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待ち伏せ

  • まちぶせ
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  • 平均評点

    63.1点(95人)

  • 観たひと

    173

  • 観たいひと

    9

  • レビューの数

    26

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1970
公開年月日 1970/3/21
上映時間 117分
製作会社 三船プロ
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督稲垣浩 
脚本藤木弓 
小国英雄 
高岩肇 
宮川一郎 
製作三船敏郎 
西川善男 
撮影山田一夫 
美術植田寛 
音楽佐藤勝 
録音市川正道 
編集阿良木佳弘 
スチル飯高鋼 

キャスト

出演三船敏郎 鎬刀三郎
石原裕次郎 弥太郎
勝新太郎 玄哲
中村錦之助 伊吹兵馬
浅丘ルリ子 おくに
北川美佳 お雪
有島一郎 徳兵衛
土屋嘉男 伊太八
山崎竜之介 野猿の辰
戸上城太郎 法華の権次
市川中車 名知らぬ武士
中北千枝子 居酒屋の女房
田中浩 仲間
荒木保夫 仲間
木村博人 仲間
沖田駿一 若者
阿知波信介 若者
沢登護 若者
久野征四郎 騎馬侍
佐田豊 帳場の人

解説

小国英雄、「女賭博師壷くらべ」の高岩肇、「女組長」の宮川一郎、それに「風林火山」の稲垣浩(藤木弓は稲垣監督のペンネーム)の四人が脚本を共同執筆、稲垣浩が監督した時代劇。撮影は「幕末」の山田一夫が担当。

あらすじ

物情騒然としてきた天保年間、幕府の陰謀、策略が日夜企てられ、暗躍していた。ここ、人里離れた三州峠に偶然なのか、申し合わせなのか、にわかに人が集まってきた。まず、“からす”と呼ばれる謎の武士に金で買われた鎬刀三郎という用心棒風の男。彼はある密命をうけていたが、それが何であるかは全く知らなかった。三郎は途中、風来の女おくにを助け、峠のふもとにある一軒の茶屋に預けた。その茶屋には明るい田舎娘のお雪、強欲な老主人の徳兵衛、それに玄哲と名乗る無気味な医者くずれが同居していた。そして渡世人の弥太郎が足をとめた。さらに血だらけの男が二人、一人は狙った獲物は必ず射止めるという追跡役人の伊吹兵馬で、その縄にかけられているのは盗人の辰であった。三郎と弥太郎が茶屋を出たあと、五、六人の凶悪者が押し入り、伊吹らをおそった。茶屋は一瞬にして恐怖と化し、連中は辰から何か伝言を聞き出すと容赦なく斬り捨て、伊吹ら四人を人質にした。この盗賊の首領は何と意外にも同居人の玄哲ではないか。そこへ、三郎が他の凶悪者に捕えられて入ってきた。三郎の持っていた、一通の密書を見た玄哲は三郎が仲間であることを知り、水野越前守の命で、三州峠を通る御用金を掠奪し、松本藩をつぶすためだと話した。ところが、その命を下した“からす”から「玄哲を斬れ」という密書が三郎に届いた。実は御用金などというのは真赤な嘘で、水野の弱みを握る玄哲を抹殺するという“からす”の大芝居だったのだ。“からす”の差し向けた囮の行列が近づいてきた。弥太郎が率いる陣屋の捕手もかけつけた。策略を知った三郎の止めるのをふりきって、玄哲は一目散に砂袋をつんだ行列の中へ斬り込んだ。だが裏切られ、野望をくだかれた玄哲は追手をのがれ、自ら死を選んだ。もはや、三郎には、一人私腹を肥やす“からす”は許すまじき存在であった。“からす”の一行を待ち伏せた三郎は、その胸元に剣尖を走らせた。

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