シカゴ7裁判

しかごせぶんさいばん|THE TRIAL OF THE CHICAGO 7|THE TRIAL OF THE CHICAGO 7

シカゴ7裁判

レビューの数

66

平均評点

79.5(318人)

観たひと

445

観たいひと

35

(C)1997-2016 Netflix, Inc.

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル 社会派 / ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 2020
公開年月日 2020/10/9
上映時間 130分
製作会社 Paramount Pictures=DreamWorks Pictures=Amblin Partners=CAA Media Finance=Cross Creek Pictures=Double Infinity Productions=MadRiver Pictures=Marc Platt Productions=Reliance Entertainment=Rocket Science=Alibaba Pictures
配給
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット デジタル
メディアタイプ ビデオ 他
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

場面 ▼ もっと見る▲ 閉じる

予告編 ▲ 閉じる▼ もっと見る

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1968年8月、ベトナム戦争のさなか、イリノイ州シカゴの民主党全国大会で反戦デモが行われたが、デモ隊と警察が衝突、暴動に発展してしまう。暴動を扇動した容疑で逮捕された7人(シカゴ・セブン)の裁判での闘いを描く実話の映画化。Netflixでの配信(2020年10月16日~)に先駆けて劇場公開。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2022/04/28

2022/07/28

75点

VOD/NETFLIX 
吹替


最後はぐっとくる。

エディ・レッドメインはやっぱり上手い。
ジョセフ・ゴードン・レビットもうまい。
マイケル・キートンが重要な役で登場する。
途中多彩な人間関係がよくわからなくなるところもあるが、最後はやっぱりぐっとくる。この高揚感のあるシーンがドラマチック。いかにもアメリカ映画。日本映画ではこうはいかない。

2022/03/07

2022/03/08

-点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/テレビ 
吹替


「愛すべき夫妻の秘密」アーロン・ソーキン監督作品のコメント

今日現在、登録不可なので同監督の「シカゴ7裁判」に記録します。

80点
2021年アカデミー賞ノミネート  選出は3月27日発表予定
 主演男優 ハビエル・バルデム
 主演女優 ニコール・キッドマン
 助演男優 J・K・シモンズ
アマゾン・スタジオ作品=Amazonプライム会員無料特典対象作品
吹替え有り
アメリカ公開 2021.12.10  プレミア上映があった。
日本配信公開 2021.12.21  DVDは出なさそう。

ルシル・ボールの実話裏話として、とても面白く出来ている。
見ている最中は、赤狩りの話なのか、ルシルの番組に対しての《仕切る》ストーリーの話なのか、過去のルシルの映画界での苦労話なのか、焦点がいまいち絞れてない気もしたが、見事に最後、大団円に持っていく。

ニコール・キッドマンは年齢不詳のメイク?
ハビエル・バルデムは、アル・パチーノに見えてしょうがなかったが、達者な演技。変な殺人鬼ではない。
J・K・シモンズは、やさしいオジサン。

「ルーシー・ショー」は基本30分ものだが、1965年土曜夜8時、1時間枠だったのを覚えている。
(小生、小学6年生)
「逃亡者」の第1シーズンと第2シーズンの、繋ぎだった。

2021/12/15

2021/12/15

90点

選択しない 


反ベトナム戦争の運動家7人と、ブラックパンサー代表達の政治裁判。
理不尽な裁判長は審理をまともに行わず、陪審員を隔離し、黒人に猿ぐつわをし、弁護人に法廷侮辱罪を26回食らわす。
4752人の若き戦死者を生み、国民の声を代表した若者達対合衆国。

アビーは頭も良く皮肉も強烈で彼がいなかったら負けていたかもしれない。
151日目の最後の公判でのヘイデンの戦死者全員の名前を読み上げるシーンは胸を打つ最高のシーンだった。

2021/10/19

2021/10/20

100点

VOD/NETFLIX/レンタル/テレビ 
吹替


1968年。

ネットフリックスとドリームワークスの協力作品。
パラマウント配給で劇場公開が予定されてたこともあり、シネマスコープ・サイズの作品。

1968年4月、中学3年生だった私には、胸の熱くなる作品だった。
若手のエディ・レッドメインらもいいが、1979年の「ドラキュラ」の2枚目ぶりが思い出深いフランク・ランジェラの裁判長が素晴らしい。

60年代・・・。
遥かベトナムから東京横田基地へ、そこから相模原米軍病院に運ばれた数知れない米軍傷病兵。
私が48年間暮らした、小田急線相模大野駅。
そこから歩いて5分、今は閉店してなくなったが伊勢丹相模原店が建つ前には、米軍の病院があったのだ。
私が寝起きした我が家から、歩いて5分のところで、重傷の米兵は、体を切り刻まれ、足や手をもぎ取られ、そして命を落として逝った。
(位置関係からいうと、病院は我が家と駅の中間点にあった。)

中学3年の教室は、一番病院寄りで、教室の窓からは、横田からのヘリコプターが着陸するのが容易に見れた。
凄まじい爆音と共に。
そして、それから7年後の1975年、ついこの間のアフガニスタンとそっくり同じに、サイゴンはアメリカの抵抗なしに陥落したのである。

映画では、民主党=善、共和党=悪 みたいにも受け取られかねない展開もあるが、ベトナム戦争はケネディ、ジョンソンの民主党時代に本格的な軍事介入が始まり、より泥沼に、はまっていったのだった。
小学生時にケネディの伝記本を読んだ私には、つらいが。
戦争を終結に導いたのはウォーター事件の悪名高きニクソンと、フォードという二人の共和党時代である。

本作は、「いちご白書」を思い出させるが、あちらの舞台はニューヨークのコロンビア大学。
時は、1968年4月。
キング牧師が暗殺されたのは、1968年4月4日。
ロバート・ケネディが暗殺されたのは、1968年6月5日。
 *暗殺犯とされているサーハン・ベシャラ・サーハンは終身刑だが、2021年8月27日、カリフォルニア当局に仮釈放を勧告された。
フランスでは、1968年5月革命、カンヌ映画祭中止。
チェコスロヴァキアのプラハに、ソ連軍率いるワルシャワ条約機構軍が侵攻したのは、1968年8月20日。
新宿騒乱事件は、1968年の国際反戦デーの10月21日。
東大安田講堂攻防戦は、1969年1月18日~19日。
あさま山荘事件は、1972年2月19日~28日。

2021/06/30

2021/06/30

81点

VOD/NETFLIX 


観る者を本気で苛立たせるということは、それだけ映画にのめり込ませてるということ。この裁判官は、心底本当に交通事故にでも遭ってしまえ、と思われせるほどに憎らしく、それだけでも十分な達成だ。

こういった骨太で良質な作品がNetflix限定というのは、いよいよ世界が分断していくのだろうな、という印象。

2020/12/24

2021/06/01

90点

VOD/NETFLIX/レンタル/テレビ 
字幕


1968年のシカゴで行われた民主党大会。その会場近くで抗議デモを首謀し扇動したとして、理不尽に起訴された7人の男たちの戦いを描いた法廷劇。

アーロン・ソーキンの脚本が本当に素晴らしい。過去の出来事ではあるが、現在にも通じているアメリカ社会の悪弊を象徴している。
裁判における証言の重要性、そして言葉を文脈から切り離すことの危険性を、改めて考える機会となった。

一瞬しか登場していないのに圧倒的な存在感を見せつける名優マイケル・キートン、恐るべし…。