1945年夏の長崎を舞台に、原爆の被爆者救護にあたった看護学生の少女たちの姿を描いた人間ドラマ。空襲による休校を機に長崎に帰郷した看護学生のスミ、アツ子、ミサヲの3人は、原爆投下直後から負傷者の救護活動に取り組もうとするが、目の前にはあまりにも非情な現実が広がっていた。『閃光の影で:原爆被爆者援護赤十字看護婦の手記』(日本赤十字社長崎県支部・著)を原案にしている。監督は長崎県出身の被爆三世であり、「車軸」「桜色の風が吹く」などを手がけてきた松本准平。長崎県出身の福山雅治が主題歌のプロデュース・ディレクションを担当し、山王神社の被爆クスノキを題材にした楽曲『クスノキ』を、スミ役の菊池日菜子、アツ子役の小野花梨、ミサヲ役の川床明日香が歌う。