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捨て身のならず者

  • すてみのならずもの
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  • 平均評点

    63.1点(37人)

  • 観たひと

    59

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    10

基本情報

ジャンル アクション
製作国 日本
製作年 1970
公開年月日 1970/5/1
上映時間 97分
製作会社 東映東京
配給 東映
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督降旗康男 
脚本石松愛弘 
澤井信一郎 
企画俊藤浩滋 
矢部恒 
撮影飯村雅彦 
美術江野慎一 
音楽八木正生 
録音井上賢三 
照明梅谷茂 
編集田中修 
助監督沢井信治 
スチール遠藤努 

キャスト

出演高倉健 矢島
浜美枝 真佐子
宍戸錠 野沢
室田日出男 関根
水島道太郎 大和田
山本麟一 唐沢
諸角啓二郎 江藤
戸上城太郎 水野
今井健二 板倉
富田仲次郎 松田
高品格 米川
土山登志幸 大村
岩本多代 佳代
小松方正 太田
小林稔侍 藤田
相馬剛三 
竹村清女 女事務員
小林千枝 マリ子
谷本小代子 宿の女中
福山象三 笠井
長谷川弘 寺男
河合絃司 藤井
武智豊子 おかみ
高須準之助 記者A
菅原壮男 記者B
中島信義 記者C
岡野耕作 渋谷署の刑事A
植田灯孝 渋谷署の刑事B
関山耕司 囚人
藤山浩二 ボデーガードA
団巌 ボデーガードB
山城新伍 オカマっぽい屋台客
由利徹 オカマっぽい囚人

解説

「豹は走った」の石松愛弘と助監督、澤井信一郎が共同で脚本を執筆し、「任侠興亡史 組長と代貸」の降旗康男が監督したアクション。撮影は「不良番長 一獲千金」の飯村雅彦が担当。

あらすじ

三流週刊紙のトップ屋矢島は、組織などてんから相手にしない一匹オオカミである。彼が信ずるものは、毎朝新聞の記者、野沢の妹、佳代だけであった。殺伐な毎日の生活にあって、二人の家庭だけが、彼の心を癒すものである。それと言うのも、彼が安ッぽい正義感に駆られて、組織暴力の実体を調査しているためだった。暴力団大和会は、表面上は、港湾振興会という看板を掲げていたが、その実体は暴力を振って経済の実権を握っているのであった。そして、矢島にも、さまざまな方向から、組織の圧力がかかって来ていた。ついに、彼は殺人犯に仕立て上げられてしまった。前科者にされたばかりではなく、入所中に、妻の佳代までが、殺害されてしまった。いまや復讐の鬼となった矢島は、ひたすら出所する日を待ち望んでいた。が、そんな彼に、大和会の会長、大和田の死が知らされた。何んらの生きがいを見い出せなくなった矢島は、出所後も生気なく、いたずらに日を送っていた。ある日ヤクザに追われて、真佐子という女が、彼のアパートに逃げ込んで来た。彼女は大和田謙作という名の父親を尋ねて長崎から東京へ出てきたのだ。その男こそ、三年前に死んだと思われていた大和会の会長大和田謙一郎であった。実は、彼は死んだのではなく、世論をあざむくため、全くの黒幕として、組織を裏で操っていたのだった。一方、配下の唐沢たちも、たび重なる失敗によって、会長に殺されることを恐れて、裏切ることを決意し、会長の娘、真佐子を利用しようと考えていた。真佐子を囮に、会長を呼び出し、殺害しようとしたが、逆に会長によって、彼らは殺されてしまった。しかし、真佐子にもたらされた悲劇は、実の父親が暴力団の会長であったばかりではなく、恋人・矢島が復讐のため、自分の父親を、つけ狙う男であったことだ。男の意地を捨て切れぬ矢島は、大和田を射殺した。

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1970年5月下旬号

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