未知との遭遇

みちとのそうぐう|Close Encounters of the Third Kind|Close Encounters of the Third Kind

未知との遭遇

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レビューの数

61

平均評点

74.1(548人)

観たひと

1044

観たいひと

65

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル SF
製作国 アメリカ
製作年 1977
公開年月日 1978/2/25
上映時間 135分
製作会社 フィリップス・プロ作品
配給 コロムビア映画
レイティング 一般映画
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビー

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

人類が初めて異星生命体と接触する姿を描くSF。製作はジュリア・フィリップスとマイケル・フィリップス、監督・脚本は「JAWS・ジョーズ」のスティーブン・スピルバーグ(ノヴェライゼーション/三笠書房刊)、撮影はビルモス・ジグモンド、視覚効果はダグラス・トランブル、音楽はジョン・ウィリアムス(2)、アメリカ・シーンの追加撮影はウィリアム・A・フレイカー、インド・シーンの撮影はダグラス・スローコンヴ、プロダクション・デザイナーはジョー・アルブス、編集はマイケル・カーン、製作補はクラーク・ペイロウ、視覚効果概念はスティーブン・スピルバーグ、追加場面撮影はジョン・A・アロンゾ、ラズロ・コバックス、フランク・スタンレー、テクニカル・アドヴァイザーはドクター・J・アラン・ハイネック博士、装飾はフィル・アルヴァムソン、美術はダン・ロミノ、音響効果指導はフランク・ワーナーが各々担当。出演はリチャード・ドレイファス、フランソワ・トリュフォ、テリー・ガー、メリンダ・ディロン、ケイリー・グッフィ、ボブ・バラバン、J・パトリック・マクナマラ、ウォーレン・ケマーリング、ロバーツ・ブラッサム、フィリップ・ドッズ、ショーン・ビショップ、エイドリアン・キャンプベル、ジョスティン・ドレイファス、ランス・ヘンリクセン、メリル・コナリー、ジョージ・ディセンゾなど。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

砂漠。砂塵の中に第二次世界大戦に使われたらしい戦闘機の姿がみえる。それは、真新しく、20数年前の消失当時と同じ姿だ。調査団一行のリーダー、ラコーム(フランソワーズ・トリュフォ)により、発見の様子は語られる--。又、インディアナポリスの交信コントロール・センターのスクリーンに未確認飛行物体の姿が写し出され、TWA機より、不思議な物体を見たという連絡が入る--。同じ頃、インディアナ州のある人里離れた一軒家に奇妙な事が起こる。バリー(ケイリー・グッフィ)という少年が、周囲の物が震動するので目をさまし、何物かに引かれるように家をとびだしていったのだ。母親ジリアン(メリンダ・ディロン)は、彼のあとを追う。そして、一方、同じ町に住む電気技師ロイ(リチャード・ドレイファス)は、この一帯の停電を調べるため車を走らせていた。そこへ恐ろしい光が……。ロイは、この光を追い、バリーやジリアンに出会う。そしてUFOらしき光が空を横切った--。やがて、ロイは怪光にに夢中となり、会社もクビとなり、妻ロニー(テリー・ガー)と子供達にまで逃げられる。またラコーム達は、UFOとのコミュニケーションの可能性を見い出す。ジリアンは失踪したバリーをさがし、一方ロイはこの異常なミステリーの原因を解こうとした。そして、ロイのイメージは『山』にひっかかり、その山の模型を作るようになる。ジリアンも自らのイメージの山の絵を描き、それは、ワイオミング州にあるデビルズ・タワーであることがはっきりした。そして今、その山は、毒ガス発生のため付近の住民に避難命令が下されていたのだ。そしてその山こそは、今までこの怪事件に出会った人々のイメージの中の山だった。そう、これこそがUFO、つまり異星人との接触が予定されていた地点なのだ。政府はこれを隠そうとしている。この出来事をひろめてはならない。だが、ロイとジリアンは追手をふりきり、ついに、このデビルズ・タワーに登る。そして、そこで見たものは。そして、ここで彼らが経験したものは、今まで人類が誰一人として経験したことのないことであった--大きなUFOの母船(マザー・シップ)が降りてくる。その輝くばかりの船体。そして、今まで行方不明であった人々がその中より降りてくる。あの戦闘機の乗員が、あのバリーが降りてくる。やがて、ぼんやりとした中から、手の長い異星人が降りてくる。そして異星人は、今しずかに人類に向かってほほえみかける--。人類史上初の異星人との触合--、この一瞬に人々はたちつくす。やがて、ロイも含めた地球人の代表団は、母船に乗りこむ。彼ら異星人の星へ行くために--。間もなく、ひかりかがやく母船は静かに上昇していく。そして今、人類は新たなる世紀の時へ歩もうとしているのだった--。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2018年7月下旬特別号

巻頭特集 キネマ旬報創刊100年特別企画 第1弾 1970年代外国映画ベスト・テン:ベスト19グラビア解説

1980年10月上旬号

グラビア:未知との遭遇 -特別編-

1980年8月下旬号

スティーヴン・スピルバーグ&「未知との遭遇」考:下

1980年7月下旬号

スティーヴン・スピルバーグ&「未知との遭遇」考:2

1980年6月下旬号

スティーヴン・スピルバーグ&「未知との遭遇」考:上

1978年4月上旬春の特別号

外国映画批評:未知との遭遇

1978年3月下旬号

外国映画紹介:未知との遭遇

1978年3月上旬号

特別カラー・グラビア:未知との遭遇

グラビア:未知との遭遇

特集 「未知との遭遇」:1 特別鼎談 世界を席捲した「未知との遭遇」とSF映画について語ろう 手塚治虫×豊田有恒×石上三登志

特集 「未知との遭遇」:2 アメリカで会ったスピルバーグとトリュフォ

特集 「未知との遭遇」:分析採録

1978年2月下旬決算特別号

キネ旬試写室:未知との遭遇

1977年11月上旬号

「未知との遭遇」緊急レポート:1 「未知との遭遇」はドラマチックなアドベンチャー・ストーリーだ スティーヴン・スピールバークへのインタビュー

1977年7月上旬夏の特別号

グラビア:「未知との遭遇」

2020/11/03

2020/11/03

86点

VOD/NETFLIX 
字幕


圧巻のマザー・シップ降臨

電気技師、ロイが唐突に家の中で山を作り始めたり、前半は訳が分からない。正直、退屈で眠気を催した。

やがてデビルズ・タワーの麓に人類との交信のために宇宙船が集まる。満を持してマザー・シップが姿を見せるクライマックスはその壮大なスケールに圧倒される。映像美は圧巻のひと言。音階での交信は今、観ても斬新。

『十戒』が挿入されることからも明らかだが、民間人が幻想に導かれてデビルズ・タワーに集う理由には宗教的背景が有るのだろう。

キャスティングのためか相対的にドラマパートが弱く感じる。せめてロイとジリアン役はもう少し華の有る俳優で見たかった。

完璧とは言い難いが公開年を考えるとやはり映画史に残る画期的な作品だと思う。

1995/12/08

2020/10/08

95点

購入/LD 
字幕


映画館で夢を観た。最高の夢だった。

本作品は宗教色が強い。
その点では無宗教者である自分としては鼻白むところである。
でも欧米映画は背景にキリスト教の教示があるのは仕方が無い。

この映画も通常ならシラケるところであるが、今まで観た映画のベストワンである。この映画を初めて観たときから今までずっとそれは変わらない。

なぜこんなに感動したのかと言えば、この映画を観たときになぜか平和という言葉が浮かんできたのである。
リチャード・ドレイファスが異星人と初めてコンタクトをはたしたとき、この地球上の人類のいろんな問題がスーッと消えていくような錯覚を起こした。

宗教映画であるから、異星人が宇宙船から降りてきたときはもちろん神の降臨を意味しているのであろう。

神の祝福を受けた人類の未来は明るいのだ、という風にも受け取った。「2001年宇宙の旅」を通俗的に描いたともいえる。

そうなると宗教がどうのこうのというよりも普遍的な人類のテーマを示していると思う。

そこに私は感動した。観終わってなんとも言えない幸福感を味わった。このハッピーな気持ちは残念ながら「E.T.」では味わえなかった。とは言え「E.T.」も傑作なんだけど。

たぶんこの映画は私にとって最高、最強の映画であることは死ぬまで変わらないと思う。

2020/09/08

2020/09/09

75点

VOD/NETFLIX/購入/テレビ 
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宗教色を感じさせる

ネタバレ

同じ年にルーカスが『スター・ウォーズ』を作り、スピルバーグがこの映画の後『E.T.』を作っている。若き二人はその後インディ・ジョーンズシリーズでタッグを組み、黄金時代を迎える。彼らの残したテクノロジーの歴史は、現代の技術の端緒となった。『スター・ウォーズ』のオープニングシーンに出てくるスター・デストロイヤーと、この映画の宇宙船の巨大さを映画館の大スクリーンで見せつけられると、初めて見たものは誰もが圧倒されたはずだ。もちろん自分もだ。

(略)
『E.T.』を見て、この映画を再見したのだが、スピルバーグ本人が意識していたかどうかは別として、この作品と『E.T.』にはいずれも宗教色を色濃く感じさせる。この映画がモーゼの『十戎』をベースにしていることは有名だが、『E.T.』もキリストの復活を意識させていると思う。
当時の映画産業もアメリカ自体も、ベトナム戦争の敗戦を受けてカウンターカルチャーが広がり、若者を中心に国家に対する疑心暗鬼のような空気があった。ルーカスもスピルバーグもそのような社会情勢に流されることなく、マニアとしての映画作りを貫く過程で、それぞれの宗教観が根底にあるような気がする。特にスピルバーグは敬虔なユダヤ人として常に映画のどこかにマイノリティを組み込んでいる。この映画では主人公のロイ。彼は最後に選ばれし者として宇宙人とともに去ってゆくのだが、地球にいる人々は彼の存在を狂気としてしまう。この虐げられた存在のロイのおなしな行動を延々と見せつけることで、最後に希望を示すという手法はスピルバーグの多くの作品で使われる。『E.T.』もそうだし『ジョーズ』の科学者マット(奇しくもリチャード・ドレイファスが演じている。)もある意味否定された存在だ。
ロイが”デビルスタワー”に向かう、という相関も悪魔と対峙することを暗示させていて、聖書を理解する者であればもっと含蓄のある内容になっているのではないか。
スピルバーグがユダヤ人として『シンドラーのリスト』を作ったことは必然であるとして、彼のダイナミックなSF映画の中にも彼の宗教観がどこかしら盛り込まれているように思うのだ。

2020/08/09

2020/08/09

-点

VOD/NETFLIX/レンタル/PC 
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信じられた時代?

今観ると、映像はいささか古く感じられるものの、CGのない時代にどうやつてたのたろう?というところもあり。デビルズタワーと呼ばれる特徴的な形の山がストーリーのキーの一つになっているのてすが、今ならストリートビューで見たんだろう?で片付けられるかなとか、インターネット普及以前の時代ならではの自由さを感じます。
未知なる驚くべきものが、自分の知らないところにしっかりと存在しているのではないか、と思えた時代。しかしウッドストックのように野放図に集まってだらだらはできなくなった時代。私は実体験として知りませんが、そんなことを思ったりしました。

2020/06/27

2020/06/27

70点

テレビ/有料放送/WOWOW 
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すごい

大昔に観はずだが全く覚えて無いので再度鑑賞。何がすごいかって40年以上も前に作られた作品にも限らず色あせることなく今の時代に観ても何ら違和感がないこと。
邦題が気に入らないことが多いけど、この映画は逆にこの邦題がハマってていいなあと思う。

2020/04/16

90点

その他 


若かりし日の衝撃作

ネタバレ

最初に観たのは劇場公開当時。「ジョーズ」よりこの作品を私は先に観た。もうね、衝撃的すぎでした。宇宙人との遭遇話をある意味丁寧にリアルに、幻想的に描かれたこの作品は、いまでも時々観たくなるくらいの神話性を持っています。冒頭のタイムスリップして現れた戦闘機や、管制塔での航空機パイロットとの会話も、もうなにもかもワクワクでした。リチャード・ドレイファスが遭遇する車内のシーンも素晴らしい。とにかくラストの衝撃に至るまで全く圧巻で、神秘的で、感動すらある。スピルバーグ特有のテンポはないかもsれないけど、確実に生涯にわたってベスト10に入る作品です。