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悪太郎(1963)

  • あくたろう
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  • 平均評点

    69.1点(65人)

  • 観たひと

    104

  • 観たいひと

    9

  • レビューの数

    15

基本情報

ジャンル 文芸
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963/9/21
上映時間 95分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督鈴木清順 
脚色笠原良三 
原作今東光 
企画高木雅行 
撮影峰重義 
美術木村威夫 
音楽奥村一 
録音宮永晋 
照明安藤真之助 
編集鈴木晃 
スチル坂東正男 

キャスト

出演山内賢 紺野東吾
和泉雅子 岡村恵美子
田代みどり 丘野芳江
久里千春 芸者ぽん太
杉山元 中学生丸井
野呂圭介 中学生鈴村
小島和夫 中学生小石
木下雅弘 中学生山本
高峰三枝子 紺野高子
芦田伸介 近藤校長
沢井正延 近藤大和
久松洪介 山田教師
佐野浅夫 岡村医師
東恵美子 丘野政江
紅沢葉子 淡路島の婆や
青木富夫 学校小使
小園蓉子 下宿の未亡人
柳瀬志郎 飯屋の親爺

解説

今東光の原作より、「ハワイの若大将」の笠原良三が脚色、「野獣の青春」の鈴木清順が監督した文芸もの。撮影は「結婚作戦要務命令」の峰重義。

あらすじ

頃は大正の初期、素行不良、悪太郎の名を着せられて神戸の神聖学院をクビになった紺野東吾は、母の知人である豊岡中学の近藤校長に預けられた。転校一月を経ずして悪太郎の悪名は全校にひろがった。五年生の風紀委員は、東吾を目の仇にして、ことごとく対立したが、いつも東吾の屁理屈にやりこめられていた。そんなうちに東吾は校医の娘で豊岡小町と騒がれている恵美子を知った。友人の丸井から、風紀委員の鈴村も恵美子に夢中だと知った。東吾は鈴村を短刀で脅かし恵美子から手を引かせた。そして、自分は恵美子に近づく機会を着々と狙っていた。ある日、下宿の前でにわか雨に降りこめられた恵美子とその友人の芳江をみつけた東吾は、二人を自宅に招き入れ、恵美子と文学論をたたかわせた。その帰途、恵美子を強引に神社の境内に誘い、いきなり唇を奪った。恵美子も東吾を好いていたのだった。これを機会に、二人の仲は急速に深まっていった。二人の逢引きの場所は、旅館の娘である芳江の手引によって、旅館の部屋が提供された。ある日曜日、恵美子は京都の叔母の家に行くことになった。京都の旅館で初めて結ばれた二人は、叔母の家に行かずに芳江の旅館に帰ってきてしまった。それを鈴村がみつけたから話は大きくなった。風紀部がくる。校長が来る。岡村が来るで二人の仲は一挙に明るみにでてしまった。東吾は退校処分になった。恵美子は親戚の家に預けられ、東吾は東京に出た。東吾は小説家になるため苦学しながら学校に通った。そんな時、恵美子は急性結核となって死んだ。東吾は、その悲しみに負けることなく、小説家としての勉強にはげんでいくのだった。

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