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バカ政ホラ政トッパ政

  • ばかまさほらまさとっぱまさ
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  • 平均評点

    62.9点(29人)

  • 観たひと

    53

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル 戦争
製作国 日本
製作年 1976
公開年月日 1976/10/1
上映時間 90分
製作会社 東映京都映画
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督中島貞夫 
脚本笠原和夫 
鳥居元宏 
中島貞夫 
企画俊藤浩滋 
日下部五朗 
今川行雄 
撮影塚越堅二 
美術井川徳道 
音楽広瀬健次郎 
主題歌美空ひばり 
録音荒川輝彦 
照明若木得二 
編集市田勇 
進行主任伊藤彰将 
助監督藤原敏之 
スチル都筑輝孝 

キャスト

出演菅原文太 バカ政
中山仁 ホラ政
ケーシー高峰 トッパ政
倍賞美津子 恵子
橘麻紀 小夜子
奈辺悟 ジョージ
峰岸徹 メリケン明
福本清三 インディアン竹
松本泰郎 ピス達
志茂山高也 四郎
中丸忠雄 野口信年
衣章快次 テツ
広瀬義宣 朝鮮敏
司裕介 チャメ金
汐路章 大場
川浪公次郎 志田
成田三樹夫 田所英毅
岩尾正隆 中井
白井孝夫 山根
林彰太郎 杉町民男
志賀勝 藤井
秋山勝俊 富田
小田部通麿 福島
宮城幸成 大河原宏
伴淳三郎 社長
遠藤太津朗 吉村隆作
佐伯泰輔 大倉欣吾
清島智子 ルミ子
細川ひろし 次郎
幸英一 義十
真鍋美保 真弓
唐沢民賢 堀越
野口貴史 刑事A
川谷拓三 刑事B
国一太郎 城政会理事A
高並功 城政会理事B
ダウン・タウン・ブギウギ・バンド フォリプス
美輪明宏 シャンソン歌手

解説

東京は花の銀座を舞台に、生まれたところは違っても骨は銀座に埋めるべく、死ぬまで五分のつき合いを誓った銀座の三政の活躍を描く。脚本は「暴力金脈」の笠原和夫と「女必殺五段拳」の鳥居元宏と中島貞夫の共同、監督は「沖縄やくざ戦争」の中島貞夫、撮影は「狂った野獣」の塚越堅二がそれぞれ担当。

あらすじ

関東城政会の傘下にある銀座興業の幹部、通称銀座のバカ政こと橋本政人が、縄張りを荒らす他所者やくざを叩っ斬り、三年の刑務所暮らしを終えて銀座へ戻ってきた。バカ政の働きで、銀座興業の名は売れて、兄貴分の社長、野口の株もあがったものの、バカ政は、自分の帰りを待っていてくれると信じていた銀座の蝶、恵子が行方不明のため元気がない。そんなとき、野口と本家の理事、田所がトッパ政と名乗る男にヤクのガセネタをつかまされたことを耳にして、バカ政は早速トッパ政のアジトへ乗り込んでいった。名古屋出身のブローカー笠井政之助ことトッパ政は、キザなわりには腕っ節も強く、二人の勝負は互角だった。話によると、トッパ政自身もガセネタをつかまされていたことが分った。互いの男気に惚れて意気投合した二人は、大学生のパーティに繰り込んだ。その会場でトッパ政が、自分にガセネタをつかませたバンドマンを発見したから、パーティは大混乱。その時、このパーティをしきるガクラン姿の物静かでどこか気品のある若い男、上原政夫こと通称ホラ政が現われた。ホラ政は、バカ政に作法通りの決闘を申し込んで、凄じい死闘が展開していった。必死に立ち向ってくるホラ政の根性に、二人は呆然として、いつしか三人は厚い友情に結ばれて、五分の盃を交わすのであった。銀座の三政がここに誕生。三人の目的は銀座にビルを建てることだった。三人は、着々と資金を作っていった。そこで衝突したのが、銀座進出を企む江東義友会だった。ある日、ホラ政が寝込みを襲われて、義友会に捕えられた。バカ政とトッパ政が、ホラ政救出に向ったが、多勢に無勢で三人とも凄絶なリンチを受ける羽目になった。そんな時、老屑拾いの社長の協力で恵子が銀座に戻ってきた。バカ政が恵子に豪華なプレゼントをする時は、決って修羅場に向う時である。三政は七人の子分を引き連れて、義友会に殴り込んだ。不意討ちをくらった義友会は、バカ政たちの死にもの狂いの勢いに、応戦する間もなく壊滅した。三人は、銀座に念願の太陽カンパニーという興業会社を設立した。バカ政たちの勢いをこころ良く思わない野口は、ある日バカ政たちが打ったロカビリー興行の横取りを企んで、人気グループのフォリプスを監禁した。ホラ政とトッパ政は怒り狂って、ついに太陽カンパニーと銀座興業は対立に至った。両者の仲裁に入った城政会理事の田所は、銀座ファッションビルの権利を奪い取る魂胆だった。総会屋の吉村から田所の狙いを聞いたバカ政は、裏をかいて社長の大倉を恐喝し、退陣に追い込んだものの恐喝罪で逮捕された。役者が一枚上手の田所は、権利書を手に入れて、こんどは野口と手を組んだ。標的を田所一本に絞ったバカ政は、銀座興業の追求を逃がれ、田所を追い詰めて刺殺した。バカ政は、三度目のプレゼントを恵子に届けて、姿を消した。中味はエンゲージリングだった。銀座に骨を埋める覚悟の三政は、最後のツッパリをするために、堂々と葬儀場へ乗り込んでいった。

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