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カンタベリー物語(1972)

  • かんたべりーものがたり
  • The Canterbury Tales
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  • 平均評点

    59.9点(41人)

  • 観たひと

    64

  • 観たいひと

    12

  • レビューの数

    6

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 イタリア
製作年 1972
公開年月日 1973/2/17
上映時間
製作会社 PEAプロ
配給 ユナイト
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

キャスト

解説

イギリスの作家ジェフリー・チョーサーの『カンタベリー物語』の映画化。一九七二年ベルリン映画祭金熊賞を受賞。なお、パゾリーニ監督は次回作として『千夜一夜物語』を計画しており、これが完成すれば、世界艶笑三大文学の映画化を完成したことになる。製作はアルベルト・グリマルディ、監督・脚本は「デカメロン」のピエル・パオロ・パゾリーニ、撮影はトニーノ・デリ・コリ、音楽はエンニオ・モリコーネ、美術はダンテ・フェレッティが各々担当。出演はヒュー・グリフィス、ニネット・ダボリ、フランコ・チッティ、ジョゼフィン・チャップリン、ラウラ・ベッティなど。

あらすじ

時は四月。この爽やかな季節になると、旅篭はカンタベリーへの巡礼の人々で満ちあふれる。作家ジェフリー・チョーサー(ピエル・パオロ・パゾリーニ)はその旅篭で、旅のつれづれに様々な階層の人々が語る物語に興じた。 第一話、ジャニュアリ(ヒュー・グリフィス)は六十を過ぎるまで遊蕩にふけり、独身を続けていたが、町娘メイ(ジョゼフィン・チャップリン)を見染めて遂に結婚に踏み切った。盛大な結婚の祝宴の間、老騎士は御満悦だったが、花嫁の方は全くの無感動で、その瞳は小姓ダミアンに注がれていた。お床入りの儀式もその後の行為もウワの空。当然のことながら若い妻を持った老人は眼が開かなくなった。ダミアンとメイは密会を重ね、ある日メイは夫の手をひいて庭園を散歩しながら、ダミアンが隠れている梨の木の下にきた。メイは梨の実を取るといって夫の背を借りて木によじ登り、そこで待っていたダミアシと、木の上で慌しく熱い抱擁をかわした。ジャニュアリは、不審そうに見えぬ眼を木の上に向けた瞬間彼の眼が開き、その光景に仰天した。ダミアンは素早く姿を消し、メイも木から飛び降りて叫んだ「奇跡です。奇跡です。あなたの眼が開いた。たとえ嫉妬のあまり幻をごらんになったとしても、神様に感謝しましょう」機知に富んだ妻の言葉に夫は喜んだ。(貿易高人の話より) 第二話 厳格な宗教裁判所長がいて、ことに好色を嫌った。裁判所の召換者はスパイを放ち男色家の現場を押えて罪人を摘発した。金持ちはワイロを贈って見逃してもらい、貧乏人は裁判にかけられて火刑に処せられた。この仕組みを一部始終に見ていた男(F・チッティ)が召換者と親しくなった。召換者は罪もない老婆を脅かしてワイロを強要した。老婆は怒ってわめいた。「嘘もいいかげんにおし。鍋が欲しけりや、お前と一緒に悪魔にくれてやる」それを聞いた男は、召換者にいった。「姿さんは鍋とお前さんをオレに呉れるといっている。一緒に地獄にいってもらおうか。オレは悪魔なのだ」(托鉢僧の話より) 第三話 いつの世にもパーキン(ニネット・ダボリ)のようなチャランポランな道楽者がいるもので、遂には警官に捕まって手械・首械のさらしものになっても鼻唄まじりというヤツだ。(料理人の話より) 第四話 オックスフォードの大工は美人の女房アソリンを持って気が気でない。下宿人ニコラスは彼が眠りこけたスキにアリソンと情事にふけった。窓の外ではやはり彼女に想いをよせるアブサロンが「顔を見せて」とくどく。彼女は窓を開けて、尻をつきだし、顔をよせたアブサロンの鼻先にプーと一発。かっとなったアブサロンは鍛治屋から焼ごてを借りてきて再び窓をたたいた。今度はニコラスが尻をつきだしたところへ、例の焼きごをつきだしたからたまらない。ニコラスの絶叫は家中に響き渡り、とうとう亭主の眼をさまさしてしまった。(粉屋の話より) 第五話 四番目の夫が大往生した女房は夫の葬儀が終ると、その足で学僧ジャンキンと結婚式をあげた。ところが夫は本に夢中で女房の誘惑に一向に反応しない。遂に女戻は本を破り棄て、怒った夫に殴り倒された。心配になった夫がキスしようとすると女房は夫の鼻に噛みついた。(バースの女房の話より) 第六話 ずるい粉ひきシムキンをこらしめようと、ジョンとアレンが粉屋を訪れた。その夜、粉屋に泊ることになった二人は、それぞれ女房と娘をいただいてしまった。その上騒動に乗じて、二人は粉をすっかり戴いてドロンした。(親分の話より) 第七話 三人のならず者がいた。この辺に悪疫が流行し仲間の一人も、「死神」に殺されたので、その仇討ちにでかけた。途中であった老人が樫の木の下で「死神」にあったといった。樫の木の下には、金貨・宝石がザクザクと転っている。三人は「死神」を探すどころか宝を三等分して持ち帰ろうと相談して、そのうちの一人が町へパンと酒を買いにいった。男は酒の中に毒を仕込んで持ち帰ったが、宝の番をしていた二人は男を殺した。しかし、毒入りの酒を飲んだ二人もその場でこと切れた。(赦罪状売りの話より) 第八話 貧欲な托鉢僧は病人の尻の下までさぐって財布を探した。病人は僧の鼻先に強烈なのを一発放ち罵倒した。その夜天使が現れ、僧を地獄の苦難見物に連れていった。地獄には一人も托鉢僧の姿がない。天使は何万人も来ているぞ、といって合図すると悪魔が一斉に放屁した。するとそれがみな托鉢僧になった(刑事の話より)

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