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馬鹿まるだし

  • ばかまるだし
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  • 平均評点

    66.3点(97人)

  • 観たひと

    151

  • 観たいひと

    9

  • レビューの数

    18

基本情報

ジャンル ドラマ / コメディ
製作国 日本
製作年 1964
公開年月日 1964/1/15
上映時間 87分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督山田洋次 
脚色加藤泰 
山田洋次 
原作藤原審爾 
企画市川喜一 
製作脇田茂 
撮影高羽哲夫 
美術佐藤公信 
音楽山本直純 
録音松本隆司 
照明戸井田康国 
編集浦岡敬一 
スチール梶本一三 

キャスト

出演ハナ肇 安五郎
桑野みゆき 夏子
花澤徳衛 浄閑和尚
高橋とよ きぬ
清水まゆみ 静子
関千恵子 小万
犬塚弘 八郎
三井弘次 主水屋
石黒達也 辰巳屋
桜井センリ 伍助
長門勇 日之出巡査
渥美清 万やん
藤山寛美 宮さん
小沢栄太郎 赤木会長
ナレーション植木等 

解説

藤原審爾原作『庭にひともと白木蓮』を加藤泰と「あの橋の畔で」の山田洋次が共同で脚色「下町の太陽」の山田洋次が監督した人情もの。撮影は新人の高羽哲夫。

あらすじ

シベリヤ帰りの松本安五郎は、外地に抑留される和尚をもつ浄念寺にころがりこんだ。若くて美しい住職の妻の夏子に安五郎は秘に恋慕していた。堂々たる風貌と腕ぷしの強さで安五郎は、早くも町の人気者となった。そのきっかけは、町の劇場に出演中の怪力スーパーマンを負かした事件が、町中に広まったからだ。以来、安五郎には乾分も出来、又一軒の家を構えて、町のボスとなった。インフレの波がこの瀬戸内海の小さな町にも押しよせて来た。町の工場にも労働争議が起きた。おだてられた安五郎は、赤木会長に面談し、工員の要求を貫撤させた。ただ夏子に一言ほめてもらいたい、それが安五郎の行動の全ての動機なのだ。英雄となった安五郎の日々も、町の勢力を革新派が握ったことから急変した。何となく冷くなった町の人達の眼、そして夏子との間が噂となり浄閑寺への出入り禁止と痛手は大きかった。がある日ダイナマイトを持った脱獄囚の三人組が辰巳屋の静子を誘拐して裏山ににげた。この時人の口にのぼったのが、大力をもつ安五郎だ。人の好い安五郎は名誉挽回と裏山にゆき静子を救ったが、その足元でダイナマイトが爆発し、両眼を失った。それから二年後、唯一筋に愛しぬいた夏子の、再婚の花嫁姿を見守る、杖にすがった盲目の老人。あの気風のいい、安五郎の変り果てた姿が白木蓮の匂う浄念寺にあった。夏子の涙にぬれた眼が安五郎に優しくそそがれているのも知らぬまま……。

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