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アリア(1987)

  • ありあ
  • Aria
  • Aria

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  • 平均評点

    70.5点(16人)

  • 観たひと

    46

  • 観たいひと

    19

  • レビューの数

    3

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 イギリス
製作年 1987
公開年月日 1987/12/19
上映時間 96分
製作会社 ドン・ボイド・プロ
配給 松竹富士
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督ニコラス・ローグ:(「仮面舞踏会」)
チャールズ・スターリッジ:(「運命の力」)
ジャン・リュック・ゴダール:(「アルミードとルノー」)
ジュリアン・テンプル:(「リゴレット」)
ブルース・ベレスフォード:(「死の都」)
ロバート・アルトマン:(「アバリス」)
フランク・ロダム:(「トリスタンとイゾルデ」)
ケン・ラッセル:(「トゥーランドット」)
デレク・ジャーマン:(「ルイーズ」)
ビル・ブライドン:(「道化師」)
製作ドン・ボイド 
撮影ハーヴェイ・ハリソン:(「仮面舞踏会」)
ゲイル・タタソール:(「運命の力」)
カロリーヌ・シャンペティエ:(「アルミードとルノー」)
オリヴァー・ステイプルトン:(「リゴレット」)
ダンテ・スピノッティ:(「死の都」)
ピエール・ミニョー:(「アバリス」)
フレデリック・エルムス:(「トリスタンとイゾルデ」)
ガブリエル・ベリスタイン:(「トゥーランドット」)
マイク・サウソン:(「ルイーズ」)
美術アンドリュー・マッカル・パイン:(「死の都」)
スティーヴン・アルトマン:(「アバリス」)
音楽ジュゼッペ・ヴェルディ:(「仮面舞踏会」)
リュリー:(「アルミードとルノー」)
ジュゼッペ・ヴェルディ:(「リゴレット」)
コルンゴルト:(「死の都」)
ジャン・フィリップ・ラモー:(「アバリス」)
リヒャルト・ワグナー:(「トリスタンとイゾルデ」)
ジャコモ・プッチーニ:(「トゥーランドット」)
ギュスターヴ・シャルパンティエ:(「ルイーズ」)
レオンカヴァルロ:(「道化師」)
編集トニー・ローソン:(「仮面舞踏会」)
マシュー・ロングフェロー:(「運命の力」)
ジャン・リュック・ゴダール:(「アルミードとルノー」)
ネール・アブラムソン:(「リゴレット」)
マリー・テレーズ・ボワシュ:(「死の都」)
ロバート・アルトマン:(「アバリス」)
リック・エルグッド:(「トリスタンとイゾルデ」)
マイケル・ブラッドセル:(「トゥーランドット」)
ピーター・カートライト:(「ルイーズ」)
アンガス・クック:(「ルイーズ」)
字幕細川直子 

キャスト

出演テレサ・ラッセル「仮面舞踏会」Zog
ステファニー・レーン「仮面舞踏会」Baroness
マリアンヌ・マクローリン「運命の力」Kate
ニコラ・スウェイン「運命の力」Marie
ジャック・カイル「運命の力」Travis
マリオン・ピーターソン「アルミードとルノー」Les Jeune Filles
ヴァレリー・アラン「アルミードとルノー」Les Jeune Filles
ビヴァリー・ダンジェロ「リゴレット」Gilda
バック・ヘンリー「リゴレット」Preston
アニタ・モリス「リゴレット」Phoebe
エリザベス・ハーレイ「死の都」Girl
ピーター・バーチ「死の都」Boy
ジュリー・ハガティ「アバリス」
ジュヌヴィエーヴ・パージュ「アバリス」
ブリジット・フォンダ「トリスタンとイゾルデ」Lovers
ジェームズ・マザーズ「トリスタンとイゾルデ」Lovers
リンジィ・ドリュー「トゥーランドット」
アンドレアス・ウィスニュースキー「トゥーランドット」
エイミー・ジョンソン「ルイーズ」
ティルダ・スウィントン「ルイーズ」Young Girl
スペンサー・レイ「ルイーズ」Young Man
ジョン・ハート「道化師」Actor
ソフィー・ウォード「道化師」Actress

解説

世界有数の音楽家によるアリアを10人の監督たちがそれぞれ自分のテーマにそって選んで描いた10篇から成るオムニバス映画。製作はすべてドン・ボイド。 〈仮面舞踏会〉ヴェルディ作曲のメロドラマ・オペラ。監督は「マリリンとアインシュタイン」のニコラス・ローグ、撮影はハーヴェイ・ハリソン、編集はトニー・ローソンが担当。出演はテレサ・ラッセルほか。 〈運命の力〉ヴェルディの宗教的な作品をチャールズ・スターリッジが監督。撮影はゲイル・タタソール、編集はマシュー・ロングフェローが担当。出演はニコラ・スウェイン、ジャック・カイルほか。 〈アルミードとルノー〉フランスの十字軍の騎士ルノーとアルミードの運命を歌ったリュリーのアリアを「ゴダールの探偵」のジャン・リュック・ゴダールが監督。撮影はカロリーヌ・シャンペティエ、編集はゴダール。出演はマリオン・ピーターソン、ヴァレリー・アランほか。 〈リゴレット〉放埒な公爵に娘をもてあそばれた道化師リゴレットの復讐を描いたヴェルディのヒット・オペラをジュリアン・テンプルが監督。撮影はオリヴァー・ステイプルトン、編集はネール・アブラムソンが担当。出演はバック・ヘンリー、アニタ・モリスほか。 〈死の都〉亡き妻の幻に縛られている男をテーマにしたコルンゴルトのアリアをブルース・ベレスフォードが監督。撮影はダンテ・スピノッティ、編集はマリー・テレーズ・ボワシュ、美術はアンドリュー・マッカルパインが担当。出演はエリザベス・ハーレイほか。 〈アバリス〉ラモーのアリアを「フール・フォア・ラブ」のロバート・アルトマンが監督。撮影はピエール・ミニョー、編集はアルトマン、美術はスティーヴン・アルトマンが担当。出演はジュリー・ハガティ、ジュヌヴィエーヴ・パージュほか。 〈トゥーランドット〉中国の皇帝トゥーランドットをテーマにしたプッチーニのアリアを「狂えるメサイア」のケン・ラッセルが監督。撮影はガブリエル・ベリスタイン、編集はマイケル・ブラッドセルが担当。出演はリンジ・ドリュー、アンドレアス・ウィスニュースキーほか。 〈ルイーズ〉シャルパンティエのアリアを「カラヴァッジオ」のデレク・ジャーマンが監督。撮影はマイク・サウソン、編集はピーター・カートライト、アンガス・クックが担当。出演はティルダ・スウィントンほか。 〈道化師〉レオンカヴァルロのアリアをビル・ブライドンが監督。撮影はガブリエル・ベリスタイン、編集はマリー・テレーズ・ボワシュが担当。出演はジョン・ハートほか。

あらすじ

〈仮面舞踏会〉1931年、ウィーン。アルバニアのゾグ王(テレサ・ラッセル)はオペラ・ハウスに公式訪問中、美しい男爵夫人(ステファニー・レーン)と熱い視線を交わす。舞台を満たす華やかな仮面の人々。やがて、オペラを見終え、出口へ向かう王と従者たち。次の瞬間、待ち構えていた数人のアルバニア亡命者から発射される銃弾で、その場は血の海と化すのだった。しかし、倒れた人々の中に王の姿はなかった。 〈運命の力〉クレモナの聖堂の祭壇の上の聖母マリアと御子の絵画。絵画の中の御子は聖母に救いを求めるように聖母の視線を追う。3人の子供たち、ケイト(マリアンヌ・マクローリン)、マリア(ニコラ・スウェイン)、トラヴィス(ジャック・カイル)は学校をさぼり、ドライヴを始める。やがて3人の車はパトカーに追跡され、後には散乱し燃えた車の破片が……。 〈アルミードとルノー〉時代は現代。スポーツ・センターで身体を鍛えている若者たち。掃除に来た娘は一人の若者に魅せられる。彼は彼女の存在に気づかない。この時、彼女の中にアルミードと同じ怒りがわき、彼の背にナイフをかざすのだった。 〈リゴレット〉中年の映画プロデューサー(バック・ヘンリー)が、スウェーデン女優(ビヴァリー・ダンジェロ)をアメリカのマドンナ・インに連れていく。このホテルにはそれぞれの部屋にテーマがつけられている。たとえばネアンダルタール・ルームなら、岩穴が型どられた部屋というように……若い男を連れたプロデューサー夫人(アニタ・モリス)がなんと、そのホテルにやってきた……。 〈死の都〉ベルギーのフルージュに住む男(ピーター・バーチ)は亡き妻が忘れられない。この町自体、死の雰囲気を漂わせ、彼はその呪いに縛られている。ある日彼女にそっくりなダンサーに会い、家につれてくる。そして、かつて妻の演奏に合わせて歌ったリュートを贈る。 〈アバリス〉18世紀には、一般人が料金さえ払えば、動物園に動物を見にいくように精神病院を見学することができる。貴族の気まぐれの楽しみのために、患者たちがオペラに参加させられることもあったのだ……。 〈トリスタンとイゾルデ〉愛と死をテーマにしたリヒャルト・ワグナーのオペラをフランク・ロッダムが監督。撮影はフレデリック・エルムス、編集はリック・エルグッドが担当。出演はブリジット・フォンダ、ジェームス・マザーズほか。ラスヴェガス。まるで昼間のような明るいライトが照らされる一室で若い2人(ブリジット・フォンダ、ジェームズ・マザーズ)が愛を交わし、心を開く。 〈トゥーランドット〉自分を縛っている邪悪な惑星土星の輪から少しずつ逃れようとする若い女性。彼女は神官と3人の巫女たちによって体の様ざまな部分に夥しい宝石がつけられていく。 〈ルイーズ〉シャルパンティエのアリアを「カラヴァッジオ」のデレク・ジャーマンが監督。撮影はマイク・サウソン、編集はピーター・カートライト、アンガス・クックが担当。出演はティルダ・スウィントンほか。恐ろしく年をとったレディ(エイミー・ジョンソン)が舞台でカーテン・コールを受ける。今、彼女の脳裏には若かりし頃の自分(ティルダ・スウィントン)の愛の日々が甦ってくる……。 〈道化師〉道化師(ジョン・ハート)は、舞台に上り、自分の人生をふり返る。舞台で演じる役と実像が重なる彼……。

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