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大菩薩峠 完結篇(1961)

  • だいぼさつとうげかんけつへん
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  • 平均評点

    59.3点(77人)

  • 観たひと

    129

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    25

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1961
公開年月日 1961/5/17
上映時間 98分
製作会社 大映京都
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督森一生 
脚色衣笠貞之助 
原作中里介山 
企画久保寺生郎 
南里金春 
製作永田雅一 
撮影本多省三 
美術西岡善信 
音楽塚原晢夫 
録音林土太郎 
照明中岡源権 
編集谷口孝司 
スチル西地正満 

キャスト

出演市川雷蔵 机竜之助
中村玉緒 お豊
中村玉緒 お銀
中村玉緒 お浜
小林勝彦 がんりきの百
本郷功次郎 宇津木兵馬
三田村元 駒井能登守
丹羽又三郎 宇津木文之丞
島田竜三 神尾主膳
近藤美恵子 お玉
矢島ひろ子 お徳
阿井美千子 お絹
尾崎和枝 山の娘
井上明子 
橘公子 おろく
真塩洋一 与八
荒木忍 慢心和尚
見明凡太朗 裏宿の七兵衛
酒井三郎 与兵衛
南里金春 米友
東良之助 松助
尾上栄五郎 大貫
芝田総二 出入りの者
玉置一恵 坂田
沖時男 町役人
愛原光一 栗林
竹谷俊彦 津原
木村玄 篠塚
千石泰三 坂崎
大丸智太郎 清一郎
春日清 雲水(一)
桜井勇 雲水(二)
井手野憲治 江藤
藤春保 船大工
松岡良樹 木村
南正夫 親戚の老人
森宏之 新作
有村淳 駕籠昇
島一男 郁太郎
武智雅文 蔵太郎
神脇絵須子 おまん
高月冴子 姿さん
小林加奈枝 老婆

解説

「大菩薩峠(1960)」の第三部・完結編で、中里介山の原作を、一・二郎に続き衣笠貞之助が脚色し、三隅研次に代って「おけさ唄えば」の森一生が監督した。撮影も「おけさ唄えば」の本多省三。

あらすじ

竜神の滝の断崖から落ちた盲目の竜之助はお豊の助けで伊勢大湊の与兵衛宅にかくまわれていた。お豊は古市の廓に身を沈めたが病に犯され自害した。竜之助あての遺言状と金は流しのお玉に手渡された。挙動不審を咎められたお玉は役人に追われ金は落してしまうが、手紙だけは竜之助に渡すことができた。裏宿の七兵衛はやっとのことで竜之助を探し出すが、竜之助は生花の師匠お絹と発った後であった。お絹の色香を狙うがんりきの百は山中で二人の駕籠を別々に引き離してしまった。怒った竜之助は百の片腕を切り落すが、谷底に落ちてしまう。それを救ったのはお徳であった。竜之助はお徳の子蔵太郎を見てわが子郁太郎の身に思いをはせるのだった。甲府勤番となって湯元にやって来ていた旗本神尾主膳は、土豪望月家から金を捻出しようと面策、婿の清一郎を召捕った。お徳からこれを聞かされた竜之助は清一郎を救い出すが、自分は主膳の家に捕われた。主膳は竜之助の腕を見込んで、甲府勤番頭駒井能登守の暗殺を条件に屋敷へかくまった。その頃兵馬と七兵衛の二人は竜之助の足取りを、確実に追っていた。主膳は有野村の馬大尽の一人娘との縁組を強制していた。一夜、お銀を屋敷に連れこむがお銀は竜之助に救われた。お銀は顔半面むごたらしいヤケドの跡を作っているため、盲目の竜之助にかえって愛情を持った。竜之助もお銀の声にお豊、お浜の面影を思いだしていた。竜之助はある夜、駒井能登守を襲うがその人格にうたれて討つことができなかった。お銀とともに大菩薩に舞い戻った竜之助は、お浜の墓地をみつけて愕然とした。それからというものは、竜之助の辻斬りが毎夜のように続いた。辻斬りの噂を聞いて兵馬も大菩薩に帰って来た。折柄の豪雨に笛吹川は氾濫、村人は恐怖に包まれ続々と退避していた。与八の世話で立派に成長している郁太郎を求めて竜之助は雨中をさまよっていた。そこへかけつけた兵馬。竜之助との宿命の対決となった。だが、足元からくずれだす笛吹川の濁流のため、竜之助は濁流の中に押し流されていった。

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