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狼の王子

  • おおかみのおうじ
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  • 平均評点

    65.0点(27人)

  • 観たひと

    45

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    8

基本情報

ジャンル アクション
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963/10/4
上映時間 102分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督舛田利雄 
脚色田村孟 
森川英太郎 
原作石原慎太郎 
企画水の江滝子 
撮影間宮義雄 
美術千葉一彦 
音楽伊部晴美 
録音沼倉範夫 
照明熊谷秀夫 
編集辻井正則 
スチル式田高一 

キャスト

出演高橋英樹 日下武二
浅丘ルリ子 菊池葉子
石山健二郎 日下万蔵
加藤嘉 文五郎
川地民夫 立花銀次
鈴木瑞穂 島原
垂水悟郎 塚田
田中明夫 加納武松
河野弘 加納武松・二代目
浜口浩造 タケ
篠原守 ギン
山口光雄 サブ
新沢輝一 ヨシ
弘松三郎 マネージャー
森重孝 カミ
チコ・ローランド ビッガー
高品格 辰吉
水木京二 幸一
杉江弘 正吉
福田トヨ ニコラスの女
河上信夫 若松水上警察署長
紀原土耕 警官
玉村駿太郎 警部補
内藤武敏 検事
木島一郎 中村常吉
藤竜也 小川宏
杉山元 光男
安川実 中原
広瀬優 インタビューアー
木浦佑三 デスク

解説

石原慎太郎の同名小説より、田村孟、森川英太郎が共同で脚色、「太陽への脱出」の舛田利雄が監督したアクションもの。撮影は、「煙の王様」の間宮義雄。

あらすじ

敗戦の混乱が続く昭和二十五年、北九州の一画にも、一群の浮浪児がいた。タケ、ギン、サブ、ョシ、カネだ。彼らは米兵のスキを見つけては、ポケットからドルをかっさらって生きていた。タケがそれらのボス的存在だ。いかつい体つきとファィトは、さながら狼の子供を見るようであった。米兵から鼻つまみにあいながらも、彼らはたくましく生きようとしていたのだ。そのタケ達が、日下万蔵に見出されたのは、韓国へ脱出しようとした時であった。五年の歳月の後、武二と名をかえたタケは、今では若松港の荷役を牛耳る日下組の若大将となっていた。しかし武二は五年前とはうって変った、ひかえ目な男になっていた。このことは、日下にとって大きな誤算であった。そんなある日、万蔵は武二の目前でライバルの加納組の刺客に依って刺殺された。証拠不充分で加納組がのがれんとした時、武二は思いあまって犯人と加納を射殺した。昭和三十年のことであった。少年刑務所で三年の刑を終えた武二は、若松では加納組が羽振りをきかせているのを後に、上京し、島原組の一門の反左翼団体八千代会に入った。新安保条約反対の騒然とした時だ。この事件のさ中武二は新聞社で働く葉子を知った。軽薄な都会生活の中で、何かをみつめようとする二人は、愛情を感じていた。しかし、その幸福もつかの間、悪賀な加納組の企みで、日下組も今は危いと聞いた武二は、葉子の言葉を振りきって若松に向った。数日後、葉子は新聞に「北九州でヤクザ大乱斗」の記事を見た。武二は一挺の拳銃を手に、加納組にのりこみ、生命を絶った。加納組の息の根のとまった若松で、武二は昔のタケシに返って死んでいったのだ。

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1963年10月下旬号

日本映画紹介:狼の王子