グラン・トリノ

ぐらんとりの|Gran Torino|GRAN TORINO

グラン・トリノ

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レビューの数

176

平均評点

83.2(1531人)

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2486

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ジャンル ドラマ / 社会派
製作国 アメリカ
製作年 2008
公開年月日 2009/4/25
上映時間 117分
製作会社 Village Roadshow Pictures=Malpaso Productions=Media Magik Entertainment
配給 ワーナー・ブラザース映画
レイティング 不明
カラー カラー/シネスコ
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
上映フォーマット 35mm
メディアタイプ フィルム
音声 ドルビーSRD/DTS/SDDS

スタッフ ▼ もっと見る▲ 閉じる

キャスト ▼ もっと見る▲ 閉じる

解説 ▼ もっと見る▲ 閉じる

誰にも心を開けず、死を待つだけの生活を過ごす孤独な老人と少年とが心を通わせていくヒューマン・ストーリー。「許されざる者」「ミリオンダラー・ベイビー」でアカデミー賞の作品賞と監督賞に輝いたクリント・イーストウッドが、激しくも静かに暴力の否定を訴える。製作・監督・主演をイーストウッドが務め、自身の主演作は「ミリオンダラー・ベイビー」以来となる。脚本は、本作が映画デビュー作となるニック・シェンク。他のキャストでは、「大いなる陰謀」のクリストファー・カーレイ以外は、ほぼ無名な新人たちで固めた。テーマ曲も、イーストウッド自身が手掛けている。

あらすじ ▼ もっと見る▲ 閉じる

妻を亡くしたウォルト・コワルスキー(クリント・イーストウッド)は、二人の息子や孫とも疎遠になった頑固で偏屈な老人だった。朝鮮戦争の帰還兵である彼は、戦場で人を殺した重い記憶から逃れられず、愛犬のデイジー以外には心を開けなくなっていた。妻と交流の深かった神父ヤノビッチ(クリストファー・カーレイ)からの懺悔の誘いも、ひたすら拒み続ける。かつてフォード社の自動車工だった彼の宝物は、ガレージで眠る72年型の愛車グラン・トリノだった。 ひとり暮らしを続ける彼の自宅の隣に引っ越してきたのは、東洋からやって来たモン族の一家だった。その息子タオ(ビー・バン)は従兄たちの不良グループからけしかけられて、グラン・トリノを盗もうとするが、それをきっかけにウォルトと出会う。タオの姉で人懐っこいスー(アーニー・ハー)とも知り合って、孤独だったウォルトの生活にも潤いが生まれた。父親のいない気弱なタオに対して、ウォルトは男としての誇りを教えていく。祖父と孫ほど年齢の違う二人は、次第に心を通わせあっていった。 しかし、不良グループたちは執拗なまでにタオを狙った。タオが傷つけられたことを知ったウォルトは、不良グループのメンバーのひとりを暴力で威嚇する。その報復として、タオの家は銃弾を浴びせかけられ、スーは暴行を受ける。 ウォルトの怒りは爆発した。一緒に戦いに行こうと叫ぶタオを部屋に閉じ込めたウォルトは、単身で不良グループの家へと向かう。彼らを怒らせたウォルトは、銃弾によって蜂の巣にされる。そして不良グループは警察から逮捕された。ウォルトの葬儀がヤノビッチ神父によって行われ、その遺言で愛車グラン・トリノはタオに与えられた。まるで新車のように輝くグラン・トリノには、ウォルトの半生が刻み込まれていた。デイジーを助手席に乗せてタオがハンドルを握ったグラン・トリノは、今日も街を駆け抜けていく。

キネマ旬報の記事 ▼ もっと見る▲ 閉じる

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巻頭特集 キネマ旬報創刊100年特別企画 第7弾 2000年代外国映画ベスト・テン:ベスト16

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2009年5月下旬号

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2009年5月上旬号

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2009年3月下旬号

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2020/06/21

2020/06/27

80点

選択しない 


良い

が、どうしても救われない気持ちが残る

2009年

2020/06/13

96点

その他/映画館 DVD購入 
字幕-吹替


知ることが優しさを生む第一歩 驚異的なスター映画

自分自身の人生と少しずつ役柄を変化させてきた過去のキャラクターの足跡を反映させた人物設定が感慨深くストーリーの説得力を上げています

ダーティハリー3に登場した72年型フォード グラン・トリノ
イーストウッド自分自身が朝鮮戦争に従軍した事実
奥さんに先に旅立たれている主人公
「俺は嫌われ者だが、女房は世界で最高だった」
ベトナム戦争の時アメリカに与したアジア系のモン族

生きる知恵を若者に授ける事により孤独な主人公が人生の最後に見つけた幸福なひととき
彼が下した決断は

家の修繕の場面、ガレージの豊富な工具類などは男心をくすぐるアイテムが巧い活かし方です

この作品はフィルモグラフィの中で頭ひとつ抜け出していますね
愛さずにはいられない一本です

2020/06/08

2020/06/09

92点

VOD/NETFLIX/購入/テレビ 
字幕


おじいと車とモン族

ネタバレ

奥さんに先立たれた元軍人ウォルト
隣に引っ越してきたアジア系移民タオを疎ましく思っていた
悪従兄にグラントリノを盗むようそそのかされる
少しずつ仲良くなっていくが、ある日スーが暴行をうけるも
丸腰で従兄の家にむかい射殺されてしまう

孤独で他人からの意見には耳を傾けず、頑固モンのクリントイーストウッド
タオの姉でしっかりモンのスーのボーイフレンド、スコットイーストウッド

2020/05/07

2020/05/08

80点

VOD/U-NEXT 
字幕


「俺は迷っていた、人生の締めくくり方を。少年は知らなかった、人生の始め方を。」

初見。
前情報ゼロ、タイトルの意味もわからず鑑賞。

偏屈じじいと東洋人少年とのハートウォーミングストーリーと思ってたら面食らった。
ゴタゴタが起きるとは思っていたが想像以上のバイオレンス。
正直想像もしてなかった終わり方を迎えた。

いい話として扱って良いものか?
東洋人ギャングは確かに酷い。
しかしウォルトもギャングの一人をボッコボコにした。
だれがどうみてもリベンジされる。
そんなことはわかるだろう。

しかしタオとスーを標的にしてウォルトにリベンジに来なかったのは?である。

ウォルトの長男の心境の変化も気になるところ。
電話のシーンで何かを察し、葬式のシーンでタオ&スーに向ける視線。
遺産相続のシーンでもグラン・トリノの相続に異を唱えることもなし。
ウォルトの最後の友人タオを認め、感謝していたようにも見えたがどうだろう。

戦争、銃社会、人種、家族、近所付き合い等いろんなものを詰め込みまくっている。
しかしそれが物語の流れをカモフラージュするためのものと考えると実にうまい。
終盤まで本当にオチが読めなかった。

個人的には感動というより「うまい」映画。

2020/02/23

83点

レンタル 
字幕


クリント・イーストウッドの集大成

クリント・イーストウッド監督が、自ら主演して世の中に怒れるガンコ老人を演じた感動の人間ドラマ。急速に様変わりしていく世間を嘆き、孤独に生きる人種差別主義者の偏屈老人が、ひょんなことから隣人のアジア系移民家族と思いがけず交流を深めていくさまをユーモアを織り交ぜつつ綴る。長年勤め上げたフォードの工場を引退し、妻にも先立たれた孤独な老人ウォルト・コワルスキー。ある日、彼が大切にする庭で、隣に住むモン族の気弱な少年タオが不良少年グループに絡まれていた。彼らを追い払おうとして、結果的にタオを助けることになったコワルスキーは、これを機にタオの家族から何かとお節介を焼かれるハメになるが…。 「怒らせたのが間違いな奴もいる。俺だ」 イーストウッドが演じる口を開けば、悪態や憎まれ口ばかりだが、朝鮮戦争でしたことに罪悪感を持っている頑固者がハマっているし、ひょんなことから隣人のモン族一家と関わるようになり、バーベキューに招待されたりモン族一家の長男タオのトラブルを解決する手伝いをするようになる主人公の変化をユーモラスに丁寧に描いていて、「許されざる者」と並ぶイーストウッドの晩年の代表作になっています。イーストウッドがタオに男同士の話し方など様々なことを教えたり仕事を世話したり1人前の男にしていく過程がロバート・B・パーカーの「初秋」を思わせるものがあって、心に染みる傑作です。

2020/01/13

2020/01/13

96点

VOD/Amazonプライム・ビデオ/レンタル/タブレット 
吹替


生と死

ネタバレ

映画公開2009年に劇場で見て、ずっと素晴らしい映画だと思い続けていたが、10年を経て、iPadで2日間に分けてじっくり鑑賞。
ラストシーンを思い出そうとしても思い出せず、衝撃のラストを迎えた。感動のあまり涙が出た。
現代の法を守ったところ、これが現代の正義なのだろうか。ウォルトは前半だけを見ると自身のやることが正義と信じて、モン族などからも、そして私も彼の生き方が格好良い、英雄視した。しかし、タオ家がやられて、ウォルトは「俺はいったい何をやっていたのか」と自問自答し、自身の死が迫る人生の決着を考える。ウォルトは作戦と言っていたが、本当の戦い方だ。
テーマは単に『生と死』というより、『人生の戦い方』が描かれていたのだ。単に復讐しても、『死』だけが残り、『生』は始まらない。ウォルトはこれから始まる『人生の戦い方』を教えてくれたのだ。
また、見よう。