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黒の超特急

  • くろのちょうとっきゅう
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  • 平均評点

    72.2点(72人)

  • 観たひと

    115

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    24

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1964
公開年月日 1964/10/31
上映時間 93分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督増村保造 
脚色増村保造 
白坂依志夫 
原作梶山季之 
企画藤井浩明 
撮影小林節雄 
美術下河原友雄 
音楽山内正 
録音飛田喜美雄 
照明渡辺長治 
編集中静達治 
スチル大葉博一 

キャスト

出演田宮二郎 桔梗敬一
藤由紀子 田丸陽子
船越英二 財津政義
加東大介 中江雄吉
石黒達也 工藤
町田博子 長沼博子
穂高のり子 財津の夫人
大西恭子 不動産屋の若い女
三島愛子 料亭の女中
早川雄三 加田
高村栄一 大藤
春本富士夫 小林
中条静夫 証券会社の社員
小杉光史 東西開発の事務員A
高見貫 東西開発の事務員B
真杉美智子 東西開発の事務員C
目黒幸子 隣りの奥さん
村田扶実子 煙草屋のおかみさん
酒井三郎 公団の受付
南堂正樹 公団の人事課員
杉森麟 公団の係長
大山健二 公団の守衛
上田吉二郎 旅館の主人
此木透 マンションの管理人
小山内淳 すし屋の板前
中田勉 肉屋の店員
橋本力 やくざ風な男
九段吾郎 やくざ風な男
松村若代 旅館の女中
守田学 刑事A
原田玄 刑事B
花布辰男 検事
竹内哲郎 超特急の客

解説

梶山季之原作『夢の超特急』を「卍(まんじ)(1964)」の増村保造と「嘘(1963)」の白坂依志夫が共同で脚色、増村保造が監督した黒シリーズの一篇。撮影もコンビの小林節雄。

あらすじ

岡山県のある駅で不動産業を営む桔梗敬一を、東京の“東亜開発社長中江雄吉”と名のる男が訪れた。中江は、自動車工場用地としてこのあたりの土地を、細長く買いたいというのだ。そして桔梗には坪あたり百円の手数料を出すという。数日後、地主達と上京した桔梗は、中江と取り引きを終えて帰った。桔梗の心には、二千万儲けたことの喜びと、中江の事務所で出会った、日本人離れのした美人のことが交錯していた。半年後、株ですった桔梗は、地主達から、中江の買収した士地に第二次新幹線が走ると聞いて、急いで上京した。中江は事前に知っていたに違いない、面会を求めて五百万の金融を断わられた桔梗は、帰りにあの美人に偶然出会い、後をつけた。女は、新幹線公団に務める田丸陽子で、彼女はすでに二年前に退職し、今は赤坂のマンションで長沼という姓で二号生活をしていた。そしてその相手こそ、新幹線公団専務理事財津政義であった。強引に陽子の部屋に押し入り、ユスった桔梗は、陽子から何も聞きだせなかったが、中江が財津から事前に新幹線のコースを聞き出したことはまちがいなかった。桔梗の動きを知った中江は、陽子と財津を別れさせるように工作した。この中江の仕打に怒り桔梗のホテルにやって来た陽子は、中江が古美術愛好者であることを利用して財津に近づくと、当時、財津の秘書をしていた陽子をあてがい、その秘密を財津の義父で憲民党の実力者工藤に話して、三星銀行から大金を融資してもらったのだと話した。重大な証人陽子を味方につけた桔梗は、証拠物品をつくるため、中江に呼び出された陽子に二つのテープレコーダーを持たせた。一方、中江は陽子さえ殺せば敵の証拠はなくなると、陽子を絞殺した。そしてテープをみつけると捨てた。不審に思ってマンションに来た桔梗は、姿のない部屋から一つのテープをみつけたそのテープが陽子を殺した有力な証拠であった。中江に面会を求めた桔梗は、ウソぶく中江にテープを聞かせ、警官を導入した。中江は取り調べに対して、一切の汚職事件の全貌を話した。桔梗は帰途、すれちがう“ひかり”に多くの感慨が湧いた。

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