マンハッタン無宿

まんはったんむしゅく|Coogan's Bluff|----

マンハッタン無宿

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レビューの数

49

平均評点

63.8(212人)

観たひと

301

観たいひと

8

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル アクション
製作国 アメリカ
製作年 1968
公開年月日 1969/2/15
上映時間 0分
製作会社 ユニヴァーサル映画
配給 ユニヴァーサル
レイティング
カラー カラー
アスペクト比
上映フォーマット
メディアタイプ
音声

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

ハーマン・ミラーのストーリーを、彼とディーン・リーズナー、ハワード・ロッドマンが脚色、「刑事マディガン」のドン・シーゲルが製作・監督したアクション。撮影はバッド・サッカリー、音楽はラロ・シフリンが担当。出演は「荒鷲の要塞」のクリント・イーストウッド、「ラスベガス強奪作戦」のリー・J・コッブ、スーザン・クラークほか。製作総指揮はリチャード・E・ライオンズ。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

アリゾナ州の保安官補クーガン(クリント・イーストウッド)は現代に生き残った原始人のような男。本能的に狩りが巧みで、彼の追跡にあっては、いかなる凶悪犯も、とても逃げきれるものではない。そのうえ、他人との協力をこばむ一匹狼だったので、上官のうけはよくない。ある日のこと、彼はニューヨークで逮捕された凶悪犯をアリゾナまで護送してくる仕事を、任されたのである。1人ニューヨークに乗り込んだが、なにせ田舎者なので勝手が分からない。ルールを無視して凶悪犯リンガーマンを引きとった。この頃知り合ったのが、ニューヨーク警察の女性犯罪者の保護係ジュリー(スーザン・クラーク)である。彼女はクーガンの野性的魅力に強くひかれるようになった。一方リンガーマンを連行して空港まできたクーガンは、待ち伏せしていた悪党一味の罠にかかり、リンガーマンを逃がしてしまった。苦しい立場に追い込まれたクーガン。彼は警察官を解雇され、一市民としてリンガーマンを追うことになった。ジュリーの協力を得て、リンガーマンの情婦リニーを追いつめ、ついにリンガーマンの居場所をつきつめた。オートバイで逃げるリンガーマン。さらにスピードを上げて追うクーガン。馬をオートバイに乗り替えたようなクーガンの追跡には、かなわない。彼は見事、市民として、凶悪犯を逮捕したのである。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

1969年3月上旬号

外国映画批評:マンハッタン無宿

1969年2月下旬号

新作グラビア:マンハッタン無宿

1969年2月上旬決算特別号

外国映画紹介:マンハッタン無宿

2025/06/25

2025/06/28

82点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


イーストウッドの若さと荒々しさ

 イーストウッドが若い。当時すでに38歳だが、実年齢より若く見える。その後のダーティ・ハリーのような荒々しい刑事クーガンを演じているが、捜査も荒々しく、若さを見せている。
 カウボーイハットにカウボーイブーツという西部劇から飛び出して来たようないでたちで、犯人を執拗に追う。捕まえたあとは、彼女のもとへ駆けつけ、風呂に入るのももどかしく野獣のごとく、彼女を求める。若さにあふれている。
 ところがせっかく捕まえた凶悪犯のリンガーマンは麻薬中毒の治療が優先され、ニューヨークの病院に入院させられてしまう。クーガンはリンガーマンをアリゾナに引き戻すため、単身ニューヨークに乗り込む。クーガンのいでたちは異彩を放ち、タクシー運転手から地元警察署の警部まで、彼を一目見るや、テキサス出身と決めつける。彼はそのつどアリゾナと訂正するのにうんざりする。
 リンガーマンを退院させるためには裁判所の許可等めんどうな手続が必要だが、そんなことに構ってはいられないクーガンは一計を案じ、リンガーマンを退院させてしまう。原題は「クーガンのはったり」の意で、まさにはったりが強い。
 しかし、リンガーマンをアリゾナに連れて帰ろうとする寸前にわなにはまり、リンガーマンに銃を奪われ、逃げられるという大失態を犯す。こうなると得意のはったりも効かない。警察署で知り合った保護司のジュリーに近づき、彼女が保護しているリンガーマンの情婦のリニーの情報を盗み、今度はリニーに近づく。なかなかのプレイボーイぶりを発揮するが、色男だからできることだ。
 1968年当時のニューヨークのダウンタウンの風俗が興味を引く。サイケデリックなゴーゴークラブ、トップレスのダンサー、麻薬にふける若者ら。ここでもクーガンは人目を引く。
 ドン・シーゲル監督とイーストウッド名コンビの異色作だ。

2025/06/25

2025/06/26

64点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


また観た

粗っぽいストーリーながら若いクリント・イーストウッドのパワーが炸裂。枯れたクリント・イーストウッドも味があっていいが、このころの無茶な演技もなつかしい。

2025/06/25

2025/06/25

60点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


アリゾナの保安官補が容疑者を引き取るためにニューヨークに。今ではいろいろな意味で作れない荒っぽい男の話?イーストウッドにとってマカロニ・ウエスタンから「ダーティー・ハリー」までのつなぎの映画。ドン・シーゲルの演出は明解。

2024/09/20

2024/12/20

60点

選択しない 


イーストウッドがパンチするときの怒り顔

 イーストウッドが相手を殴るときには、たいていこぶしを振り上げた顔がアップになる。その表情はいつも同じ。目を吊り上げ、怒りを含んだ顔でガツンとやる。これって、見るたびに気持ちよくなる。

 警察内部では上司の言うことは聞かない一匹オオカミのような振る舞いでひんしゅくを買い、街なかでは気ままでさかりのついた牡馬のように気の向くままに女の尻を追いかけ回す。こんなキャラの警官を演じながら堂々としていて威厳すら感じてしまう。数年後に公開されるダーティハリーの片鱗を伺わせる。クリント・イーストウッドにはアウトサイダーの役柄がよく似合う。

2024/10/31

2024/11/20

65点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


カウボーイハットを見ればテキサス。条件反射。

ネタバレ

イーストウッドが尊敬する監督として、セルジオ・レオーネとドン・シーゲルを上げることはよく知られている。
彼がイタリアでのレオーネ監督との三部作を完成させ、アメリカ映画に戻って製作したのが「奴らを高く
吊るせ!」という西部劇。続いて現代劇が企画され、ドン・シーゲル監督を知ることとなった。それが本作。

無駄なくサクサク進むのがシーゲル流。まずはアリゾナの保安官補クーガン(クリント・イーストウッド)の
はみ出しぶりが描かれる。捕らえた容疑者をとある家の外の柱に手錠をかけ、自分は中のレディとよろしく
過ごす。凄腕だが女癖も悪いキャラクター像、しかも西部劇から抜け出たようなカウボーイハットとブーツが
ご自慢。そんな彼を、ボスはニューヨークへ派遣させる。凶悪犯のリンガーマンの身柄を移送させる任務。
もちろん服装はそのまま、NYの分署に到着。責任者のマッケルロイ警部補(リー・J・コッブ)に身柄を求める
が、精神病棟に入っていて、いつ移送されるかは判らないという。暗礁に乗り上げたが、分署のジュリー
(スーザン・クラーク)にさっそく手を出す。場所が変わろうが、女癖は変わらない。
クーガンは、勝ってに動き回って病院からリンガーマンを確保する。ところがリンガーマンの愛人を中心とした
悪党連中に襲われ、この凶悪犯を取り替えされてしまう。頭部を怪我して自分が病院入り。
アリゾナからは帰還命令が出てしまう。お粗末任務でクーガンは汚名返上の捜査をする。クーガンはNYでの
捜査権はなく、マッケルロイも迷惑顔。ジュリーの捜査資料を盗み見して、愛人宅に乗り込む。手荒に責めて
リンガーマンの居所を吐かせる。
見どころはリンガーマンとクーガンのバイクでのチェイス。クルマを使わないのがミソ。疑似馬で犯人と刑事
が追いかけっこをする。カウボーイハットとブーツとオートバイがマンハッタン捕り物となる。

後の「ダーティ・ハリー」に結実するイーストウッドとシーゲルの小気味良いアクション映画となる。田舎の
刑事がニューヨークで活躍するというスタイルは、本作の脚本を担当したハーマン・ミラーが、テレビドラマ
「警部マクロード」シリーズの脚本を書くことで受け継がれていく(Wiki)。

2024/10/03

2024/10/10

80点

テレビ/無料放送/NHK BSプレミアム 
字幕


スターの住みわけ

◎ 3度目の鑑賞。2大スター共演。30代のブラピがアクション担当で、60代のレッドフォードはもっぱらデスクワーク。2人の住みわけがしっかりしている。
◎ ベトナムの戦場で出会った2人が、壁で二分されたベルリン、レバノンと渡り歩き、最後の舞台は中国。どこでもやりたい放題している。現在の世界情勢を考えると、素直に楽しめないところも多い。