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若者たちの夜と昼

  • わかものたちのよるとひる
  • The Injured Boy
  • The Injured Boy


  • 平均評点

    58.2点(14人)

  • 観たひと

    21

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1962
公開年月日 1962/4/4
上映時間 84分
製作会社 東映東京
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督家城巳代治 
脚本松山善三 
企画本田延三郎 
猪又永一 
撮影飯村雅彦 
美術中村修一郎 
音楽平岡精二 
録音加藤一郎 
照明桑名史郎 
編集長沢嘉樹 
スチル山守勇 

キャスト

出演佐野周二 平手勝治
中村賀津雄 息子順治
三田佳子 島千津
清村耕次 宮下
平尾昌章 草津健
標滋賀子 村上正子
加藤嘉 久松竹二郎
風見章子 久松夫人
織本順吉 久松運転手
牧野内とみ子 久松女中
渡辺美佐子 川地みどり
八代万智子 吉野磯子
滝川潤 健の友達
潮健児 地廻りの男
日尾孝司 ダフ屋
岡田敏子 ピストルを売る女
堀口由起子 街頭の女
沢田実 街頭の運転手
池山浩史 パンチョの客・男
赤尾静子 パンチョの客・女
片山滉 パンチョの司会者
山崎七生 注射を打っていた女
沢彰謙 玩具店の親父
打越正八 地下鉄の客
伊藤慶子 料亭むらさきの女中
杉義一 切符を買う男

解説

「酔っぱらい天国」の松山善三のオリジナル・シナリオを、「街」の家城巳代治が監督した社会ドラマ。撮影は「はだかっ子」の飯村雅彦。

あらすじ

平手順治は高校二年生。片親育ちであったが、父親勝治の愛情を一身にうけ素直に成長していた。順治の母親は、ある事件で十年来獄窓につながれているのだが、彼は母親は死んだものと思っていた。今の順治は、かわいい恋人島千津がいるだけで幸福だった。バンドリーダーとして活躍している順治の友達健は、折にふれては子供っぽい順治をひっぱり出して遊んでいた。今日もジャズ喫茶パンチョには若い仲間がたむろしている。順治、健、その恋人和枝、和枝の友人正子。女子大生正子のおしゃべりを聞いているうち順治は、いつの間にか父の恋人みどりのことを考えるのだった。突然三日前に死んだみどりに、順治は疑問を持たないわけにはいかなかった。順治はやさしい姉のようなみどりが好きだったのに。気の弱い養子の父が、妻を離婚出来ないためみどりを苦しめた事情など順治は知らない。そんなある日、彼は十七回目の誕生日を迎えた。スナックバー、リーヴェでの和やかなパーティの最中、突然二人の男が押しかけて来た。杖を手にした男は、勝治に近よるといきなり肩先に杖をふり下した。久松と名乗るその男の罵倒を黙ってうける父親の姿を目前に見た順治は、口惜しさに胸のはりさける思いだった。彼は久松の後を追いかけて後楽園ジムにやって来た。リングサイドの客席にいる久松をねらう順治の手には、健から借りた拳銃がしっかり握られていた。同行した健のおかげで、男が都会議員の久松竹二郎であることがわかった。その日は人混みのため久松を見失った彼は、久松の自宅をつきとめた。やっと久松を追いつめた順治は、妹のみどりを弄んだので……と必死に言いわけする久松の言葉も聞き入れず、父のためと拳銃の引金をひいてしまったのである。

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