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若い人(1962)

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  • 平均評点

    62.7点(84人)

  • 観たひと

    133

  • 観たいひと

    6

  • レビューの数

    27

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1962
公開年月日 1962/10/6
上映時間 90分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督西河克己 
脚色三木克巳 
原作石坂洋次郎 
企画坂上静翁 
撮影萩原憲治 
美術佐谷晃能 
音楽池田正義 
録音中村敏夫 
照明藤林甲 
編集鈴木晄 
スチール井本俊康 

キャスト

出演石原裕次郎 間崎慎太郎
吉永小百合 江波恵子
浅丘ルリ子 橋本スミ子
三浦充子 江波ハツ
大坂志郎 山川ドクター
北村和夫 江口健吉
小沢昭一 北森敬
村瀬幸子 山形アツ子
井上昭文 畠中登
堀恭子 吉沢恭子
高野誠二郎 先生A
山口吉弘 先生B
高田栄子 先生C
武智豊子 瀬川フミ
殿山泰司 瀬川善吉
三崎千恵子 山川ヒロ子
葵真木子 バスガール
重盛輝江 看護婦
紀原土耕 旅館の番頭
千代侑子 バーの女給
山之辺潤一 神通丸の男A
黒田剛 神通丸の男B

解説

石坂洋次郎原作を「草を刈る娘」のコンビ三木克巳が脚色、西河克己が監督した青春ドラマ。撮影は「事件記者 拳銃貸します」の萩原憲治。

あらすじ

青い空とそれよりももっと青い南の海につつまれたこの町の女学校は、今日も若い娘たちの歓声でわきかえっている。新人教師間崎は全校中の人気のまとだったが、生徒の中に一人かわった娘がいた。江波恵子、頭がよく美人で、勉強ができるくせにわざとしないでいる妙にひねくれたところがある。年若い女教師の橋本スミ子は、間崎のおうようさと、やさしさが恵子の心を救えるのではないかと考えていた。それは、恵子の大胆な作文から私生児である彼女がさまざまな悩みの末、大きな男の愛に飢えていることを知ったからだ。恵子の母親ハツは不幸な女だった。若い時には生活苦のため何人もの男に近づき、いまでも場末のいかがわしい所で飲み屋をやっていた。そのハツを連れて間崎の下宿を訪れた恵子は「橋本先生は私を嫌ってるの、だからきっと間崎先生が好きなのよ」と真面目くさっていうのだった。修学旅行の日が来た。東京最後の夜、行方不明になった恵子を、間崎はやっと見つけ出した。「先生、好き、このままどこかへ行っちゃおう……」ひたむきな顔でじっと間崎を見あげた恵子は駄々っ子のように泣きじゃくった。こんなことがいつの間にか“恵子が妊娠した”といいふらされてしまった。間崎に対するスミ子の態度は冷たかったが、あるとき「いま、先生を必要なのは江波さんです」というのだった。“俺が本当に愛しているのはこの人だ”間崎ははっきりと自分の愛を知った。と同時に、その言葉の裏に秘められたはげしいスミ子の愛の炎も感じとっていた。ある夜、決心した間崎はハツの飲み屋をたずねて行った。大喜びで迎えた恵子だったが、喧嘩の仲裁に入った間崎はケガをしてしまった。翌朝急を聞いてかけつけたスミ子に、ハツはわざとらしく恵子の介抱ぶりをいいふらし、たまらなくなったスミ子は早々に立ち去った。学校に向かう間崎を送ってきた恵子は「先生、橋本先生と結婚なさい」といい放って、来た道をスタスタと戻っていった。それを見送りながら間崎は恵子の将来を憂慮しつつも己が道を歩もうと決意するのだった。

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