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大地の子守歌

  • だいちのこもりうた
  • Lullaby of the Good Earth
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  • 平均評点

    76.3点(83人)

  • 観たひと

    129

  • 観たいひと

    12

  • レビューの数

    11

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1976
公開年月日 1976/6/12
上映時間 111分
製作会社 行動社=木村プロ
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督増村保造 
脚本白坂依志夫 
原作素九鬼子 
製作藤井浩明 
木村元保 
撮影中川芳久 
美術間野重雄 
音楽竹村次郎 
録音太田六敏 
宮下光威 
照明福富精治 
編集中静達治 
助監督近藤明男 
スチル上村正樹 

キャスト

出演原田美枝子 りん
佐藤佑介 正平
賀原夏子 ばば
灰地順 茂太郎
堀井永子 さだ
中川三穂子 あさ
千葉裕子 はる
渡部真美子 みつ
野崎明美 きみ
木村元 佐吉
山本廉 源蔵
加藤茂雄 清助
今井和雄 医者
由起艶子 佐吉の妻
岡田英次 伝導師
梶芽衣子 若い女
田中絹代 農婦

解説

13歳にして売春宿に売られた少女が、苛酷な運命に耐え生き続ける姿を描く。脚本は「動脈列島」の白坂依志夫、監督も同作の増村保造、撮影は中川芳久がそれぞれ担当。

あらすじ

秋の四国路の野山に、美しい鈴の音がこだまする。山道を踏みしめていく幼いお遍路の瞳はつぶらだが盲目であった。少女の名はりんという。彼女は四国の山奥で、ばばと二人で野性の子として暮していたが、ばばの死後、瀬戸内海のみたらい島に売られた。りんが13歳の時だった。島でりんを待っていたのは売春という地獄だった。近い将来、りんも春を売る女にされてしまう。彼女は反抗し続け、苦しい時はばばがよく歌った子守唄を歌った。この島では陸地での売春と別に「おちょろ舟」を漕ぎ出して沖に停泊する船での売春があった。りんはおちょろ舟の漕ぎ手を志願した。舟さえ漕げれば、いつの日か島を脱出できると考えたからだ。が、やがて初潮を迎えたりんは、客をとらされた。島で知り合った少年との淡い恋も散った。りんは狂ったように働きつづけた。その結果、視神経を犯されてしまった。それでも、生きる、という望みを捨てなかった。負けるものか、という闘魂がりんの心を支えていた。そんなりんに同情した伝導師が、りんを島から逃がそうと舟に乗せた。四国へ逃げのびてお遍路になれ、という男に向かって、りんは帯をといた。生まれたままの姿で、りんは男にとも、天にとも、海にとも解らぬまま、汗と涙で汚れた手を合わせた。「うちはただでお金をもらうことはできまへん。どうぞ、うちを好きにしておくれまへ。この恩は、一生、忘れはせんけんな!盲のおりんのこの気持をうけとっておくれまへ」……。朝焼けの四国路を幼いお遍路が行く。りんは夜露のおりた土に顔をこすりつける。いっぱいにひらいた瞳で、大地の底まで見通そうと一心に目をこらす。やがて、土の下から声が上ってくる。「おりん、おりん」それは、ばばの声であり、大地の声であり、神の声であり、また、浄化されたりん自身の声でもあった。

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