愛、アムール

あいあむーる|AMOUR|LOVE

愛、アムール

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レビューの数

143

平均評点

75.9(661人)

観たひと

994

観たいひと

171

(C) 2012 Les Films du Losange - X Filme Creative Pool - Wega Film - France 3 Cinema - Ard Degeto - Bayerisher Rundfunk - Westdeutscher Rundfunk

基本情報▼ もっと見る▲ 閉じる

ジャンル ドラマ
製作国 フランス= ドイツ=オーストリア
製作年 2012
公開年月日 2013/3/9
上映時間 127分
製作会社 Wega Film= Les Films du Losange= X-Filme Creative Pool
配給 ロングライド
レイティング 一般映画
カラー カラー/ビスタ
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
上映フォーマット 不明
メディアタイプ 不明
音声 ドルビーSRD

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

「白いリボン」に続き、2作連続でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したミヒャエル・ハネケ監督作。病によって体が不自由になった妻を、夫が献身的に支える夫婦の静かな老境、その愛の行く末を描く。出演は「Z」のジャン=ルイ・トランティニャン、「二十四時間の情事」のエマニュエル・リヴァ、「ピアニスト」のイザベル・ユペール。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

パリ都心部の風格あるアパルトマンに暮らすジョルジュ(ジャン=ルイ・トランティニャン)とアンヌ(エマニュエル・リヴァ)は、ともに音楽家の老夫婦。その日、ふたりはアンヌの愛弟子のピアニスト、アレクサンドル(アレクサンドル・タロー)の演奏会へ赴き、満ちたりた一夜を過ごす。翌日、いつものように朝食を摂っている最中、アンヌに小さな異変が起こる。突然、人形のように動きを止めた彼女の症状は、病による発作であることが判明、手術も失敗に終わり、アンヌは不自由な暮らしを余儀なくされる。医者嫌いの彼女の切なる願いを聞き入れ、ジョルジュは車椅子生活となった妻とともに暮らすことを決意。穏やかな時間が過ぎる中、誇りを失わず、アンヌはこれまで通りの暮らし方を毅然と貫き、ジョルジュもそれを支えていく。離れて暮らす一人娘のエヴァ(イザベル・ユペール)も、階下に住む管理人夫妻もそんな彼らの在り方を尊重し、敬意をもって見守っていた。だが思い通りにならない体に苦悩し、ときに「もう終わりにしたい」と漏らすアンヌ。そんなある日、ジョルジュにアルバムを持ってこさせたアンヌは、過ぎた日々を愛おしむようにページをめくり、一葉一葉の写真に見入るのだった。アンヌの病状は確実に悪化し、心身は徐々に常の状態から遠ざかっていく。母の変化に動揺を深めるエヴァであったが、ジョルジュは献身的に世話を続ける。しかし、看護師に加えて雇ったヘルパーに心ない仕打ちを受けた二人は、次第に家族からも世の中からも孤立していき、やがてジョルジュとアンヌは二人きりになってしまう。終末の翳りが忍び寄る部屋で、ジョルジュはうつろな意識のアンヌに向かって、懐かしい日々の思い出を語り出すのだった……。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

2013年4月上旬号

REVIEW 日本映画&外国映画 公開作20作品、60本の批評:「愛、アムール」

2013年3月下旬号

UPCOMING 新作紹介:「愛、アムール」

UPCOMING 新作紹介:「愛、アムール」

「愛、アムール」:作品評

「愛、アムール」:インタビュー ジャン=ルイ・トランティニャン×エマニュエル・リヴァ

2013年2月上旬号

読む、映画:「愛、アムール」

2021/11/17

2021/11/25

80点

レンタル 
字幕


エンドロールの後の人生。

ネタバレ

「白いリボン」を観て、端倪すべからざる映像作家と認識し、改めて、ハネケ映画を年代順に追っていた
ので、本作が残ってしまった。ハネケ作品でも最高の評価を受け、神棚に鎮座している。

テーマは老老介護で、天下の美男美女だったジャン=ルイ・トランティニャンとエマニュエル・リヴァを
キャスティングした。この意地悪さがハネケ流の冷徹さを生む。二人は自身にも切実な老いと病、そして
孤独をリアルに演じた。どんなプロフェッショナルにもリタイヤがあるのだが、二人は現役の役者魂を
見せた。直前の行動を忘れてしまうボケの演技は絶品だ。

ジョルジュとアンナは音楽家で、若いピアニストがコンサートに来てくれた礼に、二人の家に挨拶に来る。
二人が一流の音楽家としてキャリアを終えたと判る。しかし現実は幸福なエンドロールの後に、悲劇が
待ち受けていたことになる。
老い、衰え、認知症のリアリズムは、ハネケの映画作法と重なる。ハネケは冷徹な外科医のように二人
の老いの生活を腑分けする。容赦のなさは、監督スタートから不変の品質保証。
ジョルジュは少年時代の思い出話をしながら、突然、枕をアンナの顔に押しつける。痙攣するするアンナ
から力が抜ける。平和なセリフと凶暴なアクション、映画として究極のショックシーン。

ハネケのメタファーの仕掛けが、家に迷い込んだ鳩のシーンだろう。二回繰り返され、長回しのシーン
となる。最初の鳩は窓から逃がす。二度目の鳩は毛布にくるんで大事なもののようにジョルジュは抱き
しめる。かろうじて俗世間との回路があった頃から、老いと病に取り憑かれ、外部との回路を切り始めた
兆候となる。ジョルジュの老いは、空を失った鳩に象徴される。

映画という表現スタイルがある限り、出血しても外科医のメスを志向する映画作家は続くはず。ミヒャエル
・ハネケやラース・フォン・トリアーを避けて、映画を語るわけにはいかない。
確かに体調の悪いときに観ると、毒気に当たって苦い思いをする。本当に凄い映画を作る人だ。

2021/06/29

-点

選択しない 


素晴らしい

何が?

人生よ

かくも長い

長き人生

2020/04/11

2020/04/11

70点

テレビ/有料放送/シネフィルWOWOW 


公開時に観に行った記憶がなくなってたけど、実質は2回目の鑑賞。
結局のところ、介護疲れという感じ?
空気感はいいんだけど、僕としてはアリスのままでが好きかな

2020/02/15

2020/02/16

70点

VOD/GyaO! 


死が分かつまで

見ているのがヒリヒリと辛くなってきた。妻に対して誠実で愛情深い夫であることはよくわかる。でも、我が国において老老介護はすぐそこにある現実であり、それをどう克服して行くかが問題なのだ。本作はドキュメンタリーのように細かいエピソードを積み重ね、徐々に壊れていくような妻を看護しながら絶望と無力感の主人公を描くが、何も救いを提示し得ていない点に本作の限界を感じた。
夫役のJLトランテニアンの老けぶりにびっくりした。

2020/02/15

2020/02/15

80点

VOD/GyaO!/レンタル/PC 
字幕


老老介護を真正面から

脳の病気で介護が必要となる妻を、エマニュエル・リバァが演じています。「二十四時間の情事」でパリから広島へやってきた女優の役をやった人です。入院を拒否され、在宅で世話をする夫をジャン・ルイ・トランティニャンが演じました。シャバダバダシャバダバダの音楽で有名な「男と女」の男優さんです。両者に馴染みがあったのは、良かったです。それぞれ年を取り、現在地として、ミヒャエル・ハネケの冷徹なカメラの前に立っていました。エマニュエル・リバァの場合、入浴を助けてもらうシーンでは、乳房まで見せています。

 私の場合、父を半年、母を三か月、義理の父を二週間と、世話をし、それぞれの最期を看取りました。現在は、義理の母、94才を介護中です。実の子供である妻が在宅ケアで悲鳴を上げ、施設と家で面倒をみています。介護は余程のケースでない限り、施設を介した方がよい、と思っています。夫婦の場合も、そうです。ただ現実がそこまでいっていないので、そうなった時に踏み切れるかどうかはわかりませんが、お互いのため、ある一定の距離は必要かと感じる訳です。

 映画では、娘が出てきますが、最後まで部外者でした。役立たないこの存在にリアリティーがありました。介護では、血縁ではなく、実際に身近にいる人しか当てにはできないのです。
 病気になった以上、いつもと違う日常が待っていることを覚悟する必要があるのですが、現実的には想定外の忍耐は、やはり持てません。ジャン・ルイ・トランティニャンの行動に私は納得せざるを得ませんでした。

 人類がこれから先、いろんな介護を経験して、悲劇的結末を回避するような知恵や工夫を編み出してもらいたい、と思いました。

2020/02/12

2020/02/12

-点

VOD/GyaO! 
字幕


うううう何でも自分でできるうちに死にたい、なんで老いてからそんな決定的なことで葛藤しなければならない??