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切腹

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  • 平均評点

    85.3点(305人)

  • 観たひと

    439

  • 観たいひと

    38

  • レビューの数

    62

基本情報

ジャンル 時代劇 / 文芸
製作国 日本
製作年 1962
公開年月日 1962/9/16
上映時間 134分
製作会社 松竹・京都
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督小林正樹 
脚色橋本忍 
原作滝口康彦 
製作細谷辰雄 
撮影宮島義勇 
美術大角純一 
戸田重昌 
音楽武満徹 
録音西崎英雄 
照明蒲原正次郎 
編集相良久 

キャスト

出演仲代達矢 津雲半四郎
岩下志麻 津雲美保
石浜朗 千々岩求女
稲葉義男 千々岩陣内
三國連太郎 斎藤勘解由
三島雅夫 稲葉丹後
丹波哲郎 沢潟彦九郎
中谷一郎 矢崎隼人
青木義朗 川辺右馬介
井川比佐志 井伊家使番A
小林昭二 井伊家使番B
武内亨 井伊家使番C
天津七三郎 小姓
安住譲 新免一郎
佐藤慶 福島正勝
松村達雄 清兵衛
林孝一 代診
富田仲次郎 人足組頭
五味勝雄 槍大将

解説

サンデー毎日大衆文芸賞入選作として、昭和三十三年十月号の同誌上に発表された滝口康彦原作「異聞浪人記」より「八百万石に挑む男」の橋本忍が脚色、「からみ合い」の小林正樹が監督した異色時代劇。撮影は「お吟さま(1962)」の宮島義男。

あらすじ

寛永七年十月、井伊家上屋敷に津雲半四郎と名乗る浪人が訪れた。「切腹のためにお庭拝借……」との申し出を受けた家老斎藤勘解由は、春先、同じ用件で来た千々岩求女なる者の話をした。窮迫した浪人者が切腹すると称してなにがしかの金品を得て帰る最近の流行を苦々しく思っていた勘解由が、切腹の場をしつらえてやると求女は「一両日待ってくれ」と狼狽したばかりか、刀は竹光を差しているていたらくで舌かみ切って無惨な最後をとげたと--。静かに聞き終った半四郎が語りだした。求女とは半四郎の娘美保の婿で、主君に殉死した親友の忘れ形見でもあった。孫も生れささやかながら幸せな日が続いていた矢先、美保が胸を病み孫が高熱を出した。赤貧洗うが如き浪人生活で薬を買う金もなく、思い余った求女が先ほどの行動となったのだ。そんな求女にせめて待たねばならぬ理由ぐらい聞いてやるいたわりはなかったのか。武士の面目などとは表面だけを飾るもの……。半四郎は厳しく詰め寄った。そして、井伊家の武男の家風を誇って威丈高の勘解由に、半四郎はやおら懐中より髷を三つ取り出した。沢潟彦九郎、矢崎隼人、川辺右馬之介、髪についた名の三人は求女に切腹を強要した者たちで、さきほど半四郎が介錯を頼んだ際、病気と称して現れなかった井伊家きっての剣客たちである。隼人、右馬之介はたった一太刀、神道無念一流の達人彦九郎だけは数合刀を合わせたものの、十七年ぶりに刀を抜いた半四郎の敵ではなかった。高々とあざけり笑う半四郎に家臣達が殺倒した。荒れ狂う半四郎は井伊家先代の鎧兜を蹴倒し、数人を斬り倒して種ヶ島に打取られた。半四郎は切腹、自刃した彦九郎や斬殺された者はいづれも病死という勘解由の処置で、井伊家の武勇は以前にもまして江戸中に響き老中よりも賞讃の言葉があった。

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