出演大川橋蔵 江波三郎
河原崎長一郎 沖田総司
藤純子 さと
中村竹弥 近藤勇
西村晃 土方歳三
大友柳太朗 山南敬助
内田良平 山崎蒸
木村功 河品隆介
菅貫太郎 松永主膳
那須伸太朗 島田魁
五里兵太郎 花井豪
島田秀雄 尾関等
汐路章 竹内弥兵衛
明石潮 相原源吾
穂高稔 森蔵又次郎
片岡栄二郎 野村甲之進
中村錦司 堀田清助
博多淡海 中西登
千葉信男 奥沢栄助
上杉高也 大石鍬次郎
藤木錦之助 新井忠雄
末広恵二郎 橋本皆助
神木真寿雄 岸本安次
阿部九洲男 三田兵衛
小山田良樹 永倉新八
尾形伸之介 斎藤一
加藤浩 松原忠司
堀正夫 武田観柳斎
関根永二郎 井上源三郎
加賀邦男 谷三十郎
河村満和 藤堂平助
小田真士 阿部十郎
青木義朗 原田左之助
原田甲子郎 芹沢鴨
ナタリー春川 お梅
脇中武夫 御倉伊勢武
唐沢民賢 楠小十郎
高松錦之助 忠助
安藤薫 豊平
美松艶子 キヨ
小島恵子 マサ
山本麟一 薩摩浪人
月形哲之介 大阪浪人
村田天作 大阪浪人の朋輩
香月涼二 守護職使者
波多野博 水戸浪士
時田一男 平山五郎

解説

「愛しながらの別れ」の国弘威雄がオリジナル・シナリオを執筆「車夫遊侠伝 喧嘩辰」の加藤泰が監督した時代もの。撮影は「江戸犯罪帳 黒い爪」の鈴木重平。

あらすじ

一番隊長沖田総司に頼み込んで憧れの新選組に入った江波三郎は、組の厳しい掟と訓練に縛られながら不慣な生活を始めた。池田屋騒動以来、長州の幕府に対する反感は高まり、新選組も非常体制を敷いた。江波も沖田隊長の率いる一番隊に配属となった。ある日、監察部山崎蒸に呼ばれた新入隊士五人は、坂本竜馬、中岡慎太郎に内通するものがいる筈だときつ問された。顔を見合わす五人の中から、突如短刀をかざして山崎に迫った男は、相原であった。山崎に組伏かれた相原は、直ちに処刑と決った。近藤勇の指命でその首をはねる役が江波に決った。意外さに血の気の失せた江波の、必死に振う太刀は相原の急所をはずれ、無惨な処刑となった。近藤勇から、誰でも命令あり次第、首を斬らねばならぬと言われて江波は、隊の規律を乱した者の首斬りを、自から買って出て局長のため組のためつくすようになった。そんな江波を、沖田や、恋人のさとは意外なおももちでみつめていた。やがて長州、土佐、薩摩が連合した。それを迎撃して出陣する前夜、江波は沖田から、新選組を作ったのは、水戸藩の天狗党の残党であった芹沢鴨であったが、途中から加わった百姓上りの近藤勇、土方歳三らが地位と権力を得るために、芹沢に不意打をかけ惨殺したのだと聞かされた。しかしどんな非情な話を聞いても、江波の隊員としての気持は変らなかった。副長山南敬助、河品隆介らの脱退さわぎで組が動揺した後、出陣を前にして、江波は山崎に呼ばれ“芹沢鴨の甥だな”とつめよられた。江波は偽って新選組にもぐりこんではいたが、実は近藤の裏切りにあって死んだ芹沢の甥であることを坂本、中岡らに見込まれ、間者役をひき受けたのであった。怒り狂った近藤は、沖山に抜刀を命じた。“お前達こそ人間の悪の元兇だ”と叫ぶ江波に、沖田は涙ながらに刀を下した。出陣に勇む隊士の喚声を聞きながら、屍にさとはすがりついていつまでも鳴咽していた。

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