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仇討(1964)

  • あだうち
  • Revenge
  • ----


  • 平均評点

    72.0点(73人)

  • 観たひと

    114

  • 観たいひと

    10

  • レビューの数

    14

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1964
公開年月日 1964/11/1
上映時間 103分
製作会社 東映京都
配給 東映
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督今井正 
脚本橋本忍 
企画岡田茂 
小川貴也 
翁長孝雄 
本田延三郎 
製作大川博 
撮影中尾駿一郎 
美術鈴木孝俊 
音楽黛敏郎 
録音野津裕男 
照明和多田弘 
編集宮本信太郎 
スチル鈴木一成 

キャスト

出演中村錦之助 江崎新八
田村高廣 重兵樹
毛利菊枝 とめ
木村俊恵 ぬい
佐々木愛 みち
神山繁 奥野孫太夫
丹波哲郎 主馬
石立鉄男 辰之助
加藤嘉 丹羽伝兵衛
三津田健 片貝頼母
三島雅夫 小川光兵衛
田中春男 白木甚左衛門
信欣三 西田三郎兵衛
三田佳子 りつ
進藤英太郎 光悦
榎英明 了念
小沢昭一 小山左門
中村錦司 田原市之進
山本麟一 藤巻清兵衛
蜷川幸雄 山口哲之進
遠山金四郎 山口金兵衛
江木健二 榊原鉄馬
尾形伸之介 里村武兵衛

解説

「悪の紋章」の橋本忍のオリジナル・シナリオを「越後つついし親不知」の今井正が監督した時代もの。撮影もコンビの中尾駿一郎。

あらすじ

徳川幕府の治世下、播州脇坂藩竜野城で恒例の武器倉庫点検が行われていた。丁度通りかかった奏者番奥野孫太夫は槍の穂先の曇りをみつけ、皮肉な言葉でなじった。これを聞きとがめた江崎新八は、孫太夫と口論した。無役軽輩から侮辱された孫太夫は、新八に果し状をつきつけたが、結果は孫太夫が斬殺された。私闘と厳禁の掟を破った二人を、新八の兄馬廻り役江崎重兵衛と孫太夫の伯父丹羽伝兵衛は協議の末、乱心しての私闘届け出、新八は城下遠隔の地にある感応寺に預けられた。憤懣やるかたない新八であったが家名尊重のためと言いきかされ、いつか住職光悦との静かな生活は新八の気持を変えていった。一方奥野家では兄を殺されて、家督は継いだものの、弟主馬の心境は怒りにふるえていた。神蔭一刀流免許皆伝の腕をもつ主馬は、兄の仇をとろうと時を待ち、感応寺へ向った。心ならずも相対する新八に主馬は運悪く刀をとられ斬られた。この噂は藩内に広まり、公儀の沙汰として仇討を認めた藩は、奥野家の末弟辰之助に新八を斬らせねばならなかった。家を守るために弟を死に追いやらねばならぬ重兵衛は新八に藩命を告げた。武家の理不尽な掟に心では反抗しながらも、兄の苦衷を察した新八は、太刀の刃引きをして、幼友達辰之助に斬られる覚悟を決めていた。そんな新八を、光悦は他藩へ逃亡して人間として生きるよううながした。城下桔梗ケ原に竹矢来が組まれ、新八と辰之助は当日を迎えた。国家老片貝頼母の合図で仇討は開始された。一瞬、辰之助を間に六人の助太刀が飛び出した。死を覚悟していた新八の心は変わった。死にもの狂いで六人にたちむかった新八は、血みどろで斬りかかっていった。しかし、素手で立ちはだかった重兵衛の姿にとまどうところを、藩士の槍が新八の胸を刺した。夕闇の立ちこめる竹矢来の中に、新八の死骸に重って重兵衛の切腹したむくろが、重っていた。

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