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座頭市あばれ火祭り

  • ざとういちあばれひまつり
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  • 平均評点

    67.2点(54人)

  • 観たひと

    105

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    13

基本情報

ジャンル 時代劇 / アクション
製作国 日本
製作年 1970
公開年月日 1970/8/12
上映時間 96分
製作会社 日活
配給 ダイニチ映配
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督三隅研次 
脚本山田隆之 
勝新太郎 
原作子母沢寛 
製作勝プロダクション 
制作補西岡弘善 
撮影宮川一夫 
美術西岡善信 
音楽富田勲 
録音大角正夫 
照明中岡源権 
編集谷口登司夫 
スチール大谷栄一 

キャスト

出演勝新太郎 座頭市
仲代達矢 浪人
大原麗子 お喜代
ピーター 梅次
森雅之 闇公方
西村晃 右の貸元
吉行和子 若妻
田中邦衛 馬子
近藤洋介 面の貸元
金田龍之介 黒子の貸元
なべおさみ 競り役の男
長沢純 チンピラ

解説

座頭市シリーズ二十一本目。脚本は「忍びの衆」の山田隆之と脚本初執筆の勝新太郎が共同であたり、監督は「兇状流れドス」の三隅研次。撮影は「座頭市と用心棒」の宮川一夫が担当。

あらすじ

喧嘩と聞いて助っとに加わったものの相手がただの百姓で、闇の年貢の強制的な取り立てと知った座頭市は、思わず仕込杖で子分たちを斬り捨ててしまった。ところが、その子分衆が、盲ながら関八州に睨みを利かす暗黒街の将軍、闇公方の組織につながるものであったから、座頭市を必ず消すようにという厳命は一夜のうち全国に伝わった。市はその夜、妾市で、もと旗本の若妻だったという女を助けた。銭金に物言わす卑しい商人の手に落ちたのが、市には我慢ならなかったのだ。だが、このあと土蔵の二階で共に一夜を過したことから市は夫の浪人からも、生命をつけ狙われる羽目となった。暗殺指令が出ているなどとは夢にも思わぬ市は、黒子の貸元の家に襲名祝いにいくのだが、黒子の子分に案内された湯屋で市はいきなり十数人の刺客に襲われた。湯舟に潜って辛じて第一撃をかわし、斬り伏せてしまうが長居は無用の殺生を重ねるだけと、市はふたたび旅に出る。町はずれには意外にも、襲名披露の祝い盆で隣りに坐り合わせて以来、探し求めていたお喜代が旅姿で市を待っていた。盲は愛に飢えている、腕の立つ男よりも女がいいと闇公方が放った刺客として市を殺す使命を帯びているが、市の献身的な愛情にほだされどうしても刺すことができなかった。お喜代の変心を知った闇公方は、親兄弟も同罪と、一度は後継者に指命した右の貸元を捕えて、お喜代の呼び戻しを図る一方、闇公方は市を策略に陥れるべく飛脚を送った。そうとも知らず、花火大会の招待を受けた市は、余興にと進められ、池の真ン中、浮き御堂のような盆ござにと進んでいくが、これが罠と気付いたときには、渡しの板は外され、迫った火槍を切り捨てたはずみに、池の表は文字どおり火の海となった。水に潜って対岸に這い上った市は、ものも言わず阿修羅のごとく暴れ廻った。狼狽した闇公方が右の貸元たちを人質にしたためさすがの市も仕込杖を手放さざるを得なかったが、次の瞬間、市の隠し持っていた火箸が見事に闇公方の首を貫いていた。翌日、市は河原で浪人と対決したが、浪人の気魄はすさまじく、勝負は相打ちのように見えたが、倒れたのは浪人の方だった。

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1970年9月下旬号

日本映画紹介:座頭市あばれ火祭り