ユン警部補(チョウ・ユンファ)=通称テキーラは腕利きの警官だが、その強引なやり方から拳銃取り引きの現場で乱闘となり、相棒のア・ロン(ボウイ・ラム)が殺されてしまう。上司のチャン警視(フィリップ・チャン)が秘密捜査官として送り込んだ部下も命を落としてしまった。数日後、図書館でひとりの男が殺された。武器輸出を扱うマフィアのボス、ホイの右腕であるトニー(トニー・レオン)の仕事だったが、彼はその腕前ゆえ対立組織のボス、ジョニー(ウォン・チョウサン)からも誘いがかかる。ジョニーはホイの武器庫を襲撃し、トニーはホイを裏切って彼を殺した。その銃撃戦の現場に駆けつけたユンはトニーと激しく撃ち合うが、最後のところで何故かトニーはユンを殺さなかった。トニーは実はチャンに送り込まれた裏刑事であり、より大きなジョニーの組織を壊滅するのが目的だった。事情を知ったユンはトニーと反目し合いながらも、協力して秘密武器庫がある病院に侵入。チャンや彼の秘書でユンの恋人でもあるテレサ(テレサ・モー)をはじめ警官隊も駆けつけ、大銃撃戦となる。大勢の患者を人質に取られ、敵の凄腕の殺し屋(國村隼)によりボロボロになりながらも2人はジョニーを追い詰めていく。トニーはジョニーの人質となってしまうが、トニーは自ら死を選ぶ。彼の犠牲としてジョニーはユンによって射殺され、長い戦いは漸く終わるのだった。