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水溜り

  • みずたまり
  • Pebbles in the Puddle
  • ----


  • 平均評点

    69.8点(10人)

  • 観たひと

    14

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    1

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1961
公開年月日 1961/4/9
上映時間 88分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督井上和男 
脚色山内久 
原作丹羽文雄 
製作佐々木孟 
撮影堂脇博 
美術浜田辰雄 
音楽池田正義 
録音佐藤公文 
照明津吹正 
編集浜村義康 
スチール赤井博且 

キャスト

出演川津祐介 荒井武
岡田茉莉子 荒井茂子
清川紅子 荒井ツネ
倍賞千恵子 村子
桜むつ子 荒井マチ
浜村純 荒井兼吉
江美しのぶ 百子
村上記代 兄嫁富江
瞳麗子 鷹川吟子
田中晋二 鈴木捷二
西村晃 須山鉄工場社長
南原宏治 山根
加藤嘉 宇井光之
東山幸二 小杉
林洋介 
佐藤慶 加藤
三上真一郎 田井
石川竜二 教授の息子
吉野憲司 清水
柴田葉子 里枝
渥美清 中年の男

解説

丹羽文雄の「水溜り」「校庭の虫」の二つの短篇を、「豚と軍艦」の山内久が脚色し、「悪の華(1961)」の井上和男が監督した。撮影も「悪の華(1961)」の堂脇博が担当した。

あらすじ

水溜りの多い道路をはさんで貧弱な工場が並んでいる東京の場末の工場街。茂子が事務員をしている須山鉄工場もその一角にあった。茂子の母のツネも雑役婦としてそこで働いていた。茂子と工場主須山との間には肉体関係があった。ツネが就職できたのもそのためだった。弟の武は大学に通っていた。授業料を須山からユスった。女工の村子は武が好きだった。須山鉄工場で首切りが発表された。職工の田井を中心に動きつつあった組合の結成をつぶすのが目的だった。その夜、武はツネが首を切られなかったのは、茂子が寝物語で須山に頼んだからだと、悪態をついた。茂子は家を飛び出した。だが、やはり他人の世話を受けなければ生きていけなかった。取引先の重役山根の囲い者になった。ツネは解雇された。同じく首を切られた村子は、マッチの光で下半身を見せる商売を始めた。が、酔客に犯され、これを武に知られた。武は水溜りに彼女を突き倒し「バカヤロ」とどなるのだった。ヤケになった武は、銅屑の窃盗に加担することを決意した。が、目的地には与太者たちが待ちうけていた。武は病院に運ばれた。危篤状態を脱して武も小康をえた数日後、ツネと村子は佃煮工場に就職が決まった。村子はツネに「元気を出そうね、母ちゃん」と言った。

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